"Hof"

ドイツ語でHofとはもともと中庭あるいは広場をさす言葉。ただ、今では意味が転じて、中庭があるほど大きな建物という意味にもなります。日本語でいうなら、"館"といったところでしょうか。
表通りに面した小さなアーチの入り口をくぐると、そこには表通りとは異なる表情があります。
表通りからは想像もつかなかった広い中庭、表通りを歩いていては見えなかった木々や塔。
「個人」の意識が発達しているといわれるヨーロッパですが、日本の街以上にパブリックスペースの意識が充実しているのもまた事実のような気がします。みんながあっての自分、ということでしょうか。