さくら prev. index next

桜を見に出かけても、花のことなんか覚えてなくて
交わした笑顔、お昼の味、ちょっと覗いたお店のこと
そんな日の想い出は、他のことばかり
平安の都人が詠うのも、花によせた恋の想い
桜の記憶よりも、桜を一緒に見たこと、がタイセツ
桜の花も、このときばかりは名脇役