しあわせ さくら

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人は忘れていく生き物だけれど、初めての記憶って、いつ頃のものだろう? 人間って、気がつけば生きている。子供の頃の記憶も、いつの間にか始まっている。 子供の頃に連れて行ったところ、見せたもの、あげたもの。ことごとく忘れ去られていく運命。 けれど、そのときに感動した気持ち、嬉しかった気持ちは、記憶には残らなくとも、目に見える成果はなくとも、必ずその子の心に何かをくれるはず。