しあわせ さくら prev. index next
大学生の頃は、桜と紅葉の季節になれば、京都に入り浸っていた。あちこちの桜を写真に撮ってまわり、毎年回数を重ねるにつれて、それなりに写真もうまくなっていったような気がした。その頃の経験は、今になっても、どこの桜を観に行こうか考えるときに役に立っている。あの頃の自由気ままで贅沢な時間はとびきりのしあわせだった。
仕事を始めて思うのは、数よりも、場所のブランドよりも、それをどう楽しめるかが大切だということ。そして、何より、桜を楽しめる時間が、今年も与えられたこと。