宵山の雨が嘘だったかのように そして京都に夏の到来を告げるかのごとく 晴れ渡った山鉾巡行の日 その目玉はなんといっても3回の辻回し 芸術品ともいえる鉾が 多くの曳き手や囃子手によって命を与えられる その舞台はうつりゆく街 「景観」をめぐって京都に物議をかもした京都ホテル 「景観」の意識なんてものも時代とともに移りゆく 時を越えて、そして意識をも越えて 今の街に共存するもの 全てを包み込み生きる、都市のダイナミクス