not so alone 

  
岸壁の地面に突き出た真っ直ぐひと筋の錆びたレール。
持ち上げようとする母親の手を払いのけても
レールの上を歩こうとする子ども。
危うくこけそうになって、持ち直した彼女の背中には
母親の手が添えられていた。
人間、いつだってひとりじゃない。