problem-solving powers (Kepner Tregoe Kikkawa's commentary)


問題分析[PA]の手順

▼トラブルとは −理想と現実の差異と捕らえます

@差異の明確化(差異ステートメント)

 何のために何の原因を追及したいかを明らかにする。
 基準に対してどんな結果現象としての差異があるのか明示する。(SHOULDに対するACTUALの差)
 (〜になっているべきなのに〜になっている)

A情報の細分化

 何が、いつ、どこで、どのくらい起きているか。(3W1E)
 それが起きていることと起きていないことの確認。(IS / IS NOT)
  (※起きていないこと=起こりそうで起こってない事や所など)

B区別点

 IS NOT(そうでない事)と比較しIS(その事)にのみ固有な点を見つける。

C変化

 区別点、またはそれに関連した変化(事象、日時)を捕らえる。

D原因想定

 区別点と変化に注目し、知識と経験を使って想定する。

Eテスト

 個々の想定原因に対して(3W1E,IS/IS NOTが説明できるか)評価し、最も可能性の高い原因に絞り込む。
 (裏付けをしていく順番決め)

F裏付け

 最も可能性の高い原因(MPC:Most Probable Cause)が真の原因か確認する実証行動。
 (あいまいだったり欠けている情報を事実ベースで取り直し因果関係を再確認)


補足:「今もだめだけど昔からだめだった」と言うケース
       ▽変化点は無いので区別点のみで想定、評価
      

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