前回同様学科の友人とドライブのついでである。今回は友人は特に郵便局に用事があった訳ではなく、完全に私の局めぐりに付き合わせたことになる。まず法界院駅前から美作県道を北上し、片上鉄道のディーゼルカーが置かれている菊花峠を越えて吉井町へ入る。右手には湯免温泉が見えた。かなり古びた温泉で、開いているのかさえあやしい雰囲気の温泉であった。程なく左手に佐伯北簡易郵便局を発見、止まってもらう。綺麗な独立局舎で、局前には足の黒い郵便ポストがあった。次は周匝郵便局に寄ってもらう。現在この局は国道沿いに新局舎が完成しているが、当時は国道から少し入った所にあった。ちょうど片上鉄道周匝(すさい)駅跡の近くであった。ここから吉井川右岸沿いに車を走らせる。対岸にあった飯岡簡易郵便局や柵原吉ヶ原郵便局は飛ばし、柵原町の中心街にある柵原郵便局に寄る。ここも県道から入った裏道沿いにあり、運転してくれている友人にやや申し訳ない。無事訪問を済ませ、吉井川を遡る。この途中に小瀬簡易郵便局があったようだが、電話帳には載っておらず、みごとにすっ飛ばしてしまう。やがて県道の左手に柵原大戸郵便局を発見。ちょうど四差路の角に建っておりすぐに見つかった。訪問を済ませ、そろそろ帰るかということになり、久米南町に出て国道53号線で岡山へと向かった。この途中に国道沿いに弓削郵便局があり、本日最後の訪問をした。
この日は鉄研の先輩である電柱発見氏(ご本人の希望によりこのハンドルネームとなっております)の車で郵便局めぐりに出かける。電柱氏も最近郵貯にはまったらしく、今日は気兼ねなく郵便局に行くことができる。まず国道53号線を北上し、
岡山吉宗郵便局から始める。かなり入り組んだ所にあり結構苦労した。ここは以前に訪問した
岡山馬屋上郵便局が廃局になり、その代わりに設置された局である。この辺りは局の異動が激しく、このすぐそばには昔は
野上郵便局というのがあったが、この局は移転改称して今は
津高郵便局となっている。ちょうど
岡山馬屋上郵便局と
野上郵便局がそれぞれ岡山市街寄りに移動して
岡山吉宗郵便局と
津高郵便局になった格好である。ちなみに
野上郵便局の局舎跡は国道53号線の旧道(バイパスじゃない方)沿いのコンビニの隣にまだ残っている。局巡りの方は、国道53号線を北上して御津町に入り、
御津野々口郵便局へ到着。前に何故かすっ飛ばした局である。津山線野々口駅の本当に真ん前にあり、駅から徒歩10秒である。訪問を済ませ再び国道53号線を北上。途中の
御津郵便局は私は以前訪問済みだが、電柱氏は未訪だったので、寄ったような気もする(覚えていない)。更に北上して旭川が作る渓谷を抜け、建部町へと入る。大きな橋で旭川を渡り、大きなドライブインの手前左手に、すこし奥まって建っていた
竹枝簡易郵便局を発見する。公民館と併設の簡易局であった。無事訪問を済ませ、国道53号を走る。国道から少し入る
建部郵便局は飛ばし、
福渡郵便局を攻める。福渡の市街地の中だったが、国道沿いだったので容易に発見できた。建部町は町名を冠する
建部郵便局はただの無集配特定で、この
福渡郵便局が集配業務を行っている。確かに町役場や金融機関も福渡に立地している。立派な局舎を後にして、ここからは湯原温泉へと向かう県道へと車を走らせる。

打穴簡易郵便局
局舎を見ると特定局からの
格下げらしい。
8月15日、10月9日休み

打穴中簡易郵便局
8月14、15日はお休み
国道53号線や津山線は福渡からは旭川から離れるが、この県道は旭川沿いに走っている。国道から分岐してしばらくは道が整備されていたが、途中から急にやる気がなくなったようで、1.5車線の道が続く。しばらく走ると県道の分岐点の三差路に
鶴田(たづた)郵便局を発見する。結構年季の入った局舎で、キャッシュコーナーが設置されていない局であった。ここで局の方に
「普通の郵便局と簡易局の違いはなんなんでしょうね」などと聞いた覚えがある。当時まだ郵便局に関する知識に乏しかった私は、特定局と簡易局の差はキャッシュコーナーの有無だ、と思っていたのである。ところが、この
鶴田郵便局にはキャッシュコーナーが無く、この理論は根底から覆されたのであった。ここでもそれらの違いに関する明快な答えは得られず、謎を深めたまま局を後にする。現在、この局は新局舎が完成して、めでたくキャッシュコーナーが設置されたようである。
ここからは旭川沿いの県道から離れ、中央町方面へ向かう県道に入る。細い道を走って中央町へと入り、小さな川沿いの左手に
打穴(うたの)簡易郵便局を発見する。実はこの時点で既に16時を回っていたのだが、行くだけ行ってみようとか言って駄目もとで訪問した。局自体はまだ開いていたので貯金をお願いすると、貯金を受け付けて下さった。これで調子に乗ったか更に県道を北上して、道の右手にあった
打穴中簡易郵便局を訪問する。既に時間は17時前で、どう考えても無理な時間なのだが、局は何故か開いており、局内には局員さんとお客らしき人がいた。そして貯金をお願いすると快く引き受けて下さった。ううむ、今考えても凄い・・・。なんかお客と酒盛りをしていたような気もするのだが恐らく気のせいである。局自体はかなり古びたいい感じの局舎であった。さすがに次は駄目だろうということで、国道53号線へ出て、岡山へと向かった。