この日は近くの中央本線をお召し列車が走るという情報が入ったので、昼から会社を休んで撮影に出かける。目的の列車は立川発16:30なので、それまでは郵便局を回ることにした。会社を12時ジャストに抜け出し、自転車で出発。まず南武線の分倍河原駅近くの定食屋へ行って昼食を摂り、その足で
府中分梅郵便局へ向かう。中央高速の脇道沿いにある局で、ここで利子が付いていたので端数を処理した。次は某電機メーカーの工場の正面にある
府中日新郵便局を訪問。ここでは親切に府中市内の郵便局マップを頂いた。更に自転車をこいで京王の中河原駅の下をくぐり
府中中河原郵便局へ。ここは以前に休日にサイクリングに来た時に下見しておいたので、場所は分かっていたのだが、
この日は天気はいいのだが風が強く、思うように自転車が進まない。強風の中ようやく到着して、局内の鏡で自分を見ると髪の毛が大爆発であった。散髪に行っておけばよかった〜。ここではティッシュを頂いて次へ。
次は多摩川沿いに大きくそびえる
東京多摩郵便局へ行く。が、ここは貯金業務を扱わない郵便局で、為替も扱っていない。これでは訪問の証明となるものが無いが、局内にATMが設置されているという情報を事前に入手。そこで預入を行い、窓口でゴム印を押してもらう事で訪問の証とした。ただ貯金を扱わないので主務者印はなかった。ATM機の上には
武蔵府中郵便局の出張所扱いであるような事が書いてあったが、通帳に印字された番号は
東京多摩郵便局の番号であった。一応貯金はできたのだが、貯金窓口が無いという理由で1局にはカウントせず、貯金不可局扱いとした。次はここから少し距離がある。強風の中なかなか前に進まず、随分遠く感じたが
府中四谷郵便局へ到着。防犯警備のおじいさんが迎えてくれた。
ここで府中市内完訪となる。
また延々と自転車をこいで次は
国立谷保郵便局へ。風は強いわ坂道だわで苦労した。「谷保」と名が付くが、南武線の谷保駅からは随分と離れた位置にあり、むしろ矢川駅に近い。局のそばにカメラを持った人が歩いていたので、もしやお召し列車を撮る鉄ちゃんかと思って声を掛けようとしたがやめた。次は甲州街道に出て、少し新宿寄りに行くと
国立天神下郵便局が見えてきた。ビルの1階に入っており、局の入り口は工事中だった。更に走って南武線の谷保駅の前を通り、団地の中にある
国立富士見台郵便局へ。ここはかなり発見困難と思われる位置にあるが、事前に見に来たことがあったのですんなり到着できた。
近くに商店街みないなのがあり、どうしてもそちらに行ってしまうが、罠である。局はこの商店街もどきの裏側にあり、店の物置みたいな所を通って行かなければならない。知らないとなかなか見つけられないであろう。すんなり貯金を済ませて、次は
国立郵便局へ。谷保駅から国立駅へと延びる桜並木を通り抜け、市役所の所を左に行くと発見。やや古びた局舎だがさすがにでかい。
再び桜並木通りに戻り、一路国立駅方向へ。それにしてもこの通りの桜は見事である。一橋大学の前を通り抜け、ちょっと入ったところにあった
国立駅前郵便局へ。この局には郵便の窓口にも番号札があり、間違えてそちらを取ってしまった。局内では一橋の学生らしき人が就職活動用の封筒を発送していた。そうか、もうそんな時期なんですね。次はかなり近くにある
国立旭通郵便局へ向かうが、
間抜けにも迷ってしまい結構時間をロス。左に行くところを右に行ったようだ。さすがに少し疲れてきたのでこの局で小休止。地図を睨んで回るルートを考える。次は国立駅の北側にある
国立駅北口郵便局へ向かう。が、国立駅付近は結構ごみごみしており、自転車での移動がおっくうになったので、駅前に自転車を止めて歩いて行くことにした。狭いガード下をくぐって北口に回り、近くにいた人に局の位置を聞いて、無事到着。ここは割と最近開局した局で、番号もかなり大きい。なんとものっぺりとした局舎が特徴的だった。貯金を済ませて南口に戻り、再び自転車で出発。あいかわらず風は強くて前に進まない。
関西育ちの私でも名前くらいは聞いたことのある、国立音楽大学の付属高校の横を通り抜け、
中央郵政研修所内郵便局へ到着。ここはその名の通り郵政研修所があるのだが、施設の中にあるというわけではなく、局舎は独立していた。研修所付属の郵便局だけあって、局員さんも若い方が多かったのは気のせいか。窓口ではおばあさんが雑談しておりやや時間がかかったが、次へ。次の
国立西郵便局は中央線のそばの道路沿いにあり、行く途中にお召し列車撮影のために陣取っていると思われる鉄ちゃんを発見。念のために声を掛けてダイヤを確認。私が撮影するポイントもここに決めた。やや逆光気味だが、桜の木をバックに撮れるのが気に入った。まだ時間は15時頃で、ここでやめるのも勿体ないので郵便局めぐりを続行する。
国立西郵便局を無事訪問し、踏切を渡って
国立北郵便局を訪問。局舎の外壁が黄色(緑だったかな?)の郵便局で、かなり珍しい。
これにて国立市内を完訪。立川市内へと突入する。
相変わらずの強風の中、都道を走り抜けて南武線の踏切を渡ると
立川錦郵便局に到着。大きな道路沿いにある、あまり記憶に残りにくい局だった(すみません)。ここから脇道に入って坂を下りていくと
立川錦町四郵便局を発見。住宅街の中にある落ち着いた感じの局であった。ここで通帳を新しいのに切り替えていただく。客は私一人だったのでかなり早く更新作業が完了した。さて、ここで時刻は15:30。まだまだ回るで〜という気持ちと、撮影ポイントからあまり離れたくないという葛藤が生じたが、
やはり有効時間帯は郵貯が最優先!かまわず自転車をこぎまくって
立川柴崎郵便局へ。モノレールの橋脚の下にある近代的な建物の中にあった。そそくさと用事を済ませて、今度は立川駅の北側へと回り込む。中央線を地下道でくぐるのだが、その地下道には警察官がいた。やはりお召し列車の関係であろう。そういえば今日はヘリも五月蝿い。地下道を抜けてちょっとで
立川郵便局へ到着。ここは以前に立川モノレールが開業した日に、会社のめぐらーの方々と待ち合わせ場所に使った事がある。あの時はすでに16時をとっくに過ぎていたので、貯金は今回が初である。ここの局員さんがまた威勢のいい方で、かなり印象に残っている。立川市内の郵便局マップを頂き、ここで15:50分。残り1局、あわよくば2局と思って頂いた地図を睨むと
ファーレ立川郵便局を発見。ここはチェックしていなかった。危ない危ない。一番近いのでそこを目指す。

国立通りの桜
が、そのファーレとかいう施設がどこにあるのか分からず、迷いに迷った。時間だけが刻々と過ぎていき焦りまくっていると、駐車違反でキップを切っている婦警さんを発見。車の持ち主と話していたがかまわず割り込み、強引に場所を教えてもらった。16時直前は理性を失っております。お騒がせしました。お陰で何とか発見でき、16時寸前に到着。無事貯金をする事ができた。結局ファーレというのは何者なのか分からなかったが、その時はそれどころではない。16:30立川発のお召し列車を撮るために、急いで
国立西郵便局の近くの撮影ポイントに戻らなければならない。16時を過ぎたのに自転車をこぐ足を緩める暇もなく、全速でポイントに戻り、場所を確保。沿線には警察官がうようよ、上空にはヘリが飛ぶ中、お召し列車が走り抜けていった。私にとって初めて見るお召し列車であった。これにて本日の用事は全て終了。後は谷保駅から延びる大通り沿いの桜の写真を撮ったりしながら帰宅した。
○4月29日(前日)

特急「宇和海11号」松山駅にて
ホームが足りないのか、しおかぜ
とホームを共用する。
この日は前日のうちに府中から岡山の実家に戻っていて、岡山から集合場所の八幡浜へ移動する。岡山駅10:19発の
特急「しおかぜ7号」に乗るためにホームに行くと、現地集合のはずの友人に偶然遭遇。自由席に乗るために並び、無事席を確保。本当はこの1本後の2000系で運転の
「しおかぜ9号」に乗りたかったのだが、レンタカーの手配の関係で乗れなかった。残念。まあ8000系の方が静かでなかなか快適である。強制振り子車なので、かなり不自然に車体が傾くのが気にはなるが。途中の壬生川駅で、正月に一緒に郵貯した青山君に遭遇。彼も今回の旅行に参加するのだが、書籍を購入して金が無くなったため鈍行での移動らしい。やがて列車は松山に到着。私はそそくさと松山駅の下車印をゲットし、
特急「宇和海11号」に乗り換え。GW中なのに3両での運転でほぼ満席となる。この列車で内子線を初乗りし、宇和島へと到着した。
駅レンタカーを借りる時間まで少し時間があったので、ホームで列車を撮ったりオレンジカードを物色などして時間を潰す。ついでにみどりの窓口で5月1日高知発の
快速「ムーンライト高知」の普通車指定席を発券してもらう。まさかもうないだろうと思っていたが、最後の1席だったそうだ。そんなこんなでいい時間になったので、レンタカーを借りに行く。マツダのファミリアであった。岡山駅で会った友人と一緒に宇和島駅を出発。八幡浜へ向かうのだが、その前に宇和島に住んでいる宇和川君宅へ寄る。私に郵貯を仕込んだ彼である。家の前に乗り付け、携帯で呼び出すと横井さんと共に登場。宇和川君は明日仕事なのでここに残り、横井さんを車に。横井さんは夜行フェリーで高知に入り、すでに宿毛経由でここに来ていたそうだ。
3人乗りで国道を走り、八幡浜駅へ予定よりも少し遅れて到着。鈍行で来た青山君と、しおかぜで来た山口君と合流。これで5人乗りとなる。で、
「佐田岬で夕日を見ようツアー」に出発。国道197号線を岬方向へ突っ走る。むかしは197(行くな)国道と呼ばれたほどの悪路だったが、今は半島を貫く山の尾根沿いに素晴らしい新道ができている。1時間も経たないうちに三崎町に到着。国道沿いに
三崎郵便局を発見できた。九州に向かう国道フェリー乗り場を横目に見て、佐田岬へと向かう県道へと入る。さすがに道は狭く、ぐにゃぐにゃ道が続く。ここで私が
「5000局目となる串郵便局を下見したい〜」などと言い出し、串の集落にて停車。集落は道から海までの崖の中腹に立地しており、車では入れそうになかったので、皆車を降りる。横井さんが自信満々に「郵便局はこっちだー」と先導し、狭い路地をどんどん下りていく。集落内はまさに迷路状態で、よそ者には辛い。やがて地元の人に出くわし、郵便局の位置を聞くと、ここではないとの事。目印となる施設(海鮮なんとか館)を教えてもらい、迷路をなんとか引き返して車に戻った。しかしどんなに探してもその目印が見つからず、時間もまずくなったので岬に向かうことにする。

佐田岬から望む夕日
向こうに見える陸地は九州
が、岬に行く途中でその目印を発見。どうやら別の所を探していたようだ。今日はもう時間がないので局までは行かず、岬へと急ぐ。狭い道をぐにゃぐにゃ30分も走ったろうか、ようやく佐田岬の駐車場へと到着。既に辺りは夕日で真っ赤だが、山口君は車に酔ったようで真っ青(?)であった。岬の先端へ行こうとしたが、なんと駐車場から徒歩30分程かかるらしい。既に時刻は18時半で、宿に入る時刻19時も既に不可能になっているのに、ここから往復1時間は辛い。結局遊歩道を少々歩いて、海に夕日が沈むのを鑑賞。先端に未練を残しながらも岬を後にした。やっぱり
串郵便局の下見で時間を喰いましたね。反省。この後は大急ぎで佐田岬半島を走り抜け、八幡浜市内の旅館に入った。既に20時過ぎだった。宿で田中さん、タケノコと合流。総勢7人で夕食を食べ、深夜まで戯れた。
○4月30日(当日)

大久郵便局
国道は後ろの山の上を通る

名取簡易郵便局
細い路地沿いで
撮影も大変
いよいよ郵貯当日。朝食を済ませて、郵貯に参加しない人を車で八幡浜駅へと送り、横井さん、タケノコ、山口君、青山君、私の5人で出発。昨日のファミリアに5人乗り、197国道を三崎方向へ。私の5000局目を四国最西端の
串郵便局にするため、最初の局を
大久郵便局にしてもらう。局巡りルートからするとちょっと中途半端な場所からのスタートだが、ま、5000局がかかっているということで大目に見てもらう。結果的には
大久郵便局に着いた時には既に9時を回っていたので、結果オーライかな。この局は山の尾根を走っている197号の新道から山道をうねうね下りてきて、海沿いの集落の中にあった。私は久しぶりに愛媛県での郵貯を果たす。横井さんは郵貯するのが2年振りだそうである。皆貯金を済ませ、車は再び新道へと上り、ちょっと新道を走ってすぐにまた旧道に入り、名取の集落を目指す。
次の
名取簡易郵便局は地図上では崖の中腹に立地しているようで、謎であった。旧道沿いを行き、名取の集落に入ったがそれらしきものは無い。仕方ないので地元の人に道を尋ねる。曰く
「分かれ道は全部左へ行く」らしく、その通りに行くと道は行き止まりに。ここでもう一度おじさんを捕まえて聞くと、ここから細い路地を下りていった所にあるらしい。昨日の串の集落と同じ感じで、細い路地を少し下りると発見。
火事になったらどうするのだろう、と思ってしまうくらい道は細い。簡易局に5人で押し掛けたので、少々時間がかかったが無事貯金完了。路地を引き返して車に戻って出発。再び旧道を進み、
二名津郵便局を目指す。昔はこの旧道を通らないと行けなかったと思うと、陸の孤島といった感じがする。一旦新道まで戻り、そこから一気に山を下りる。程なくして道沿いに
二名津郵便局があった。ここは局舎の中にミニ図書館が併設されており、ポールにも「ミニ図書館」と書かれていた。今回は訪問局に「しまなみ海道開通記念」のふるさと切手発売の幟が目に付く。貯金を済ませて再び旧道経由で新道まで出て、一気に三崎町の中心街へと入る。やはり新道は快適だ。

串郵便局
四国最西端の局だが
宝のゴム印は無かった

串郵便局の前で記念撮影
5000ってやってます
三崎郵便局は昨日の岬ツアーの時に見付けてあったので、迷わず到着。国道沿いの立派な局舎である。貯金をお願いしている間、向かいの農協のお手洗いを拝借し、貯金完了。ここで4999局目となり、いよいよである。昨日と同じように県道に入り、山道を行く。やがて昨日見付けておいた「海鮮なんとか館」の所まで辿り着き、岬に向かう道から左に入って少し行くと
串郵便局を発見。
ついに5000局目である。局の手前の空き地に車を止めて局舎へ。大きな節目という事で特別に定額貯金もお願いした。ここで普段お世話になっている方々に実逓を送る。局員さんにお願いしてゴム印と楕円印を拝借し、あらかじめ用意しておいた葉書の裏に押し、風景印を押してくれるようお願いした。20枚程も出したので、局員さんは大変だったかもしれない。ちなみに局員さんに「ここで5000局目なんですよ」と言ったのだが、どうもその局員さんはお若い方(新人かも)で、「はあ」という素っ気ない反応だった。ちょっと残念。貯金を済ませて、局舎の前で記念に横井さんと写真を撮る。これでやることは済んだので、串の集落を後にする。それにしても、郵貯にはまってから5年半。まさか5000局も回るとは思っていなかった。社会人になってからさすがにペースも落ちたが、今後も殆ど未訪の東日本を攻めて10000局を目指したいものである。ついでに郵貯中無事故も続けたいものだ。
さて、無事5000局を達成し盛り上がって参りました・・・と言いたい所だが、ここから少し間が空く。三崎の中心街まで20分くらいかかり、そこから新道を突っ走って隣の瀬戸町にある
瀬戸郵便局を目指す。ここも海沿いの集落の中にあるので、道の駅の所から山道を延々と下り、ようやく集落に到着。時刻は既に11時近い。やはり今日は局間がやたら距離があるため、かなり効率が悪いようだ。しかも集落を一回りしたが局を発見できず、もう一回細〜い裏道に強引に入って行くと発見!車で行くのは大変な所だが、駐車場は完備されていたのが救いだ。ここは風景印があるようで、タケノコがお願いしていたので私も便乗してお願いした。これでやっと今日6局目。再び山道を登って新道に出て、隣の
町見郵便局を目指す。時間が押しているので新道をばりばりに飛ばし、かなりの距離を走った。
「それにしても随分長いな」と思っていると、町見の集落を飛ばして伊方の中心街に到着。どうやら行き過ぎたらしい。しょうがないので
伊方郵便局を先に訪問。きちんと整備された道路沿いに豪華な局舎である。やはり原発があるから?などと勘ぐってしまう。貯金を済ませて再び国道を逆戻り。かなり行き過ぎていたようで、トンネルを4つ程抜けて、例によって山道を下りて集落へ。程なくして道沿いに
町見郵便局があった。こちらはオーソドックスな局舎で、局員さんがちょうど「しまなみ海道」の幟を局前に出すところだった。また、局の近くでおばあさん達が集会を開いていて、野良猫達が沢山集まっていたのがいい感じだった。漁村には魚目当ての猫が多いので、猫好きの私にはいい環境かも知れない。ちょっと手間を喰ったが貯金完了。

大浜簡易郵便局
8時〜17時まで営業
ただし為替の発行は16時まで

大浜簡易局の前にいた猫
ノラにしては毛並みがいい

宮内簡易郵便局
狭い国道沿いにある
もう一度伊方の町へ戻り、
伊方郵便局の前を通って海沿いの旧道へ入る。次の
大浜簡易郵便局がある場所には旧道を通らないと行けない。細いよれよれ道を右へ左へ走る。やがて大浜の集落に着くが、道沿いにそれらしきものは無い。道は海から結構高いところを走っており、どうやら局は海沿いの集落にあるらしい。漁村の集落にはあまり車で深入りしたくないのだが、しょうがないので突入。思った程細くはなく、じきに港にでた。が、まだ見つからないので地元の人に聞いてようやく発見。ここは農協受託の貯金非取扱局だった。
貯金不可局も訪問対象にしている私と青山君の2人で突撃。Aコープのレジを兼ねた窓口でおばさんに定額小為替を頼んだ。ついでに皆で昼食としてパンなどを購入。5人皆が買い物をしたので、農協にしてはいい臨時収入かも知れない。さらにお手洗いを借りたり、近くにいた野良猫の写真を撮ったり、横井さんとタケノコは何故か海へ行ったり、と小休止となる。しばらくして皆集まったので出発。私はパンを片手の運転であるが、いつものことである。再び細い旧道を走り、保内町に入る。自称「日本一細長い半島」の付け根まで戻ってきた事になる。やがて集落が開け、後から作られたっぽい海沿いの新道を行くと
保内郵便局が見えてきた。ここは立派な局舎の集配特定局で、割と大きな集配車用の駐車場や、旗を揚げるポールまであった。5人でノコノコ入っていき、貯金済ます。ついでに風景印も入手した。青山君が言うには
「ここの風景印は最近官報で見たような気がする」だそうである。確かに、局内に掲示されていた見本の日付が平成11年だった。真偽のほどは如何に?ま、それはさておき次へ。
港の所から橋を渡って川沿いに行き、国道197号を横断して国道378号へ入る。で、ちょっと行くと右手に
宮内簡易郵便局を発見。民家の一部を簡易局にした典型的な局舎である。さすがに5人で簡易局に行くと時間がかかるので、待っている間に営業時間をメモメモ。去年あたりから始めている簡易局の営業時間を書いたメモ
(スーパー簡易局メモと呼ばれる)もかなり溜まってきている。ちなみにこの局は窓口の営業時間が8:30〜17:00までだが、貯金受付は9:00〜16:00だった。ちょっと残念。なお、4月23日、8月15日、10月23日が臨時休業日である。そうしているうちに私の順番が来て、貯金をお願いした。その間に受託者のおじさんと少し話をしたのだが、この局は番号が61702で、愛媛県内に現存する簡易局の中で最も歴史が長いそうである。61701は新居浜の辺りにあったのだが、今はもう無いらしい。開局当時は簡易局の個人受託が認められる前だったため、町が受託していたそうである。この長い営業時間も、町が受託していた名残なのかも知れない。などと話しているうちに貯金終了。局舎の写真を撮って局を後にした。
再び国道197号に戻り、八幡浜方面に少し戻って脇道に入り、ちょっと行った所に
喜木郵便局があった。川沿いにあって、局前の道が狭くて車を停めるのに苦労した。皆が局で貯金している間、私は局舎の写真を撮ろうと川の向こう側に回り込む。で、さあ撮ろうとしたら皆か出てきてポーズをとっているではないか!
俺は局舎が撮りたいだぁ〜。しょうがないので適当に1枚撮って、局舎を撮るので隠れてて貰った。次はこの川を遡って山間へと入っていく。1車線とちょっと位の道を暫く行くと左手に
八幡浜日土郵便局が見えてきた。ここも道が狭くて大変だった。局内には愛想の良いおばさんが3人たむろって居て、「おや〜郵便局を回っているの?」「いいわね〜」などと声を掛けてくれた。ちなみにここは一応八幡浜市内で、局名の頭にも八幡浜が付く。八幡浜の中心街に出るには、一旦市外を通らないと行けないような所であり、何故八幡浜市に属しているのか不思議な地域である。貯金が済んだので更に山奥へと進む。どんどん進んで道が二手に分かれる所まで来た。ちょっと悩んでまず中学校のあった左へ行くが無い。で、次は右方向へ行き、ようやく郵便マークが掛かっている商店を発見!ただ、看板が売り捌き所によく使われる紫色の入った看板だったのでやや怪しい。とりあえず私が店内に入っておばあさんに話を聞くと、ここは違うらしい。どうやら行き過ぎていたらしく、簡易局はもっと下の方にあるそうだ。
この商店、地元のバスのキップを売っていたので、記念に1枚買ってしまった。

新道簡易郵便局
農協受託の貯金不可局
8:30〜17:00まで営業らしい
8月14、15日休み
さっきの商店からちょっと下った所に
新道簡易郵便局を発見。橋の袂にあり、郵便マークはかなり控えめに飾られていた。ここは農協受託の貯金不可局であり、例によって青山君と二人で侵入していった。残りの皆さんは一休みをされていたようだ。局員さんに貯金のできないことを確認した後、「定額小為替をお願いします」と頼む。が、局員さん曰く
「ちょっと私ここに来たばかりで分からないんですよ」との事。そんなあほなと言うことで
「どうしてもここで欲しいんです」とお願いすると、親局に電話して発行方法を聞く、という事で暫く待つことになった。まあ私達がここで引き下がっても、また後日に為替を所望する方が来られる訳だから、この際勉強してもらった方がいいでしょう。10分ばかり待ったであろうか、ようやく100円の小為替2枚を入手できた。ちょっとお待たせしてしまったが、農協の脇に置いてあったベンチでご休憩中の3人と合流して、再び車へ。先ほどの
喜木郵便局の前を通過して197国道へと戻り、八幡浜市の中心街へと向かう。トンネルを一つ越えて国道から離れ、やや脇道に入って
八幡浜向灘郵便局へ到着。八幡浜港の一番奥まった所にあり、ビルの1階が郵便局だった。貯金を済ませて次はやたら入り組んだ路地の中にある
八幡浜浜之町郵便局へと向かう。結構迷ってしまったがなんとか到着。車を停めるのが大変だ。とんとん進んで次はいよいよ市の本局、
八幡浜郵便局へ。ここは大きな道沿いにあり、前日の宿へ行く途中に見付けてあったので楽々たどり着けた。局内にはインターネットの端末があり、待ち時間にみんなのホームページを見たりして遊んでしまった。風景印も入手して先を急ぐ。

千丈駅前簡易郵便局
郵便業務は8:30〜
17:00まで営業
10月19日休み
昨日宇和島から八幡浜駅へ行く時に迷ってしまって、偶然見付けた
八幡浜桧谷郵便局へ到着。時刻も14時をまわり、やや足早に局へと駆け込む。国道の裏道に綺麗な局舎が目を引く。続いて予讃線を松山方面へ一駅行った千丈駅前にある
千丈駅前簡易郵便局へ行く。そのまんまの名前である。この局は前日に特急宇和海でこの駅を通過した時に、車窓から確認していた。国道に面しており、局舎入り口上にはツバメの巣があって、雛が頭を出している。貯金をしている間に横井さんは駅舎撮影、私はトイレを拝借するため千丈駅へと行った。局からは100m位で、勿論無人駅だった。次は再び八幡浜駅前を通過して宇和島方面へと向かう。ちょっと走って、予讃線とは川を挟んだ県道の裏道沿いに
八幡浜五反田郵便局があった。狭い裏道に民家と軒を連ねて建つ局舎は、滋賀県の
貴生川郵便局によく似ていた(と思うのは私だけか)。貯金を済ませてここで予讃線とお別れ。車はここから海沿いの道へと向かう。予讃線沿いに
双岩郵便局があるのだが、ここに行くとその後の効率が悪いため、また後日という事でパスする。国道378号線へと入り、ちょっとした峠を越えると海辺に出た。その海辺の集落の中のとんでもない細い道沿いに
八幡浜舌間郵便局があった。
本当に細い道で、道と言うより路地である。車を頭から突っ込んだので、出るとき大変そうだったがお構いなしである。漁師町お得意の細い路地に軒を連ねて局舎があった。わりと小さめで、入り口のドアが木製の年代物である。さて無事貯金を済ませたが、車を出すのが一苦労だった。必死の思いでバックして、ようやく国道へ復帰。再び海沿いを宇和島方面へ走る。

真網代簡易郵便局
ここも郵便業務は8:30〜
17:00まで営業
1月1、2日(旧暦の)、
4月19、20日、8月14,
15日、10月19日お休み
旧暦の正月が休みとは珍しい
時刻も15時を回り、アクセルを踏む足にも力が入る。右手に海を見ながらそこそこ整備された国道をひた走り、川名津の集落に入る。が、国道は海沿いの新道となっていて、どうやら局は裏道のようだった。集落の外れから裏道に入り、対向してきたバスとなんとか離合して少し行くと、小さな川の向こうに
八幡浜川名津郵便局を発見した。駐車場が無いので近くの農協の駐車場に止めさせてもらって局へ突撃。エキサイティングタイムなので皆駆け足である。局舎は民家みたいな造りで、2階は人が住んでいそうな雰囲気であった。さ〜あ、盛り上がってきたところで次へ。再び海沿いの国道を飛ばす。
前に遅い車がいると「郵貯カーには道を開けろ」などと暴言を吐きながら、車は真網代の集落へ。集落内の国道は1車線ちょっとしかなく、路駐もいて通るのが大変だった。少し行くと左手に農協を発見。ここは農協なので違うだろうと思ったが、ここが
真網代簡易郵便局だった。貯金ができないのかと思ったら、できるらしい。安心して農協の中へ入ろうとすると、郵便貯金の窓口は外にあるらしい。
なんと、農協のキャッシュコーナーの脇に簡易局用の窓口が作ってあり、お客さんは外から利用する形だ。雨の日など風が強ければずぶ濡れになってしまいそうである。まあ今日は快晴なので全く問題ない。貯金をしている間、局舎の写真を撮ったり、スーパー簡易局メモを書いていたりすると、局員さんが「CDを買いませんか?」と勧めてきた。なんでもこの地域オリジナルのCDが発売されているそうだが、時間がないのでそそくさとお断りしてしまった。何しろ時刻は15時50分頃で、もう1局行けるかどうかって所でして・・・。愛想なく断ってしまってすみませんでした。またいつか、万が一訪問した時はちゃんとお話を伺いますので・・・。
貯金が済んだ所でロケットスタート。八幡浜市の一番はずれにある穴井の集落を目指す。時刻は16時に迫り、アドレナリン出まくり状態である。距離はそんなになく、程なくして穴井の集落に到着。海沿いの新道沿いには局は無く、裏道に回り込み、地元の人に場所を聞いて
八幡浜穴井郵便局を発見。16時になるかならないかといった所だったが、皆で局へダッシュで突入してなんとか間に合った。これで今日は打ち止め。いつもながら力が抜ける瞬間である。さて、後はのんびりと、と言いたいところだが、横井さんを駅までお送りしないといけないのでそんなにノンビリもしていられない。とりあえずちょっと宇和島方面へ走り、
周木簡易郵便局へ寄り道する。もしかしてまだ貯金できるかも、という悪あがきであったが勿論だめ。ここでトイレ休憩をして卯之町駅目指して帰路へとついた。三瓶町の中心街から山道へと入り、峠を越えて伊予石城駅の近くに出てきた。ガソリンが残り少なかったのでヒヤヒヤだったが、無事国道56号線沿いにスタンドを発見して給油。で、卯之町駅へと到着した。ここで横井さんとお別れし、残り4人で宇和島へと向かう。途中、お腹が空いたので店に立ち寄り
「みかんうどん」なるモノを食べてしまった。麺は薄いオレンジ色で、麺に混じってミカンが半分浮いていた。さすが伊予柑の本場!味もなかなかでお持ち帰り用セットにも手が出そうになった。空腹も満たしたところで再び車を走らせて宇和島へと到着。駅レンタカー屋に車を返却し、無事佐田岬郵貯&5000局達成郵貯は終わった。