2001年6月の記録

郵貯日 普特 中央 簡易 分室 出張 年合計 通算合計 非扱 非扱計 地域 交通手段
6月11日 10 11 94 5896 147 岡山・鳥取
島根
6月22日 20 27 121 5923 147 富山・岐阜
合計 30 38 1日平均(30日) 1.02局

2001年6月11日(月) 岡山・鳥取再完訪の巻

54829 牧山簡易郵便局 9:10  5886  岡山市下牧823-1
54133 津山川崎郵便局 10:20  5887  津山市川崎73-1
52135 はわい長瀬郵便局 12:00  5888  東伯郡羽合町久留27-2
52019 はわい郵便局 12:15  5889  東伯郡羽合町橋津726-7
52052 米子元町サンロード郵便局 13:45  5890  米子市日野町145
52151 水木ロード郵便局 14:20  5891  境港市大正町57
53022 美保関郵便局 15:00  5892  八束郡美保関町美保関602
53122 七類郵便局 15:25  5893  八束郡美保関町七類1224
53251 森山郵便局 15:40  5894  八束郡美保関町森山469-2
53221 万原郵便局 15:45  5895  八束郡美保関町下宇部尾572-6
53056 本庄郵便局 15:55  5896  松江市上本庄町御崎田392-7
 今回は岡山市内の牧山郵便局が簡易局化されたのを始め、県内に2局の未訪問局ができたため、それを潰す郵貯である。また、お隣の鳥取県でも羽合町内の特定局2局が「羽合」を「はわい」と改称したのを始め、計4局の未訪問局が発生したため、こちらも潰さねばならない。これらの6局を潰せば岡山・鳥取両県の完訪を取り戻すことができる。効率は非常に悪い旅だが、こればかりは仕方が無い。

牧山簡易郵便局
牧山簡易郵便局
特定局時代の局舎を流用。
郵便は17時まで営業。
臨時休業日は確認できな
かった。

 当日の朝に岡山駅西口にて集合。今回は私を含めて総勢4人での郵貯になった。私が少し遅刻してしまった。少し前まで岡山の道路だと、駅から牧山方面へ行くには混雑する番町交差点を通らねばならなかった。が、最近は別にいい道ができており、朝の混雑時にもかかわらず割とすんなりと岡山の市街地を抜けることができた。旭川沿いの土手道をずーっと遡っていき、狭い県道を少し行くと牧山の集落に入る。津山線の牧山駅から少し行った所の曲がり角の向こうに牧山簡易郵便局が見えた。特定局時代の局舎をそのまま使用していた。自動機のスペースはそのまま残されていたが、機械自体は撤去されており、すっぽりと穴が開いていた。最近格下げされたばかりなのをよく物語るのは入り口上の局名表示であり、「牧山」と「郵便局」の間に「簡易」の文字を貼り付けていた。以前に訪れた備前犬島簡易郵便局と同じだ。この時点で丁度9時なので、局へなだれ込む。局内には、恐らく特定局時代の局長さんだったと思われる男性の方が一人、業務をこなしていた。ここに来る車中では、「簡易局をやめる時は私が跡を継ぎますって言っとこう」などと言っていたのだが、さすがに言い出せなかった。でも岡山県内ならどこでも跡を継ぎますので、関係者の方はよろしくお願いします(笑) 以前に格下げされた初日に後輩が訪れた時は、まだゴム印がなかったそうだが、流石に用意されていた。番号は829と岡山県内で最遅番だ。さて、今日はここから津山経由で倉吉、米子、境港と走る。まだ先は長い。

津山川崎郵便局
津山川崎郵便局
立派で真新しい局舎。
B'zの稲葉の実家のすぐそば。

 旭川を右側に見て北上し、津山線の野々口駅のところで国道53号線と合流する。あとはひたすら北上。岡山県内や鳥取県内を完訪するために散々通った道だけに、今これを書いている時でも風景が思い出せる。今日は天気も良くて快適なドライブだ。沿道に福渡郵便局弓削郵便局、何時の間にか移転して国道沿いに出てきた亀甲郵便局津山皿簡易郵便局などが見える。やがて津山の市街地に入り、津山駅前にある津山川南郵便局を横目に見て吉井川を渡る。ここでの目的は津山兼田郵便局から移転改称した津山川崎郵便局だ。場所的には姫新線の東津山駅から程近い所にあり、以前は国道53号線の裏道沿いにあった。新局舎は国道から斜めにちょっと入ったところにできており、大きな局舎でよく目立つ。ここで貯金を済ませて、めでたく岡山県の完訪を奪還した。いくら地方とはいえ、岡山県内でも年に1件ほどは移転改称や格下げ、新規設置などがあり、完訪を維持するのも楽ではない。まあそれでもこういう穴埋め的な郵便局巡りも楽しい。記憶の彼方に飛んでいってしまった、既訪局を思い出すことができるからだ。同行の今岡君もここで同じく岡山県完訪を奪還し、局を後にする。国道の裏道沿いにある、Bzの稲葉の実家である化粧品店の前を通り過ぎ、東津山駅にてちょっと休憩。因美線のタブレットが廃止になったためか、無人駅となっていた。トイレ休憩と飲み物を買って、次に目指すは日本海側の鳥取県羽合町だ。

はわい長瀬郵便局
はわい長瀬郵便局
町興しの一環で改称した。
町役場の裏に位置する。

 院庄から国道179号へと入り、一路北へと向かう。この道は苫田ダム建設の関係で整備が遅れた国道で、今はバイパスが一部開通していたが、まだ一部分だけのようだ。バイパスから降りると苫田ダムの水没予定地域の真中だった。住民の方はみな立ち退き、民家もすっかり取り壊されていて、以前と全く風景が変わってしまっていた。この辺りに久田郵便局があったのだが、既に跡形もなく取り壊されていた。やがて民家が見え始めたところに新築された奥津郵便局が見えた。ここは以前に奥津町内で移転改称があった際に訪れ、岡山県内完訪を奪還した局だ。車は更に北上して上斎原村へと入り、やがて人形峠を越えて鳥取県へと入った。延々と続く長い下り坂にも関わらず、前に遅い車がいたのだが、私にとってこの道は勝手知ったる道。穴鴨郵便局の前のショートカット道を使って先回りして追い越した。この方法は鳥取県にしげく通っていた時に何度か使った事があったりする。もっともその先に大きなトレーラーが走っていて、あまり変わらなかったかも知れない。三朝温泉を通り過ぎ、倉吉市内を越えると、いよいよ目的地羽合町へと入った。町役場の裏手に回り込み、細い道を入るとはわい長瀬郵便局に到着した。初めての方にはなかなか発見が難しいのではないか。

はわい郵便局
はわい郵便局
交番の真正面にあり、防犯
体制も万全!?
もしカタカナに改称したら
また来ます。

 ここは元々羽合長瀬郵便局だったのだが、町おこしの一環として局名の「羽合」を「はわい」に変更したそうだ。局員さんは皆アロハシャツを着ており、聞けば役場や銀行の方もみなアロハシャツなのだそうだ。最近は「さいたま」に代表されるように、市町村名に平仮名を使うのが流れのようだが、ここもそのうち町名自体を「はわい町」にするのではないか?鳥取県での久しぶりの貯金を果たし、次に向かうは同じ羽合町内のはわい郵便局だ。どちらかと言うとはわい長瀬郵便局の方が町の中心地に位置し、はわい郵便局は少し外れにあるという印象だ。国道9号線のバイパス工事現場を眺め、少しだけ国道9号を行くと「羽合郵便局→」の看板があった。さすがにこの看板はまだ平仮名に直されていない。私は以前に訪問済みなのだが、局舎を全く覚えていなかった。国道から細い道を入ると、割と大きな局舎に記憶がよみがえる。表の看板やポールもしっかりと「はわい郵便局」に直されていた。こちらも局員さんは皆アロハシャツ着用で、愛想良く挨拶してくれる。ここでは貯金の他に風景印もお願いした。以上で羽合町内の落ち葉拾いは終了で、次は一路米子へと向かう。国道9号線へと出て、一路西へ。倉吉市外をバイパスする海岸沿いの道で、真っ直ぐな道が延々と続く。そろそろ昼時なので、ローソンに入ってエサタイム。戦闘用のサンドイッチを購入し、いつもの事だが運転しながらの食事だ。

米子元町サンロード郵便局
米子元町サンロード郵便局
米子道笑町郵便局から移転
改称した。
入り口が表と裏の2ヶ所ある、
珍しい郵便局だ。

米子元町サンロード郵便局
こちらが裏側。
どうでも良いが所在地が元町
じゃないのは何故?
「元町サンロード」で一つの
固有名詞なのかな?

 いつもの事だが快適に走れる国道9号を西へと走りながら、沿道の郵便局に反応する。他の3人にとっては未訪問局だが、今日はどうしても境港の水木ロード郵便局まで行かねばならないので、申し訳ないが寄り道はしないで通過させてもらった。やがて右手の海の向こうに弓ヶ浜や美保関が見えてきた。道は境港方面と米子方面に分かれるが、ここでは米子方面へ。目指す米子元町サンロード郵便局は米子駅前に程近い商店街の中だ。国道9号が左折する所にある、元米子郵便局の局舎に携帯電話の営業所が入っていたのはびっくり。ちょっとしたスペースがあれば開店してしまう携帯の販売店、恐るべし。以前は局舎全体を使っていた米子しんまち郵便局も、ちょっと奥に追いやられた感じだ。そういえば学生の頃に米子しんまち郵便局が設置(正確には米子駅前郵便局の移転改称)された時にも訪問して、鳥取県の完訪を奪還したものだ。やがて車は米子市内の中心街へと入り、米子駅前の大通りへ。この大通りと交差するようにサンロード商店街があり、お目当ての局はその商店街の中にある。が、その商店街に平行して走る道があり、そこに郵便局用の駐車場があるそうだ。今岡君の誘導により裏道に入ると、ちょうど局の裏口があり、2台分の駐車場が用意されていた。商店街の中なのでどこかに駐車して歩こうかと考えていたのだが、これは助かった。商店街の米子駅寄りの裏道にある。裏口から局へと入り、貯金をお願いする。車にカメラを取りに戻っている間に貯金は終了し、表口の方に回ってみる。なんとも立派な入り口で、以前の米子道笑町郵便局が特に手狭な印象の郵便局だっただけに、そのギャップが凄い。表口に回ったついでに、米子道笑町郵便局があった場所に行ってみた。商店街を100m程東へ行った所に、移転した旨を書いた看板があった。シャッターが閉められており、その前には左右の店の商品が並べられて、完全に占領されていた。ここは確かレンタサイクルで訪問した局で、車では大変だったろう。さて、車へと戻ろうと思ったのだが、商店街の裏道へ回り込む道が見つからない。一度郵便局から出てしまったので、中を突っ切るのも感じ悪いので、ちょっと大回りになったが、なんとか道を見つけて回り込んだ。

水木ロード郵便局
水木ロード郵便局
境港大正郵便局から改称。
丸ポストもいい味を出している
が、妖怪ポストを置いても
いいかも。

水木ロード郵便局
局舎の文字が独特。

 米子駅前に移転した米子郵便局の豪華な局舎を眺め、車は境港へ向かう産業道路を走る。快適な片側2車線の道が続き、やがて境港市内へと入る。境水道大橋の入り口の所を左に折れ、境港駅方面へと進むと、不意に水木ロード郵便局が現れた。この何とも言えない局名の郵便局は、元々境港大正郵便局であり、町興しの一環で改称した。ここ境港は漫画家の水木しげる先生の出身地であり、市をあげて鬼太郎モノで町興しをしている。JR境線の列車にも、鬼太郎やねずみ男などが描かれた列車が往来している。水木ロードというのは境港駅から伸びる道に、鬼太郎などの妖怪の銅像を並べた道の事で、沿道のみやげ物店には妖怪関連グッズも売られている。私が学生の頃にできた道で、同時は銅像が盗まれるとかいうトラブルもあったが、できた頃に比べて細かな所に改良がなされていた。さりげなく街灯が目玉おやじだったりするが、これがまた田んぼのスズメ避けの目玉風船に見えなくもない。さて肝心の郵便局だが、駐車場が満車だったので、近くに路駐して訪問。入り口には改称した旨の張り紙があり、風景印には鬼太郎と境水道大橋が描かれていた。しっかし、局舎にある水木ロード郵便局の文字が、何と言うか「妖怪フォント」になっているのには感心。実に芸が細かい。局舎自体は昔のままだが、新局舎を建設する折には何か凄い局舎になることを期待してしまう。4人で貯金をお願いして、その間に風景印もお願いしておいた。この局で鳥取県の完訪を奪還となり、その事を局員さんにお話すると、男性の方は「あっそ」という感じだったが、女性の方は大変驚いて下さった。一応これにて今日の目標である落ち葉拾いは完了し、岡山・鳥取の両県の完訪を奪還できた。あとは美保関方面へと出撃なのだが、その前に境港駅にてちょっと休憩。

美保関福浦簡易郵便局
美保関福浦簡易郵便局
目の前は入り江の漁港で
汐の香りが心地よい。
カレンダー通りに営業。

 駅に行ってみると丁度境線の列車がおり、鬼太郎が描かれた列車だった。前照灯の部分が目玉おやじになっているが、出っ張っているのでなんともマヌケだ。しばしまどろんでから出発。残り1時間半のラストスパートだ。境水道大橋を渡って島根県へと入り、美保関方面へ車を走らせる。いい天気なので対岸には大山を綺麗に望むことができた。やがて車は福浦の集落へと入る。道は入り江を渡るように橋でバイパスされているが、そちらではなく地元道の方へ入る。通行止めとかいう看板が出されていたが、結局車で美保関福浦簡易郵便局に到着した。ここは私と今岡君は訪問済みだが、残りのお二人のために寄ってみた。ここだけ飛ばすと悲惨な残り方をするからだ。私は確か2000局目を大根島郵便局で迎えた後、16時寸前にここへたどり着いて2001局目の訪問だった。お二人の貯金を待ってから出発。海岸沿いの道をしばし行くと、美保関の漁港が見え、美保関神社の前に美保関郵便局があった。両脇に農協と土産物店に挟まれた格好で、割と小ぶりな局舎だ。ここはスタンプに美保関神社の社と鯛が描かれていた。局の外にはイカ焼きの出店が並んでいたが、平日という事もあって客はほとんど居なかった。「イカ焼きどう〜」と声を掛けられたが、15時も回りこちらはそれどころではない。ここは一番奥まった所なので、再び元来た道を引き返す。次は隠岐航路の港がある七類の集落にある七類郵便局だ。

七類郵便局
七類郵便局
狭い路地の奥にある。
お隣は木造の旧局舎がある。

 七類の集落は島根半島の北岸にあるため、山を越えなければならないが、良い道が整備されており、トンネルを抜けると集落の中に入った。しかし漁村にありがちな入り組んだ路地の中に局があるらしく、なかなか発見できない。地元の方に聞いてみると、車で直接行くことはできないらしい。なので空き地に車を停め、歩いて行くことに。狭い路地を行くとやっと七類郵便局が見えてきた。確かにこの道では車は入れず、郵便局の集配車も離れた所に路駐していた。ここのスタンプは隠岐航路の港の施設を模した絵入りだった。三角形と勾玉を形取ったもので、何か意味があるのだろう。またいつか隠岐にも行きたいが、今日はおとなしく引き返す。次はまた中海沿岸に戻り、国道沿いにある森山郵便局だ。時間も無いのでお急ぎモードの中、国道沿いに局舎を発見。割と古めの局舎で、局の裏は中海だ。急いで貯金を済ませ、次へと向かう。次はこれまた国道沿いの万原郵便局で、割と時間を喰わずに到着できた。ここは小奇麗な局舎だった。最近はここ万原からも大根島へと渡ることができるらしく、松江や米子へ行くのに便利になった。

のんちゃん
岡山の実家ののんちゃん
関係ないが載せて
みました。

 さて、いよいよ大詰めだが、私の都合により1局だけ浮いている松江市の本庄郵便局に向かう。ここを潰せば割とスッキリした形で未訪問局が残る。こういう郵便局巡りで気を遣うのは、効率の良い回り方もそうだが、どういう風に未訪問局を残すかだ。市町村単位でも完訪を目指すとなると、次回巡る時にも効率が落ちないような残し方が重要だ。国道を飛ばして走り、道の右手にお目当てが見えてきた。貯金を果たしてこれにて打ち止め。結局11局だったが、朝は岡山市内から始めただけに、上出来なのかもしれない。さて、帰路へと就くのだがまず皆さんを松江駅まで送り届ける。松江市内はやたらと電光掲示を装備したバスが走り回り、ずいぶんと近代化されたイメージだ。あの電光掲示は見やすくていいかも知れない。本庄郵便局から30分ほどで松江駅に到着。3人とここでお別れし、私はレンタカーを返却のため米子空港方面へ。松江からだと大根島を渡って行くのが一番早い。そろそろ夕刻の帰宅ラッシュだが、そんなの全く関係なく順調に流れている大根島への道だった。せっかく来たので私の記念すべき2000局目だった大根島郵便局に寄り道し、風景印を自分宛てに送っておいた。今思うとこの局、町の中心街から結構離れた位置にある。ここの駐車場でちょっくら休憩し、境港へと渡った。

 今日は米子空港19:55発の飛行機で羽田まで帰るのだが、まだまだ時間があるため、せっかくなので境港市内の簡易局訪問をすることにした。最初は境港外江東簡易郵便局だが、ここは新局舎に移転していた。続いて三軒屋簡易郵便局だが、ここも移転していた。両方とも結構迷ってしまった。もう貯金はできないのでやることと言えば局舎の写真撮影と営業時間調査だ。続いて境港誠道簡易郵便局だが、ここは昔と変わらずの場所にあった。更に全く記憶に無い中野簡易郵便局へ。地図の場所に着いたがそれらしきものは無く、散々探し回っても見つからない。変だと思って地図に〒マークがある場所をもう一度よく探すと、車が通る道の一本裏側の路地にあった。これは発見難易度5だ。しかも局舎を見ても当時の記憶が蘇らない。でも訪問したのは確かだ。恐らく当時は米子からレンタサイクルで回っていたため、この辺りでは疲れて頭が死んでいたのだろう。局舎を写真に収めて、最後に境港の漁港の中にある境港漁港簡易郵便局に向かう。漁業会館みたいな建物の1階にあり、市内の簡易局はカレンダー通りの営業だが、ここだけは8月14日〜16日がお休みになっていた。ここでしばし休憩し、いい時間になったので空港へと向かった。途中に回転寿司屋があったので夕食とし、19時過ぎには空港に到着してレンタカーを返却した。飛行機は定刻どおり20時前には出発し、予定通り羽田に到着。羽田からは品川回りで帰り、23時頃に自宅へとたどり着いた。

2001年6月22日(金) 合掌の村と飛騨路郵貯の巻

32105 合掌造りの村 上平郵便局 9:20  5897  東礪波郡上平村細島1165
32044 合掌の里 五箇山 平郵便局 9:35  5898  東礪波郡平村下梨2505
32743 東中江簡易郵便局 9:45  5899  東礪波郡平村東中江578
32744 五箇山 新屋簡易郵便局 10:10  5900  東礪波郡上平村新屋48
24811 飛越峡 小白川簡易郵便局 10:20  5901  大野郡白川村小白川字小白川472-1
24093 世界遺産飛騨白川郷 鳩谷郵便局 10:40  5902  大野郡白川村鳩谷字中長322
24100 白川郷 御母衣郵便局 11:00  5903  大野郡白川村御母衣316-2
24803 蛭ヶ野簡易郵便局 11:45  5904  郡上郡高鷲村西洞4670-3694
24243 北濃郵便局 12:05  5905  郡上郡白鳥町長滝字蓮原332-16
24043 白鳥郵便局 12:20  5906  郡上郡白鳥町白鳥416-2
24227 牛道郵便局 12:30  5907  郡上郡白鳥町中西739-2
24261 弥富郵便局 12:50  5908  郡上郡大和町剣269-2
24042 大和郵便局 12:55  5909  郡上郡大和町徳永145-2
24052 荘川郵便局 13:30  5910  大野郡荘川村新渕241
24880 荘川黒谷簡易郵便局 13:40  5911  大野郡荘川村黒谷84-1
24094 夏厩郵便局 14:00  5912  大野郡清見村夏厩字血取場868-1
24101 三日町郵便局 14:25  5913  大野郡清見村三日町409
24881 三ッ谷簡易郵便局 14:35  5914  大野郡清見村三ツ谷1215
24363 高山緑ヶ丘郵便局 14:50  5915  高山市山田町1451-14
24349 高山岡本郵便局 14:55  5916  高山市岡本町1-303-2
24010 飛騨 高山郵便局 15:10  5917  高山市名田町5-95-1
24278 飛騨 高山名田郵便局 15:20  5918  高山市名田町3-86-10
24334 高山山王郵便局 15:25  5919  高山市森下町1-140-10
24199 飛騨 高山一之町郵便局 15:30  5920  高山市上一之町97
24073 飛騨 高山八幡郵便局 15:40  5921  高山市下一之町26
24323 高山連合橋郵便局 15:45  5922  高山市七日町3-129-5
24706 高山松之木簡易郵便局 15:50  5923  高山市松之木町2941
 今回は密かに完訪を狙っている岐阜県の北部を潰すための郵貯である。富山空港から車を借りて、五箇山辺りから始め、蛭ヶ野高原を経由して高山市内まで巡ろうという計画だ。例によって走行距離は長くなりそうな計画である。

上平郵便局
上平簡易郵便局
本日最初の訪問局。
村役場の近くにある。

 朝7時羽田発の富山行きの飛行機に乗るために、朝4時に起床。寝たのが1時半なのであまり寝た気がしない。夏至の頃なのでもう既に薄明るい中、自転車を飛ばして分倍河原駅へ行き、南武線の始発電車に乗って川崎まで行く。車中では爆睡してしまい、川崎に着いたのも気づかなかった。終点なんだから誰か起こしてくれてもいいのに、世知辛い。幸い何かの拍子に目を開けた瞬間に青い209系が見えたので「あ、川崎」と気づくことができた。寝ぼけた足取りで京急川崎から京急蒲田で乗り換えて羽田空港へ到着。6時20分頃には到着できた。以前の米子便はバスで案内だったので、もしかしたら富山便も搭乗口へはバスかと思ったが、意外にも普通の搭乗口だった。それにしてもこの富山への早朝便、特割で10000円で、しかも前日までにチケット決済したため9800円だ。府中から普通に新幹線とはくたかを使っても11000円はするので、飛行機の方が少し安い。最近の飛行機の価格自由化の恩恵を受け、私も急に飛行機の利用が多くなった。空港にはほぼ例外なくレンタカー屋があり、最近は車でめぐる事の多くなった私にはちょうど良い。もっとも列車に揺られて現地まで行かないと、何か物足りないと言うか来た実感が湧かないが、時間の無い社会人になってしまった以上仕方ない。曇天模様の中、私を乗せたB767−300は定刻どおりに離陸し、何時の間にか富山の上空へ。富山空港から離陸する飛行機が遅れているため、しばらく上空で旋回飛行となった。富山は晴れており、窓際に座っていた私には思いがけず遊覧飛行を楽しませてもらった。

平郵便局
平郵便局
ここでは自分宛てに
風景印を出しておいた。

 結局富山には定刻よりも15分遅れて到着。空港前のレンタカー屋まで直接行き、毎度お馴染みのビッツを拝借した。今回のはデジパネではなかったが、CDも聴けて快適だ。富山空港は全国唯一の河川敷内の空港で、すぐそばを北陸道が通っている。インターもすぐ近くにあってアクセスは最高の環境にある。今回は最初の訪問局を合掌集落で有名な平村と決めていたので、高速で西へと向かう。高岡の向こうで東海北陸道へと入るが、この高速は誰も走っていない。まだ全線開通前だが、それにしてもひど過ぎる。城端の街を過ぎると砺波平野も終わり、長い長いトンネルへと入る。もっともこのトンネルが無ければ長い峠道を越えなければならないので、この道にもそれなりの価値はあるが。以前に通った峠道とは比較にならない程、あっさりと上平のインターに到着した。東海北陸道はこの先は荘川まで未開通だが、かなり工事は進んでいる様子だった。インターを降りると国道156号線へと出るので、とりあえず北上。しばらく行くと左手に上平郵便局が見えてきた。局の駐車場に車を入れると、隣に同業者らしき人が車に乗って地図を睨んでいる所だった。もう9時も回っているので早速貯金をお願いした。ゴム印は合掌集落の絵入りだった。この局舎のちょっと富山寄りには旧局舎が残っていた。ずいぶんとお金のかかったと思われる国道を富山方面に走ると、越中五箇山の集落へと入る。沿道にはバスも入れる大きな駐車場やみやげ物店などが並ぶ。集落の中心街をちょっと外れた所に平郵便局があり、国道からちょっとだけ入る。立派な2階建ての局舎だ。ここも観光客が多いためか、宝のスタンプがあった。

東中江簡易郵便局
東中江簡易郵便局
農協の支所の中にある。
9:00〜16:00営業
8/15〜17日お休み

新屋簡易郵便局
新屋簡易郵便局
ここも農協の支所の中にある。
私の5900局目。
9:00〜16:00営業
8/15〜17日お休み

 更に富山方面へ車を走らせる。深い谷を形成している庄川を渡り、山をくねくね上っていく。上り終えた辺りに集落があり、ガソリンスタンドの隣の農協の支所の中に東中江簡易郵便局があった。農協の中だが貯金も扱っている。売店も併設されているので、かなり遅いが軽く朝食のパンを買う。もう起きて6時間近く経っている。これにて5899局となりリーチだ。これにて富山寄りに走るのを止め、一気に南下する。ちょっと効率は悪いが、平村、上平村を完訪しておけば後が楽だ。もちろん富山県完訪など狙えそうもないが、いつもの癖で後々の回り方まで考えてキリの良い残し方をしている。先ほど通った道を引き返し、インターを越えて更に南へ。やがて前方に巨大な建物が出現し、これがお目当ての新屋簡易郵便局だった。もちろん簡易局単体ではなく、農協と併設された簡易局だ。それにしてものこ農協の支所はでかい。局内(支所内というのか)も明るく綺麗で、音楽まで流れている。私のイメージする簡易局からはかけ離れているが、これにて5900局目の節目を迎えた。さすがにこの雰囲気では「5900局目なんです〜」とは言い出せなかった。今日の富山県での訪問はこれで最後で、いよいよ庄川を遡って岐阜県へと入っていく。この辺りではこの庄川が岐阜と富山の県境になっていて、国道が何回も庄川を渡るので、頻繁に両県を行き来する。国道の看板にも「県境錯綜地帯」などと書いてあった。この錯綜地帯の岐阜県側に小白川簡易郵便局があるのだが、余りにも岐阜県の外れにあるので岐阜県の地図に載っていなかった。わき道などを探したりもしたが、結局国道沿いにあった。ぽつんと一軒だけ簡易局が建っており、周りは雑木林と山だ。セミ(なのかな?)の鳴き声がこだまする山あいの簡易局・・・、私のイメージする簡易局がここにはあった。

小白川簡易郵便局
小白川簡易郵便局
岐阜と富山の県境錯綜地帯
にある。旅館も併設されて
いるようだ。
9:00〜16:00営業
カレンダー通り営業

鳩谷郵便局
鳩谷郵便局
世界遺産で有名な
白川村の集配局

 ここは国道沿いにあるため割と同業者の訪問も多いらしく、平インターからずっと南下する回り方をする方が多いそうだ。通帳を見ながら「東中江の簡易局にも行かれたんね、珍しいね。」とは局員さんのお言葉。やはり簡易局はこういう雰囲気でないとね。できればここで節目としたかったところだ。はるか山の向こうには工事中の東海北陸道の巨大な橋梁が見えていた。ずいぶんとお金がかかっております。さて再び南下すると富山県へと入る。結局小白川簡易郵便局へは一度富山県を通らないと行けない位置にあるのだ。やがて橋を渡って岐阜県へと入り、トンネルと覆道で庄川の峡谷を潜り抜ける。しばらく行くと不意に盆地が広がり、一面緑のじゅうたんが目にまぶしい。国道の裏道に鳩谷郵便局があるのを知っていたので、裏道をしばし行くと右手に見えてきた。田舎に行くとよく見かける一般的な局舎だ。局の向かいには小さな池があり、鯉が涼しげに泳いでいた。雪が積もるためか、ちょっと床が高くなっている構造だ。白川村の中心街を通り抜け、再び盆地を抜けると鳩谷ダムが広がり、その先はほとんど民家もない無人地帯が広がる。たまにあるのは土砂採掘の工場くらいか。やがて民家が見え始めると御母衣の集落だ。小学校や銀行などを横目に行くと、国道の右手に真新しい局舎の御母衣郵便局があった。最近新局舎に移転した事が官報に載っていた気がする。ここでは実逓を出しておいた。更に進むと前方に巨大な御母衣ダムの堰堤が見えてきた。以前にみた九頭竜ダムによく似ていたが、この大きさには圧倒される。ダムの堰堤の高さまでくねくね登っていくのだが、一昔前の道なのかトンネルが異常に狭い。大型車はとても離合できないほどの小さなトンネルの連続で、前のトラックが遅い。やっとの事でダムの堰堤まで登ると、一面の湖が広がっていた。湖のほとりにはレストハウスみたいなのもあったが、それ以外はまったくの無人地帯だ。JR東海のバスともすれ違ったりもした。延々と湖のほとりを走り抜けると、やがて国道158号と合流する地点まで出てきた。今日の目的地は高山なのでここからは国道158号に入るのだが、まだ時間が早いのでちょっと寄り道して蛭ヶ野の方も回ってみる事にした。

蛭ヶ野簡易郵便局
蛭ヶ野簡易郵便局
蛭ヶ野高原の観光案内所
の中にある。
9:00〜16:00営業
8/14お休み

 山道をひたすら登っていくと、やがて面前に高原が広がる。ここ蛭ヶ野は太平洋と日本海のちょうど分水嶺となっており、なんでも一つの池から2つの川が流れ出していて、片方は長良川となって太平洋、もう片方は庄川となって日本海に流れ込むのだそうだ。この池は見てみたかったが、やっぱり今は郵貯中。ひたすら蛭ヶ野簡易郵便局を探すと、観光案内所に併設されていた。局の後ろは自然公園(湿原?)になっており、そこの入場受付も兼ねていた。しっかりと貯金を果たし、ついでに近辺の観光案内地図を戴いた。これを見ると東海北陸道は南側は荘川まで開通しているではないか。最初はここからちょっと南へ行って北濃あたりで引き返そうと思っていたが、これなら話は違う。もう少し南まで攻め込むことにした。局を出ると程なく下り坂となり、分水嶺を越える。右手に「長良川源流の碑」など見ながら長い下り坂が続く。やがて高鷲の中心街が見えてきたが、ここにある高鷲郵便局は以前に訪問済みなので飛ばす。更に下ると長良川鉄道の北濃駅が見えた。ラーメン屋が併設されているようで、昼飯時なので寄ろうかとも思ったがやっぱり今は郵貯中。そこから少し行くと北濃郵便局に到着した。道の右側にあったので、時間短縮のため左側の空き地に停め、ダッシュ。更に南を目指す。

 次は油坂峠の入り口、美濃白鳥だ。ここまでくると割と開けてきており、まばらだが民家も点在している。やがて前方の山の向こうに大掛かりなループ橋が見えてきた。どうやらこれは油坂峠の有料道路らしく、将来は福井から美濃白鳥、高山、松本を結ぶ高速道路になるらしい。それにしても町の頭上を高速道路の高架橋が遮っており、あまり景観上よろしくない。白鳥郵便局は街中の混み合った中にあり、臭覚が頼りだ。さいわい迷うことなく到着できた。局舎の大きさの割には窓口が小さかった気がする。そろそろ空腹が限界なので、局の前にあった商店でパンを買った。レジでは前に地元の人が並んでいたが、順番を譲ってくれた。ありがとうございます。急いでいる雰囲気をぷんぷんさせていたのか?次は少し山に入った所にある牛道郵便局を目指す。整備された道を行くと「←牛道小学校」という看板があったので、そっちに行くとちょっと小ぶりないい感じの局舎が見えた。

以下作成中
フクロウ付き仕切り線
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