2004年11月の記録

郵貯日 普特 中央 簡易 分室 出張 年合計 通算合計 非扱 非扱計 地域 交通手段
11月24日 14 329 7529 198 鹿児島
合計 14 1日平均(30日) 0.47局

2004年11月24日(水) 誕生日に喜界島訪問の巻

79708 滝川簡易郵便局 9:05  7516  大島郡喜界町滝川554
79726 喜界赤連簡易郵便局 9:15  7517  大島郡喜界町赤連2547-2
79036 喜界郵便局 9:25  7518  大島郡喜界町湾21-1
79707 荒木簡易郵便局 9:35  7519  大島郡喜界町荒木305
79038 上嘉鉄郵便局 9:45  7520  大島郡喜界町上嘉鉄67-1
79706 花良治簡易郵便局 9:55  7521  大島郡喜界町花良治1577
79039 早町郵便局 10:15  7522  大島郡喜界町早町401-3
79705 志戸桶簡易郵便局 10:25  7523  大島郡喜界町志戸桶
79040 小野津郵便局 10:35  7524  大島郡喜界町小野津
79037 坂嶺郵便局 10:45  7525  大島郡喜界町坂嶺2028-3
79011 永田橋郵便局 14:40  7526  名瀬市
79014 大和郵便局 15:15  7527  大島郡大和村恩勝13
79717 大棚簡易郵便局 15:30  7528  大島郡大和村大棚108
79015 名音郵便局 15:45  7529  大島郡大和村名音291
 去年の年末に続き今度はJALのマイルが貯まったので、奄美大島への特典航空券を使って喜界島へ行ってみる事にした。また奄美大島に残っている4局も一緒に潰してしまえるように計画してみた。本当は2日くらい年休をどーんと付けて巡ってみたいが、そうもいかないので、23日と24日の両日での訪問とした。24日は誕生日なのでバースデー割引も使えたが、直前になるまで行けるかわからないので、結局使わなかった。最近は先々の予定が全く立たない・・・。

サーブ機
喜界島行きサーブ機
奄美空港にて

 奄美大島行きの飛行機は羽田9時発。この日は祝日のため朝の南武線も割とすいている。なめくじより遅い南武線に45分も揺られ、川崎からは京急で羽田空港へ。この電車は結構混んでいた。いよいよ羽田の第2ターミナルがオープンするという事で、あちこちに張り紙がしてある。ターミナルができれば奄美行きの飛行機もバスに乗らずに直接乗れるかな?バスに揺られてトンネルまでくぐって飛行機へ。2年前と同じMD−81で、機体はまだJASの塗装だ。この日は快晴で、窓側の席が取れたので眺めはなかなか。でも羽田を離陸するとあとはずっと海の上なので、景色はずっと一緒。いつのまにか寝てしまった。着陸前に目を覚ますと外には喜界島が見えてきた。喜界島を左手に見ながらぐるっと旋回して奄美空港へと着陸する。2年前のちょうどこの頃に、同じく飛行機で来たことがあるが、今回は前よりも天気もいいし暖かい。やはり日差しが違う。喜界島便は14時10分までないので、約3時間の時間がある。食堂でかつおのから揚げ定食をいただき、ヒマなので空港脇の芝生で寝転んで時間を潰した。ぽかぽか陽気で小鳥もさえずり、時間の流れって本当に一定なのかと考えさせられてしまう。

喜界空港
喜界空港
田舎の駅のような感じ

 時間も来たので空港へ戻り、チェックイン。奄美大島から喜界島までは16マイルしかなく、実際奄美空港から喜界島が見えている。飛行機もかわいいセスナ機のようなもので、機内は私の身長だと頭が当たってしまう。7割くらいの乗客を乗せてサーブと呼ばれている飛行機で奄美空港を離陸。20分くらいで着いてしまうのだが、客室乗務員もちゃんと乗っている。しかも飛行時間は10分くらいなのに、ちゃんとシートベルト着用サインが一回消えていた。1分くらいでまた点灯したが。喜界島に着いてみると、こりゃまたかわいい建物の空港だった。空港と言うか駅舎と呼ぶのが相応しい雰囲気だ。そういえば波照間島の空港もこんな感じだったな〜。今日はこれからレンタカーを借りて島内観光の予定だ。喜界島にもトヨタレンタカーの営業所があるが、出てきたのはダイハツのミラだった。まあ同じ系列のメーカだから別に不思議はないが。一人で島内をテケテケ走るだけなので、軽で十分だった。お値段も1日4,725円と割と安い。早速左回りに喜界島一周に出かける。とりあえずこういう島に来ると、まず一周してみないと気が済まない。明日巡る郵便局もほとんどが海岸に面した集落に立地しているので、下見も兼ねられる。途中、大ソテツがあるという看板があったので寄り道していると、ちょうど地元の方がおられ、親切に案内してくださった。真っ赤というか朱色のソテツの実もいただき、私は初めてソテツの実というものを触った。

ムチャ加那公園
ムチャ加那公園の石碑
小野津の集落が見渡せる。
喜界島の家の屋根はみんな白

 テケテケと島を北上して、島の最北端のトンビ崎で一休みする。サンゴ礁隆起の島なので、砂浜もあるが、ごつごつとしたサンゴ礁の海岸線がずっと続いている。このあたりもどこか波照間島に似ている。続いて今度は島の西側を南下していく。島の西側の方が奄美大島に面しているのもあって、民家が集まっている感じだ。結局、海岸線に面していない滝川簡易郵便局以外は全て下見してしまった。陽も暮れてきたので今日の宿である喜界第一ホテルにチェックイン。ここは楽天の紹介でJALのマイルが付く。最近の選択の基準はほとんどマイルが付くとかそういうものだ。一回荷物を置いて再び外出。酒を飲めない私は定食屋がいいので、宿の人に聞いてみた。空港と街の中心を通る県道沿いに2軒ほど店があるらしい。行ってみると片方はすし屋、もう一方は喫茶店みたいな感じ。せっかくなのですし屋に行ってみたら回転すし屋だったが、回転はしておらず、結局普通のすし屋になっていた。ついでに隣にあったお土産物屋兼雑貨店でお土産を買い、更に空港の更に奥にひっそりと建っているショッピングセンターに行ってみる。「ショッピングセンター」と書くとかなり語弊があるかな。スーパーとでも言うべきか。しかし営業時間がかなり長かったと記憶している(夜は10時までやったかな?)。ちなみにこの島にはコンビニは多分なく、このスーパー以外は大きな店もあまり見かけなかった。でもこのスーパーの存在はかなり助かった。あと今回はノートパソコンを持ってきたのだが、モデム接続のできる公衆電話がどうしても見付からなかった。どこかに一つくらいあっても良さそうなのに・・・。結局宿で携帯から接続したので遅い遅い。こんな所まで来てそんな事を期待するのも野暮な話やけどね。

喜界赤連簡易郵便局
喜界赤連簡易郵便局
高校の前にある。

 明けて24日。宿で朝食を食べ、7時半には出発。今日もいい天気で気持ちいい。昨日と同じく島を左回りに郵便局を巡っていく計画だが、滝川簡易郵便局だけは内陸部にあるので、ここから始めると効率が良さそうだ。滝川の集落は結構高台に位置しており、海の向こうには奄美大島がはっきりと見えた。お目当ての滝川簡易郵便局は学校の傍にあり、30分前には余裕で着いてしまった。周りはサトウキビ畑が広がり、青い海の向こうには島が見え、秋の空はとても高く・・・。なんかほのぼのする風景が広がっていた。9時も近づいてきたので、いそいそと局内へとお邪魔してみた。たいそう歓迎してくださり、ジョージアの缶コーヒーをいただいた。ありがとうございます。続いて島の中心街、赤連の集落へと下っていく。島内を一周する県道があり、高校の真正面に喜界赤連簡易郵便局があった。局内はたいそう広い。さらにちょっと行くと道の脇に店なども建ち並ぶ中心街に出る。役場や銀行もあり、この島の中心地に喜界郵便局があるのだが、場所がちょっと分かりにくかった。県道からわき道に入った所にあるので要注意だ。九州には風景印がある郵便局が少なく、この喜界島には風景印を配備した局がない。仕方ないので、喜界島と分かる局名って事で、この局から実逓を出しておいた。綺麗な島だし、風景印の意匠にも困らないはずなので、是非風景印を配備してください。印影の輪郭が喜界島の形になってるのがいいな〜。

荒木簡易郵便局
荒木簡易郵便局
手前の道が県道。
木造のいい感じの局舎だ。

 島の中心街を通り抜け、ふたたびサトウキビ畑が広がる風景の中を走っていく。隣の集落のこれまた学校の前に荒木簡易郵便局があった。ここは県道が左に曲がる所に建っているので、普通に運転していても目に入る場所にある。ここではボールペンをいただきました。さて次が非常に発見困難な局だった。恐らくここが島内で一番発見難易度が高い。普通に県道を走っていると集落をバイパスしてしまうので、上嘉鉄小学校の脇の細〜い道に入っていかねばならない。細い道を海の方向へくねくね行くと、ようやく上嘉鉄郵便局を発見できた。昨日下見しておいたので難なく来る事ができたが、昨日はかなり探し回ってようやく見つけられた。細い道に面して集落に溶け込んだ郵便局・・・。漁師町には良くある光景だ。続いては花良治簡易郵便局だ。「けらじ」と読むらしい。ここは一時期、一時閉鎖になっていた。局前に着いてみると隣にも何か郵便局舎らしい建物が。どうも旧局舎らしく、まだ壁には〒マークがはっきりと残っていた。新局舎はちょっとだけ道から奥に引っ込んだ形だ。この引越しで一時閉鎖だったのかな?次はちょっと局間が開く。集落はいくつか点在しているが郵便局はない。左手には小高い山が連なり、そこからの眺めは大変良いらしい。今日はめぐり終えたら時間があるはずなので、行ってみる予定だ。やがて割と大きな港がある早町の集落に入る。

花良治簡易郵便局
花良治簡易郵便局
手前が旧局舎で奥が新局舎

 早町郵便局は大きく整備された県道沿いにあった。ここは集配局で割と大きめ。エコー葉書がありそうな匂いがしたので伺ってみるとやっぱりあった。最近はなかなかエコー葉書を入手できないので、ここぞとばかりに買いあさる。あと局内には喜界島出身の歌手の故郷凱旋コンサートの張り紙が。名前を忘れてしまったが、聞いた事ない名前だったのだけは覚えている・・・(失礼)。車は更に北へ向かい、島の東側の最後の局、志戸桶簡易郵便局へ。ここも県道には面しておらず、集落の中の細い道に入っていかなければならない。ただ局前がロータリーみたいになっているので、割と見つけやすいかも。私が行った時はオマケに郵便の収集車も停まっていたので、一撃で発見できた。この時点でまだ10時半。奄美大島行きの飛行機は13時25分なので、これなら余裕だ。続いてサトウキビ畑が一面に広がる台地を越え、島の西側へ進む。昨日立ち寄ったムチャ加那公園の横を通り、下り坂を下っていくと小野津の集落にはいる。小野津郵便局はこれまた集落の中にある。海のすぐ傍にあるちょっと昔ながらの局舎だ。そういえば今日の特定局には喜界郵便局以外は局名を書いたポールが建っていなかった。さて次が最後の坂嶺郵便局になる。ここは県道沿いにあるので簡単だろう。ただちょっと見通しが悪い所に建っているので、注意してないと通り過ぎるかも。結局ここにもポールは無かった。特有の白い屋根の、一昔前の局舎でいい雰囲気だ。

喜界空港を離陸する鹿児島行きサーブ機
鹿児島行きサーブ機
喜界空港脇で撮影。

 この時点でまだ10時45分。2時間半ほど時間に余裕ができた。とりあえず一回、空港まで戻り、鹿児島行きのサーブ機が離陸するところを撮影しておく。飛行機の撮影って慣れてないが、その割にはまあまあの写真が撮れた。サーブ機を見送って、お次は百之台公園という見晴台に行ってみる事にする。普段の局めぐりではあり得ないゆとりの時間だ。天気もいいし、気持ちものんびりしているので、車の足取りもゆっくりになっていく。百之台公園はパンフレットによると標高203mもあるらしく、喜界島の集落と東シナ海を一望できる。ここでしばらくぼーっと時を過ごす。本当にこの時が止まったようなのどかな雰囲気はとてもいい感じだ。たまにはこういう息抜きもしないとね。私にはこういう雰囲気がやっぱり合っているんだろう。それともたまに味わうから良いものなのだろうか?やがてお腹もすいてきたので、のんびり空港まで戻る。途中、街の中心街のスタンドで満タンにして、空港近くのレンタカー営業所に返却した。小さい営業所だが、しっかりJALのマイルを付けてもらうようにお願いしておいた。空港まで送ってもらい、ここで昼食。これも通常ではあり得ない事だ。喜界空港は小さいながらも食堂があった。もう11月も末だと言うのに冷房が入っている。でも確かに今日は暑かった。

永田橋郵便局
永田橋郵便局
街中の今風の局舎
ちゃんとポールもある。

 やがて時間が来たのでチェックインして出発を待つ。今日の機体はサーブだが、塗装がJACのものだった。昨日と同じくぷーんと飛んで10分くらいで到着する。さて、ここからが結構厳しい計画になる。奄美大島には残り4局あり、一番遠いのが大和村の名音郵便局になる。今が13時50分なので、2時間ほどでそこまで行き、また戻ってこなければならない。ちょっと急ぎ目にレンタカーを拝借し、2年振りの奄美の道へと走り出す。最初は名瀬市内にある永田橋郵便局を目指す。ここは名瀬伊津部郵便局からの移転改称で、2年前も行こうとしていたが時間の関係で断念している。時間が迫っているのでやや急ぎ目になるが、奄美の道はみんなのんびり走っている。結局法定速度を遵守しながら名瀬市内へと突入。混雑している国道58号線沿いに永田橋郵便局があった。ここは流石に局内にも人がたくさん。時間がかかるので通帳を出しておいて、先に局舎の写真を撮っておくという技に出る。次は奄美大島の北側にある3局だ。時間も無いのでお急ぎモードで車を走らせる。名瀬市内を抜けると途端に海に山が迫った地形が続く。次の大和郵便局は名瀬方面から来ると、トンネルを抜けた直後の道を右に入らないとたどり着けないため、なかなか辛い立地だ。私は前回来た時に下見していた。だんだんと時間が迫って来るので、自然とアクセルにも力が入る。

名音郵便局
名音郵便局
これにて奄美大島を完訪

 相変わらずのくねくね道かと思ったら、以前には無かった立派なトンネルで山道をショートカットしている所もあった。レンタカーのナビが対応しておらず、空を飛んでる様な表示になっていたが、お陰で随分と時間に余裕ができた。ところがこのショートカットで距離感を間違えてしまい、次の大棚簡易郵便局がある集落をすっ飛ばしてしまった。1キロほど行き過ぎて気付いたのだが、引き返すべきか、先に名音郵便局に行ってから帰ってこようか・・・。結局、引き返す事にしたが、今思えばこれが正解だった。大棚簡易郵便局も以前に下見しておいたのだが、すっかり忘れてしまっており、少々迷ってしまった。ここはかなり集落の中に溶け込んだ局で、局前の道も車がやっと1台通れる幅しかない。やっとこ車を停めて貯金を済ませ、出てくると郵便集配車と出くわしてしまった。バックしてなんとかかわして、県道に戻ってラストスパートだ。まあまだ30分あるのでこれなら行けそうだ。厳しい地形の中を走る県道を通り抜け、名音トンネルを抜けると名音郵便局が見えた。ここは「なおん」と読むらしく、なんともヤンキー風な響きだ。これで1995年1月5日に初上陸して以来、約10年越しの奄美大島完訪となった。あとは与路島と請島の2局を行ければ完璧なのだが、それはまたの機会に。この2局があるので、また奄美大島に来る動機付けは残っている、と考えよう。これで今日の予定は全て完了で、あとは19時の羽田行きの飛行機までに空港へ戻ればよい。

喜界島の猫
今回の猫にゃー
喜界島の手久津久の集落
にいた猫。サンゴ礁の石垣
にはハブがいるぞ〜。

 のこのこと名瀬市内まで戻り、お腹もすいてきた。いつもなら昼食抜きなのですぐに夕食タイムとなるのだが、今日はそれほどでもない。名瀬市内にはジョイフルがあるのを知っていたので、早速そこへとしけ込む。街中にあるだけに高床式のお店になっていた。ジョイフルには郵便局と同じように番号が振ってあり、それを教えるとたいそう喜ぶ
後輩がいるため、調査調査。ちなみにここは奄美長浜店、番号は42001-00だった。奄美大島には他にもう1店あるので、ここではデザートを食べて一休み。ちょっとまったりした所で出発。名瀬市内を通り抜け、国道を空港方面へと行き、トンネルで峠を越えて下っていくと右手に再びジョイフル発見。ここには前来た時にも巨大なショッピングセンターがあったが、今回見てみるとその一角にジョイフルが開店していた。開店日を見てみると前回の奄美訪問の1ヵ月後の開店のようだ。ここで夕食としたが、結局店には客は私一人だけ。平日の夕方だが、それでも本当に大丈夫なのかと思ってしまった。ちなみにここは奄美龍郷店、番号は42002-00だった。なんだかんだで時間を喰ってしまい、良い時間になったので空港へと急ぐ。30分くらい前に到着し、全行程予定通りだった。奄美はまともに航空券を買うと大変高額だが、マイルを貯めれば割と気軽に来れるようになった。今度はまたマイルを貯めて、徳之島か沖永良部島を攻めようと計画中である。
フクロウ付き仕切り線
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