2005年9月の記録

郵貯日 普特 中央 簡易 分室 出張 年合計 通算合計 非扱 非扱計 地域 交通手段
09月22日 15 17 438 8000 212 岐阜・愛知 車、徒歩
合計 15 17 1日平均(30日) 0.57局

2005年09月22日(木) 郵政公社パビリオン訪問の巻

24849 小熊簡易郵便局 8:55  ----  羽島市小熊3-255
24214 足近郵便局 9:05  7984  羽島市足近町小荒井1-10
24806 正木簡易郵便局 9:10  ----  羽島市正木町坂丸4-44
24305 羽島竹鼻郵便局 9:20  7985  羽島市竹鼻町狐穴字東町3188-1
24003 円空ゆかりの地 羽島郵便局 9:30  7986  羽島市竹鼻町字日吉町125-1
24086 羽島上中郵便局 9:40  7987  羽島市上中町沖1757
24161 大賀ハスのさと 桑原郵便局 9:45  7988  羽島市桑原町八神4749
24873 羽島堀津簡易郵便局 9:55  ----  羽島市堀津町1988-1
24080 輪之内郵便局 10:10  7989  安八郡輪之内町四郷270-1
24183 海西郵便局 10:20  7990  海津郡平田町野寺1319-1
24256 吉里郵便局 10:25  7991  海津郡海津町松木757
24192 東江郵便局 10:35  7992  海津郡海津町日原字八剣21-4
24208 大江郵便局 10:45  7993  海津郡海津町古中島字上村118-1
24891 海津安田簡易郵便局 10:55  7994  海津郡海津町安田字村北6
24012 海津郵便局 11:00  7995  海津郡海津町高須字前並558-4
24015 平田郵便局 11:10  7996  海津郡平田町今尾1592-1
24884 お千代保稲荷 平田三郷簡易郵便局 11:20  7997  海津郡平田町三郷字村中1106
24279 仁木郵便局 11:25  7998  安八郡輪之内町下大榑新田大正212-7
24825 福束簡易郵便局 11:35  ----  安八郡輪之内町里1003
24815 牧簡易郵便局 11:45  ----  安八郡安八町牧1484
24188 名森郵便局 11:55  7999  安八郡安八町氷取84-2
20059 愛・地球博郵便局 14:55  8000  愛知郡長久手町大字熊張茨ヶ廻間乙1533-1
 3月から愛・地球博が開催され、会場内に愛・地球博郵便局が開設されている。閉幕後の10月には廃局(または移転改称?)になるため、いつか行きたいにゃと思っていたらいつの間にか9月。このままでは行きそびれそうなので、9月22日に年休をねじ込んで訪問することにした。一人で地球博に行くのは「一人でディズニーランドに行くようなものだ」と体験者が語っていたので、どうしても同行者が欲しかった。結果おやんを誘い込む事に成功した。しかも私はこの日を迎えるまでに通算7,983局だったので、残り17局で8,000局の節目になるのだが、おやんも無理矢理数を合わせ、通算3,984局の状態で当日を迎えた。1局多いのは当日の訪問予定局に1局だけ彼の既訪問局が入っていたためだ。この綿密な計算により愛・地球博郵便局で二人揃って8,000と4,000の節目を迎えるという、本人達にはとても素晴らしく一般人にとっては実にバカバカしいプロジェクトだ。(おやんの数合わせの記録はこちらを参照

移動行程
○9月22日
分倍河原 519 → 京王線   → 548 新宿
新宿   556 → 中央本線   → 615 東京
東京   636 → ひかり361号 → 837 岐阜羽島
岐阜羽島 1221 → こだま536号 → 1231 名古屋
名古屋  1240 → エキスポシャトル → 1323 万博八草
万博八草 1340 → リニモ   → 1343 万博会場
万博会場 1742 → リニモ   → 1754 藤が丘
藤が丘  1800 → 地下鉄東山線 → 1827 名古屋
名古屋  1848 → こだま549号 → 1941 京都
京都   2014 → 東海道本線新快速 → 2020 大津

○9月23日
大津   948 → 東海道本線快速   → 952 山科
山科   954 → 東海道本線新快速  → 1029 大阪
大阪   1100 → 阪急宝塚線    → 1111 豊中
豊中       → 阪急バス    →   柴原口
柴原   1154 → 大阪モノレール → 1201 大阪空港
伊丹空港 1330 → JAL1514便  → 1435 羽田空港


小熊簡易郵便局
小熊簡易郵便局
貯金非扱いの農協簡易局
8時30分から開いている。

 当日の22日。まず岐阜県内で数合わせのために16局を巡るべく、岐阜羽島へ移動する。朝4時30分に起床して5時頃に家を出る。もう秋分の日も目前であり、外はまだちょっと薄明るくなってきた程度。もう半袖ではちょっと肌寒い。いつものように自転車で分倍河原駅へ行き、京王線で新宿へ。中央線はこの時間だとまだ快速が無く、各駅に停まりながら東京駅に着く。今回は事前にJR東海の株主優待券を1枚貰っていたので、ここで新幹線の切符を買う。今回の予定は上に書いてあるとおり、最終的には大阪まで行って南蛮亭に寄る予定なのだが、ここで買うと新大阪までの切符しか売ってくれなかった。普通に買えば新大阪じゃなくて大阪市内駅までの切符になるのだが、JR東海の優待券を使ったためにJR東海の区間までになるようだ。6時36分発のひかり361号は岡山行きのひかりで、朝一で東京から岐阜羽島へ行くにはこの列車が一番早く着く(のぞみを使えば別だが)。東京を出発する時には自由席はスカスカだったのだが、新横浜とか小田原に停まるので、ここで大量に乗車があって満席となった。車中ではほとんど寝ていたのであまりよく覚えていないが・・・。やがて名古屋を過ぎて岐阜羽島も目前になった頃、なんだか外は雨模様に。朝から天気は曇りだったのだが、ここで降ってきてしまった。岐阜羽島駅に着いてみるとこりゃまた肌寒い。小雨が降っていてちょっと霧もかかっていた。改札口でおやんと合流し、駅南のレンタカー屋へと出向く。営業所の場所が分からないので携帯で電話して聞いてみる。ところが私はトヨタレンタカーに予約を入れていたはずなのだが、電話に出たのはジャパレンの営業所だ。しかし予約した時はこの携帯でかけたし、その時の発信記録を使ってかけたので間違いなく同じ電話番号のはずだ。って事は私は意識しないうちにジャパレンに予約をしていたようだ。何をやっているんだか。ただジャパレンの営業所は岐阜羽島駅の南口のすぐそばだったので、結果的には良かったかもしれない。以前にも宿に電話したが宿の名前を忘れてしまい、現地で電話帳と睨めっこした事もあったりする・・・。

正木簡易郵便局
正木簡易郵便局
ここも貯金非扱いの農協簡易局

 ジャパレンで結局ヴィッツを借り、雨の羽島市内へと繰り出す。ここで16局を巡り、なるべく早く駅まで戻って来たいところだ。何しろ万博も25日に閉幕なので、駆け込み客で相当混雑している様子なのだ。それに加えて会場内の人数が17万人を越えると入場規制をするらしいので、これにはまると16時までにお目当ての愛・地球博郵便局にたどり着けないと言う最悪の事態も考えられる。そんな事を考えるとなるべく早く万博会場に行きたいのだ。今日は3時間から4時間程度の車の運転なので、最初からかなりハイテンションな運転になる。岐阜羽島駅の北側に回り、大きな県道沿いに小熊簡易郵便局があった。ここは貯金非扱いの農協簡易郵便局で訪問局数にはカウントされないのだが、やはり完訪という事を長い目で見据えれば行かない訳にはいかない。東海地区はやたらと農協受託の簡易局が多く、非扱い局が多い。ただ、営業時間が朝は8時30分という所が多く、この30分の時間を有効に使えれば効率を上げる事ができる。しかし今日は到着が遅かったため、この時点で8時55分。5分しか得してない。またこういう農協簡易局の場合は定額小為替を購入して訪問の証とするのだが、この小為替の発行に手間取る簡易局も結構あるのだ。今日は時間をかなり気にしながらの郵貯なので、私の中ではかなりの厳戒態勢だったのだが、幸いここではすんなり発行してくれた。お次は足近郵便局を目指す。今日のヴィッツはトヨタ純正のナビではなく、パイオニアのものだったがこれがまた操作がよく分からない。唯一良かったのは車が停止してなくても操作ができるという点か。結局車のナビとおやんの人間ナビの両方の力によりたどり着いた。ここは立派な局舎で、民営化になってもすぐに無くなる事はあるまい。最近はこんな事ばっかり考えてしまう。特に待たされる事無くすんなり処理は完了。外は本降りになり、局舎の写真を撮るのも大変だ。

羽島竹鼻郵便局
羽島竹鼻郵便局
少し古めの局舎だ。

 次もまた貯金非扱いの農協簡易局である正木簡易郵便局だ。ちょっと入り組んだところにあったが、目の前に大きなJA−SSのガソリンスタンドがあった。ここは建物が古く、横から見ると閉鎖になったのかと勘違いしてしまうほどだ。ここでも無難に小為替を発行してもらえた。お次は羽島の市街地に入り込んで行き、名鉄の竹鼻駅の前にある羽島竹鼻郵便局だ。この辺りは竹鼻線が高架化工事されており、何か地図と道が違う。ここの局舎はちょっと古めで、郵政公社のポールも建っていない。更に進んで竹鼻線の下をくぐると羽島郵便局に着く。本局だけあって客も多いかと思ったが、待ち人数は0人。一応番号札があり、我々の後からは客が押し寄せ、5人待ちまでになった。あまり時間をロスせずに局を後にし、新幹線の南側の郵便局を目指して進む。ふらふら運転するセンチュリーにおののきながら新幹線と名神高速の下をくぐって南へ行き、狭い県道沿いに羽島上中郵便局があった。局の裏手には名鉄の竹鼻線の廃線跡がある。最近は鉄道事情に疎いのだが、いつの間にか廃線になっていたらしい。おやんは廃線前に乗りに来たらしく、次の桑原郵便局だけはその時に訪問したそうだ。細い県道を南に進んでいくと、綺麗な局舎が見えてきた。ここには八神駅があったらしいのだが、もう既に駅と思われる建物は全く残っていなかった。郵便局は綺麗な建物で、ポールも建っており安心だ(笑)。ここは大賀ハスネタと円空ネタの2種類のお宝スタンプがあり、今回は大賀ハスネタのスタンプをお願いした。既訪問のおやんは車でお留守番。しかしこの辺りは別に過疎地という訳でもなく、ほどほどに民家もあるのに鉄道が廃線とはなかなか厳しい。私鉄である名鉄だけあり、その辺りはシビアに経営判断をするのかもしれない。って事は郵便局も民営化すればシビアに不採算郵便局は切り捨てられるのではないか・・・。国鉄からJRに民営化してから地方の鉄道がどんどん切り捨てられたのを見てきただけに、「地方の郵便局も残す」というのは到底信じられない言葉だ。「公約守らなくても問題ない」と言った首相の言葉だけに、余計信じられない・・・。

東江郵便局
東江郵便局
丸ポストに電話ボックスの
組み合わせがいい。

 ついつい暗い話になるが、お次はまたまた非扱い局の羽島堀津簡易郵便局だ。岐阜羽島の駅の南側に位置しており、さっきの桑原郵便局からは北に戻る形になる。県道の旧道とおぼしき道沿いにあり、外見はJAだが、建物の前にある郵便ポストが簡易郵便局である事をアピールしている。ここも特に滞ることなくすんなりと小為替が出てきた。お次は長良川を渡って、長良川と揖斐川に囲まれた地帯を巡っていく。最初は輪之内町の中心局である輪之内郵便局なのだが、これが移転していて見つけるのに苦労した。地図に示してある場所にはそれらしい建物すらなく、「この空き地がそうかな?」という場所だけは見つけた。こうなると嗅覚をMAXにして周囲をかぎまわるしかない。こういう場合、だいたい大きな県道沿いなどに移転するのが良くある例なので、大きな道へと車を進める。すると大きなショッピングセンターの前に輪之内郵便局があった。おやんは携帯がFOMAなので郵政公社のホームページで調べようとしていたが、そんな文明の利器に頼っちゃアカン。職人はやはり現場の腕で勝負だナンチャッテ。お次は南へ進み海西郵便局へ。ここも地図の場所とは若干違っており、細い道に入った所にあった。ここでは駐車場に入れるときに車止めにタイヤをぶつけてしまい、車止めをずらしてしまった。ゴメンナサイ。お次は長良川の堤防を南へ進み吉里郵便局を目指す。ここもまた微妙に位置が異なり、行ってみると綺麗な局舎なので、ちょっと移転したのだろう。使っていた地図が7年前発行のためだろうか。続いて更に南へと進み、平坦な水田地帯を延々と走っていく。木曽三川のデルタ地帯だけあって平坦な土地だが、今も昔も洪水と隣り合わせなんだろうと想像できる。東江郵便局は水田地帯の中にあり、ちょっと古めの局舎だ。丸ポストと電話ボックスの取り合わせがいい感じだ。更に更に南へと進み、長良川の堤防を進んでいく。長良川と揖斐川が合流するところには木曽三川公園ってのがあり、ちょっとだけ行ってみたい気もしたけどパス。大江郵便局はそれよりも手前の水田地帯にあった。ここのちょっと古めの局舎に電話ボックス付き。ただポストが丸ポストではなかったが。

平田三郷簡易郵便局
平田三郷簡易郵便局
お千代保稲荷神社の参道にある。
リンク先ページの地図でいうと
赤の40と41の間にある。

 ここが今日の最南端の郵便局で、ここからは岐阜羽島駅に戻る方向になる。今度は揖斐川沿いの郵便局を巡っていく。海津温泉の横を通り過ぎ、揖斐川の堤防まで行くと、手坊の脇に海津安田簡易郵便局があった。ここは本当に後ろが揖斐川の堤防になっている。今日始めての貯金ができる簡易郵便局だ。局を出るときに「忘れ物ない〜?」と声をかけていただいた。お次は揖斐川沿いに北上して行き海津郵便局へ。ここは街中にあり番号も12番と若かった。お客さんも結構いたが、すんなりと処理してくださった。更に北上して今度は平田町の中心街にある平田郵便局へ。ここは立派な局舎で、中部地方の郵便局でよく見かける茶色の飲料の自動販売機もあった。どんどん進んでお次は平田三郷簡易郵便局だ。ここは千代保稲荷神社の参道の途中にある簡易郵便局だ。最初はそんな事は知らずに参道をどんどん進んでいってしまった。一応道路交通法上はOKなのだが、人通りが多いとこれはNGだろう。結局、参道を進んで簡易局の前まで乗り付けてしまった。この千代保稲荷神社というのは日本三大稲荷の一つだそうで、「おちょぼさん」の愛称で年間200万人の参拝客が訪れるそうな。そんな事は露知らず、なんか随分と賑やかな参道だなと思っただけだった。流石にこういう立地の簡易局だけあって、局のスタンプにも「お千代保稲荷」のコピーと鳥居のイラスト入りだった。しかもスタンプは赤で、「目だっていいでしょ」とは受託者さんのお言葉。確かにアクセントになるしいい感じだ。岡山の由加山にも参道の途中に児島由加簡易郵便局があるが、あちらは参道が階段になっているため車で乗り付けられなかった。ちなみに日本三大稲荷ってのは伏見稲荷と豊川稲荷と、そしてここ千代保稲荷なんだそうだ。前者2つは有名で聞いた事あるが、千代保稲荷ってのは知らなかった。そんな有名な稲荷とは知る由も無く、当然訪れもせずに退散。まあまたゆっくりと来る事もあるだろう。ただ今度来るときにはこの簡易局が存在しているかどうかは怪しいが・・・ってまたこんな話になってしまう。こういう観光地にある郵便局って他にも結構あったりするが、民営化になったら真っ先に無くなりそうな気がする。

万博八草駅の改札
万博八草駅の改札
後に見えるのは名古屋から
乗ってきたエキスポシャトル。

 さてお次は輪之内町まで戻ってきて仁木郵便局を目指す。ここは用水路というか運河というか、水路の畔に建っていた。昔ながらの和風の局舎がいい感じだった。更に北上して今度は農協受託の福束簡易郵便局だ。ここでは小為替の為替印をセルフでお願いされてしまった。私は別に印影にさほどこだわらないのだが、せっかくなので押させてもらった。小為替には4箇所に為替印を押し、右側の2箇所は切り取って郵便局へ、残りの左が自分の手元に来る。4箇所とも気合を入れて押していたが、よく考えたら右2箇所は郵便局へ戻るのでそんなに気合を入れる必要もなかった。さて、この時点で11時半過ぎ。これならば岐阜羽島12時21分のこだまに乗れそうなので、これに狙いを定めてスパートをかける。残り2局のうちのひとつ、牧簡易郵便局はこれまた農協受託の貯金非扱い局だ。ここで今日5局目の非扱い局になる。県道から少し引っ込んだ所にあったが、ここはうまいこと見つけることができた。ここでもすんなり小為替を発行してくれ、今日は5局全てで事なきを得た。そしてラストは東海道新幹線の高架橋の近くにある名森郵便局だ。道が一方通行だったりしてたどり着くのが大変だが、ナビのお陰もあってすんなり到着できた。ここで私は通算7,999局、おやんは通算3,999局となった。計算どおりにコトが運び、ほくほく顔で局を後にする。さて、今日残すはあと1局、愛・地球博郵便局だけだ。岐阜羽島駅まで戻り、車を返却する。この車、出発時に燃料が満タンになっておらず、帰着時にキロ計算させてくれと言われていたので、給油せずに返却する。何キロ走ったか見てなかったが、燃料代として1,500円を清算した。駅まで歩いて行き、自動券売機で乗車券を買う。しっかりと万博八草駅までの乗車券を自動券売機で買うことができた。またこの移動を利用して昼食タイムにしたいので、KIOSKでパンを買い込む。岐阜羽島から名古屋までは新幹線なら10分しかかからないので、パンくらいがちょうどよい。定刻の12時21分のこだま536号に乗り込んで名古屋へ。

愛・地球博郵便局北ゲート出張所 ポストンくん
愛・地球博郵便局北ゲート出張所(左)とポストン君(右)
ここは貯金は扱っていなかった。

 名古屋からはエキスポシャトルに乗り換えて、中央本線と愛知環状鉄道を経由して万博八草駅まで乗る。名古屋の駅前には名古屋駅前分室タワーズ内郵便局など、未訪問の郵便局があるのだが、ここを訪問してしまうと壮大なプロジェクトが台無しになるので自重する(笑)。7番線に行ってみると、211系の10両編成のエキスポシャトルが入線してきた。別にヘッドマークを付けている訳でもなく、方向幕に「エキスポシャトル」と書いてあるだけだ。定刻12時40分に出発。乗っているのは万博に行くであろう家族連れもいるが、地元のお客も結構乗っている。ロングシートの席は全て埋まり、ちょっとだけ立ち客がいる程度。流石に昼過ぎという事もあり、そんなに混雑はしていない感じだ。普段と違うのは車内放送が日本語と英語の二ヶ国語だった事だろうか。思いっきり棒読みの英語放送にはちょっと笑ってしまったが。高蔵寺駅までは各駅に停車し、ここからは愛知環状鉄道に入っていく。編成が10両もあるので、愛知環状鉄道線内の駅は全て通過して、万博八草駅に到着する。岐阜羽島駅からはちょうど1時間程度。改札を出てみると万博の入場券売り場があったので、おやんはここで購入する。私は事前に府中のJTBで購入していた。ただ前売り券はもうなかったので、定価の4,600円だったが。さて、左に行けばシャトルバス、右に行けばリニモの乗り場なのだが、ここはやはりリニモに乗っておきたいので右へ。リニモの乗車待ち時間も結構心配していたのだが、今日は待ち時間なしとの事でやれやれ。乗車券を有人の窓口で買い、ホームへと向かう。ちょうど12時30分発のリニモが出発する所だったが、間一髪で乗れず。ホームの端には鉄ちゃんがカメラを構えていた。この時間帯は10分間隔での運転なので、次の40分発のリニモで出発する。しっかりと運転席の後の席を確保し、前面の風景を見ながら進んでいく。

愛・地球博郵便局
愛・地球博郵便局
ここで8,000局の節目達成。
この日は一般人にとっては貯金可能
最終日にあたる。

 このリニモ、一応運転手は乗っているのだが全然運転している様子はなく、どうも自動運転の様子。運転手はドアの開閉をするだけのようだ。やがて前に万博会場が見えてくる。思ったよりも相当広く、大量の人の波が見えてくる。瀬戸会場に向かうモリゾーゴンドラを待つ人の列が長〜く伸びており、こりゃだめだと感じた。瀬戸会場にも愛・地球博郵便局の出張所があるのだが、これは断念することに。万博会場駅に着いてみると思ったよりも人はおらず、特に混雑も無く万博会場の入場門にたどり着けた。入場門には飛行機並みの金属探知機と、持ち物検査が待っていた。会場内にはペットボトルの持ち込みが禁止されているらしく、それを摘発する目的もあるんだろう。これは後から知った事だが、会場内で売られているペットボトルのキャップにはシールが貼り付けられており、密輸(笑)されたものとは区別できるようになっているそうだ。さて、門をくぐるとそこは北ゲートにあたり、ここには愛・地球博郵便局の北ゲート出張所がある。ここは貯金は扱っていないが、記念の小型印があるので立ち寄ってみることに。木で作られた屋根がある長屋の一角が郵便局になっており、写真付き切手を作る人の列が長く伸びていた。ただ、郵便窓口は誰もおらず、あっさりと北ゲートの小型印を押印することができた。続いて本日の大目標である愛・地球博郵便局の本局を目指す。どうやら西ゲートの方にあるようなので、地図を片手にグローバルループと呼ばれる木製の回廊を歩いていく。回廊の脇にはベンチが置いてあり、お疲れの皆様が寝転んでいた。またモリゾーキッコロのグッズ販売の出店も出ており、これは絶対買わなければ。雨は止んでいるがどんよりとした曇空のもと10分くらい歩いたろうか、西ゲートと思しき場所へと着いた。グローバルループは空中に高架橋を組んで作られているので、西ゲートへ行くには階段を下りていく。すると西ゲートのすぐ横に愛・地球博郵便局があった。この時点で14時20分くらい。もうこれなら絶対大丈夫だ。早速混雑している局内へと足を運ぶと、案内してくれる局員さんがおり、貯金窓口の列の最後尾を教えてくれた。結構並んでおり、前に15人くらいいたと思われる。番号札の機械はなく、これだとずーっと並ばなければならない。番号札があれば良かったのにな〜。

愛・地球博郵便局で記念写真
節目達成の2人

 局内は写真付き切手を作る人の列が一番長く、その次に貯金、一番短いのが郵便って感じだ。狭い局内なので、列に並ぶ人で局内は満杯状態だった。ただ貯金窓口が15人程度ってのは予想よりも少なかった。結局40分くらい待ち、順番が回ってくる。ここのスタンプはモリゾーとキッコロのイラスト入りになっており、2行にまたがる構成になっている。しかし通帳の行空けはできないそうなので、2回預け入れをすることに。節目は101円を預けるので、それに加えて10,000円を預けた。あとついでに主務者印が欲しかったので定額貯金もお願いしておいた。貯金窓口は2つあるが端末は1つしかなく、交互に作業をしていく。ただ非常に丁寧に対応してくださり、スタンプも非常に丁寧に押してくださった。おやんも同様に貯金を終え、これにて8,000局と4,000局の節目を迎えることができた。ついでに風景印をお願いして局を後にした。さて、このままゲートを出て再び街中で郵貯、という選択肢もあったが、それではあんまりなので少しは地球博を観て回ることにする。といってもこの郵政公社パビリオン以外に特に興味のあるパビリオンは無いので、適当にぶらぶら歩いてみる事にした。地球市民村とかモリゾーキッコロメッセを観て、ナチュラルフードカフェでココナッツのタコスを食べ、これでもういいやって感じになってしまった。人気の企業パビリオンは相変わらず90分待ちとか書いてあり、とてもじゃないが並ぶ気はしなかった。三井東芝館とか三菱館ってうちの従業員証で入れてくれる・・・訳ないか。再び北ゲートまで戻り、さっきの北口出張所で再び小型印をお願いしてしまった。全部で5種類の風景印と小型印があるのだが、どうやらどこか一箇所に行けば全種類用意してあるらしく、あちこち出向く事なく全種類を手に入れることができた。残すはお土産だが、最初はモリゾーキッコロのぬいぐるみが欲しくて出店を覗いたりしていたのだが、Tシャツがあることが分かり、これは土産物館に行かねばって事になってしまった。会計の列が長く続いており、難色を示すおやんを無理矢理引き連れて店内へ突撃。ものすごい人ごみの中、Tシャツとかお菓子を手にして出てきた。会計の列は10分くらい並んだろうか。

地球博のペットボトルシール
ペットボトルのシール
愛知県のマーク入り

 これで一応気が済んだので引き上げることに。北口のゲートを出てリニモの乗り場へと向かう。さっきは万博八草から来たので、今度は乗り潰しを考えて反対方向の藤が丘方面へ行くことに。しかしやっぱり名古屋市内の人が多いのか、藤が丘方面は改札規制をしていた。しかも私がトイレに行っている間に列が動いてしまい、おやんとはぐれてしまうというハプニング付きだった。ただ15分くらい待つだけでリニモに乗ることはできた。やっぱり今回も先頭車両の運転席の後を占拠し、前面の風景を眺める。車内は超満員で、ぎゅうぎゅうづめの状態が15分ほど続いて、終点の藤が丘駅に到着する。ここからは名古屋市の地下鉄に乗り換えるのだが、リニモの駅は地下にあり、地下鉄の駅は地上にあるという、訳の分からん駅だった。地下鉄は割とすいており、座席を確保すると二人とも寝てしまい、名古屋駅の間近まで寝ていたのだった。名古屋からはこだまに乗っておやんは米原で降り、私は京都から大津の宿へと向かったのだった。

 ひとまずこれにて8,000局の節目となったが、ここまで来るのに約12年かかっている。全国の郵便局数がざっくり数えれば約24,000局あることを考えると、1/3を訪問した計算になる。って事はあと24年くらいで全局制覇も見えてくる事になるのだが、社会人になってからはペースが全然落ちているので、もっともっとかかりそうだ。ただ民営化して郵便局数が激減すれば、悲しいけど全局制覇が見えてくるのかも知れない。しかし例えば民営化したら「簡易郵便局」という呼び名を止めて、「コンビニポスト」にしましょう〜って事になったらもう一回巡りなおしか!?などと考えると不安で不安でどうしようもない(笑)。今度、民主党の党首になった鉄ちゃんは「郵貯は民営化か廃止」と仰っており、そんな「廃止」とかいう最悪の事態を迎えないよう祈るばかりである。
フクロウ付き仕切り線
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