今年も残すところあとわずか。仕事も区切りのいいところで仕上がったので、この日は17時終わり。都内には18時まで窓口営業している郵便局やゆうちょ銀行があるが、その中のひとつ、
ゆうちょ銀行渋谷店に行ってみることにした。ここは以前、
渋谷郵便局の頃に来たことがあるが、銀行直営店化された事で再び訪問することに。実は前日から画策しており、乗り換え案内で調べたところ17時19分の分倍河原駅発の京王線準特急に乗り、明大前駅で井の頭線に乗り換えれば渋谷駅に17時50分に到着する。そこから駆け足で向かえば18時までにぎりぎり間に合う計算だ。

ゆうちょ銀行渋谷店
1階にはJTBが入っている。
携帯(N902i)で撮影。
さて当日。17時のチャイムを聞き、忍者のように気配を殺しながらパソコンの電源をオフ。とはいえ年末という事もあり、職場も早帰りの雰囲気ではある。そそくさと更衣室で着替え、自転車で分倍河原駅へ。17時15分の普通列車にも乗れたがパスして、19分の準特急に乗り込む。平日のこんな時間の電車って休日のそれとは随分と雰囲気が違い、学生やスーツ姿の人が多い。電車通学・通勤をしたことがない私にとってはなんだか新鮮な感じだ。軽快に飛ばす京王線で約20分、明大前駅で井の頭線に乗り換える。
この駅、乗り換えのための階段やエスカレータが本当に狭い。常連客は乗り換え階段の場所を熟知しており、一番近い車両に乗っている。素人の私は少し出遅れてしまい、乗り換え時間が3分なので少し焦る。井の頭線のホームに降りると渋谷行きの急行が到着していた。満員だがこれに乗り込む。途中、下北沢で結構降りたがそれでも混んでいた。そして予定通り17時49分に渋谷駅到着。
ゆうちょ銀行渋谷店は山手線の向こう側にあって、そんなに距離は無いのだが、何しろ人が恐ろしく多い場所なだけに早足でないと間に合いそうにない。猶予は10分余り。人混みの中をどんどん追い越しながら歩いていく。東急東横線の改札の前を通ると、武蔵小杉駅での人身事故のために運転見合わせ中だそうな。もの凄い人だかりが改札前にできていて、それをかき分けて通るのも大変。しかし運転見合わせで待たされている人たちも大変だ。57分くらいだったろうか、
ゆうちょ銀行渋谷店前へ到着。入ってみると1階はATMとかJTBが入っており、窓口は2階の模様。エスカレータがあったので上っていくと、2階は郵便関係の窓口。更に上がって3階がゆうちょ銀行の窓口だった。例によってゆうちょ銀行に置いてある、ボタンが8つくらいある番号札発券機があり、その前にはご案内係のおにいさんがいた。
ぎりぎり18時にたどり着きセーフ。預け入れの窓口は1人待ちだった。ヤレヤレ。ちなみにロビーには「平均待ち時間45分」などと掲示がされている。これは昼間の時間帯の話なのだろうが、ゆうちょ銀行になってから、異常に待ち時間が長くなっている感じだ。民営化で銀行になって、窓口での作業が繁雑になっているからなのだろうか?急にお客が増えて混雑しているとも考えにくいし・・・。
いつものように預け入れ票に「¥100」と書いて待っていると、窓口の雰囲気がちょっと変わっている事に気付く。以前に行った
ゆうちょ銀行新宿店は普通の郵便局と同じく、カウンターにお客さんが立って依頼するスタイルだが、ここはカウンターの机が低くなっていて、お客が座るための椅子が用意されていた。この心配りは好感が持てる一方、待ち時間がますます長くなる要因にはなると思われる。窓口での着席か、待ち時間の短縮か。どちらがサービスの向上なのかは人によって違うだろう。我々のように簡単な窓口作業で済む人ならば、圧倒的に待ち時間短縮を望むだろう。実際、今回の依頼も1分程度で完了。
「ちょっとスタンプが大きいですけど」と仰りながらも普通にスタンプを押してくださった。まあ道楽で窓口を煩わせている身なので、あまり待ち時間がどうのこうのと苦言するのはよろしくない。これで今日の目的は終わり。どこへも寄り道することもなく、真っ直ぐにさっきと同じルートでUターン。分倍河原駅には18時50分には戻って来たのだった。