TU-875 製作過程

TU-875の製作過程です

TU-875 梱包 梱包
通販で購入。こんなに小さな梱包でした。
いかにも工作キットという感じです。


TU-875 部品 部品
梱包から中身を取り出したところ。
部品をガードする形でうまく梱包されています。
(2004/05/22)


TU-875 部品整理 部品整理
ここだけは独自に工夫したところです。と言っても部品チェックをしながら部品ケースに種類ごとにラベルを付けて分類し、収まりきれないものはビニール袋にこれもラベル付きで整理しただけですが。
抵抗の種類など悲しいことに老眼のためじっーと睨まないとほとんど識別できないため装着時に一々探していたら間違いの元と、事前に拡大鏡でチェックしつつ種類ごとに分類しました。組み立て後に不具合があった場合、修復など不可能と思われるためとにかく間違えないことを最優先に準備。これは後々本当に役立ちました。


A基盤
TU-875 A基盤 TU-875 A基盤裏
A基盤完成。数え切れないほどのハンダ付けのおかげですっかり慣れました。
それにしてもハンダというのはうまくできていますね。

B基盤
TU-875 B基盤 TU-875 B基盤裏
B基盤完成。なかなか美しい。(2004/05/23)

C基盤
TU-875 C基盤 TU-875 C基盤裏
C基盤完成。これは小さいしパターンも細かくなくて楽でした。

A基盤とB基盤を合体
TU-875 AB基盤裏 TU-875 AB基盤裏
A基盤とB基盤を28ピン平行ジャンパー線で合体。またまたハンダ付け。細かいのでどうなることかと思ったがパターン通りにハンダがうまく乗ってくれる。それにボリュームブラケットを取り付ける。

TU-875 C基盤 C基盤の取り付け
C基盤をシャーシに取り付け。


TU-875 動作チェック 動作チェック
AB基盤をシャーシに取り付け、真空管を装着。結構きつくて慎重に行う。ここで動作チェック。先回りしてここでボトムパネルとインシュレータも付けてしまう。


TU-875 パネル装着 完成
ボリュームツマミと前面パネルを取り付けて完成。発光ダイオードがなかなか前面パネルの穴に合わなくてやや苦労する。


TU-875 オプション装着 オプション
グレードアップ・オプションの真空管ガードを装着して本当に完成。お疲れ様でした。 (2004/05/23)


経験
その後快適に使用していましたが、CDの特定の曲のピアノの高音部分(*)の一部が歪む現象に気が付く。ピアノでも他の曲、他のCDでは問題なし。いろいろ接続を変えて試したところやはりTU-875が原因。入力をLINE1,LINE2,MDと変えても変わらず。PHONOとPRE-OUTを残して接続をすべてはずして試したところなんと問題解消。そこで一つずつ接続をして確認したところREC-OUTを接続すると発生することが判明。TU-875はREC-OUTが実は入力にもなるようになっている。また、REC-OUTに接続しているMDPの電源を入れると発生しない。と言うことで通常ははずしておくことにしました。また、入力部分のハンダ付けに不具合があるのではないかと確認しましたが特に問題はありません。多分理論が分かっている人なら原因も分かるのでしょうが今の自分ではここまで。
これでも不都合はないし特にPHONO(MM使用)は以前のDENON PM-390IIIより明らかに良くなり満足しています。音に関しては表現するのが難しいですが音楽評論家が良く使う「生々しく豊かなスケール感」「力強く一音一音に躍動感がある」「明朗で溌剌とした鳴りっぷり」といったら褒めすぎでしょうか。
(*):image4 4曲目の「戦場のピアニスト」のサントラ
その後購入元のザ・キット屋さん経由でEKジャパンに問い合わせてもらったところ、回路の不具合は考えられないということで一安心。どうも使用環境の問題のようです(もっと詳しい回答をいただきましたが私のレベルでまとめるとこんな理解です)。

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