endless SHOCK 2005

主演:堂本光一,出演:今井翼ほか

 

上演期間:2005年1月8日(土)から2005年2月28日(月)

場所:帝国劇場

レポ日:1月8日 初日公演分 (1月10日1部を観て、1部訂正。グリーンの文字です)

 

まず、今年のグッズ。パンフレットは2500円(昨年より500円値上がり〜!)、ポスターが光ちゃんソロ1枚・翼くんソロ1枚それぞれ800円。今回のポスターも舞台衣装ではありません。ショッピングバッグ500円。

パンフレットは今回は光ちゃんや翼くんほか出演者コメントがあります(コンサートパンフみたい)。また、SHOCKのおけいこ写真が載ってます。
で、今回も舞台設定のタイトル表記と、曲目表記があります。というわけで、このレポは、この舞台設定タイトルと曲目を使用します。
<>が舞台設定タイトル、「」が曲目です。

SHOCKのストーリーは、コウイチとツバサと、劇場オーナーのアキヤマとカンパニーメンバー、の物語。場所はニューヨーク。コウイチ・ツバサ2人は同じ舞台カンパニーの団員という設定で、ショーの最終日というところから物語は始まるのです。(ツバサとダブルキャストとしてリョウが出ている公演もありますが、とりあえず、すべてツバサで記述します)
Act1
<Overture>「Overture〜SHOCKメドレー」
オーケストラピットからオーケストラ登場。指揮者で光ちゃん登場。ちなみに、たきつば魂の翼くんの「行かないで」オーケストラ指揮バージョンをつい思い出しました(しかも、後日、光ちゃんソロコンで光ちゃんがその物まねをしていたという)。とりあえず、今までのSHOCKのOvertureの音楽です。
<ドリーム・ゴースト・シアター(オブ・ブロードウェーのショー)>
ツバサ・ピアノSolo

右の壁から、ツバサくんピアノを弾いて「みなさん、ようこそ」とかいうコメントをします。よこじゅんは今日は右よりの席だったので見えなかったので、どんな服装だったかはまた後日。(
はい、1月10日補足:亮ちゃんの初日を見たところ、黒い燕尾服みたいなのに、シルバーのスパンコールの飾りがついてるカンジでした)
そのあと、アキヤマ登場。この劇場がオフブロードウエーであり、観客席も500しかないこと、自分の父親が経営していたあと継いだことなどを軽く紹介。そして、今日はこのショーの千秋楽だとコメントします(「なんか、初日のような空気がただよってるけど、今日は千秋楽です!」とアドリブいれてました)
で、光ちゃん、王子のように登場!去年と似た、金色のコートに黒いベルトの衣装です。SHOCKメドレーとして、
「Hello Broadway Hello!」(1月8日のレポで、「Put On A Happy Face」と書いてましたが記憶違いでした)や「One」を軽く歌い踊ります。
「Let's go to Tokyo」はそのあと出てくる黒人女性シンガー。
「So Feel It Coming」
光ちゃんがMAらをひきつれて歌い踊ってます。
「パネルマジック」
そして、光ちゃんが次に出てくるまでのつなぎの曲で、去年も翼くんが歌い踊ります!!!去年に比べ、ブルーの衣装(スパンコールつき)のジャケットの丈が長くなってます(笑)。やっぱりね、もぉ、かっこいいです。
「ホライズン」
光ちゃんステージ中心に動いた2つのロールスクリーンの間から登場。去年はこの曲、「New Horizon」というタイトルでした。
(1月10日補足。で、ここから、光ちゃんのマジック。フードのついたコートを着た女性と踊って女性を消してしまうマジックはいつもどおりですが、今回はこのあと大掛かりになって赤いスポーツカーを浮かせたまま右に左に動かします)

<ドリーム・ゴースト・シアターのバックステージ>
「My Pleasure」
ショーが成功したことを喜ぶメンバー。経営者アキヤマは、お客さんは入ったけれど採算が苦しいと騒いでます。でも、ツバサ、「千秋楽だしアキヤマのおごりで!!」と調子付いたりして(笑)。アキヤマは「光ちゃんなら、会費制のうちあげにするはず」と言って光ちゃんを迎えますが、その光ちゃん、請求書をアキヤマに渡し、シャンパンを皆にふるまいます。このとき、「アキヤマさんのおかげで、シャンパンいただきます〜」みたいに皆で言うんですけど、なんかね、よく新宿とかにあるホストクラブでホストのみなさんがお客さんのおかげでシャンパン(ドンペリとか)を飲むときのお礼のあいさつみたいなの(よこじゅんもテレビでしか見たことないですけど…笑)
で、ヒロインのリカに言い寄るツバサですが、リカはツバサではなくコウイチに恋心を抱いているようで、汗をふいてあげたりしてます。コウイチはリカに特に関心がないようですが、ツバサ、ちょっと面白くない気持ち。
<劇場の屋上>「New York Night」
コウイチ、お気に入りの場所である劇場の屋上でひとりただずみながら歌を歌っています。下には、自分が小さな頃を思い出させるような少年達。ダンスの練習をしています。メンバーの皆も集まってきて、「小さな頃からツバサはコウイチにライバル心むき出しで」とか言って懐かしみ、夢を語りますが、現状はまだバイトをしながらじゃないと生きていけない、明日からまたアルバイトしなくちゃ!という話になります。ここで、さきほどステージ上でマジックに使った赤い車に乗って走り去るコウイチ。
<アルバイト>
「GET MY EYES ON YOU」
カンパニーが皆、アルバイトをしながら生計をたてているということで、アルバイトの様子。
アルバイトをしている様子は楽しそうなダンスで表現されます。ここね、もちろん翼くんもいますが、半そで(ってゆーか、フレンチスリーブみたいな袖)のシャツに、エプロンをして、モップを持って踊るところが、超かわいい!!(笑)。今回の「SHOCK」で、唯一といっていいほど「翼くん、かわいい〜〜」って思える、ニコニコで楽しそうな翼くんです!(あとは、ほとんど、かっこいい系)
ここはもう、見ているこちらがニコニコしてしまうような華やかで楽しいダンスの連続ですね。以前のSHOCKでいうなら、ツアーシーンのようかな。
こういうシーンを通して、このカンパニーの和気藹々ぶりとかが表現できているというカンジ。

<劇場横の裏路地>
さて、アルバイトを終えたメンバー。皆でドライブにいこうという意見あり。
ところが、ここでリカ登場。リカに気のあるツバサは、リカに「皆はスポーツカーでドライブにいくみたいだけれど、おれたちは2人でバイクでどこかに行こう」と誘います。すると、光ちゃん、「ツバサ、バイクはやめておいたほうがいいぞ!なんか匂うな。ケガするかもしれないぞ(笑)」と。ここが少しはアドリブちっくというかコミカルなシーンかな。
(1月10日補足:「リョウ、バイクはやめておいたほうがいいぞ。なんか、その展開だと、最後に、お前、ナンシーとかいう子と手をつないで、"TO BE CONTINIUED"とか出てきちゃいそうだからな。」と。懐かしい〜〜〜〜!!!!!2001年のSHOCKかな)で、リカはそんなツバサの誘いにも乗らず、皆に「これをみて!!コウイチが載っているの!」と、ニューヨークモーニングタイムス(だったかな?:1月10日補足 正解でした)という地元紙に載った大絶賛な劇評を見せます。「オンブロードウェーへ!!」と盛り上がるメンバー!しかし、アキヤマはオフブロードウエーだけれど自分の父の残した劇場から離れたくない様子。さらにツバサは、コウイチばかりが絶賛されたことにいらつきを見せます。(1月10日補足:このとき、ツバサは「これで俺にも光があたるようになるぞ」というと、アキヤマが「ツバサ、光が当たるのはコウイチだ。ツバサは羽ばたくんだよ」というのですが、亮ちゃんのときは「リョウは、実家のご両親に錦を飾るんだよ」でした)

<World Adventure U>
「America」
「It's A Groove」
「Rap&Tap」
「Love & Loneliness」
「Shrine(神殿)」
結局、オンブロードウエーに進出したカンパニー。ここからは、そのショーの様子です。
まず、光ちゃんがMAやダンサーさんを引き連れて、「America」華やかなカンジのダンスです(去年のWorld Adventureのダンスでいうなら、「♪Wonderful〜〜♪」ってかんじの、オープニングダンスってかんじかな。(
1月10日補足:ここ、ツバサも出てますね。リョウが出てましたから。コウイチがゴールドの衣装で、ツバサ・リョウがシルバーの衣装ですね)
そのあと、ステージ照明が落ちた中で、光ちゃん、昨年同様、生でお着替え(笑)。1階席でも光ちゃんファンの人は双眼鏡でじっくり観察してますよね(笑)。で、今年も、あのジャングルちっくな衣装で、たいまつを持ってのダンスです。で、去年の光ちゃんは、ターザンのようにロープ1本で2階席をめがけるかのようにフライングしてましたが、今年はなんと、網(運動会の障害物競走でもぐってぬける網っていうか、漁業用の網っていうか、ハンモックのベッドの部分っていうか、まぁ、とにかく網です)。その網目に足をひっかけてのフライングです。目の前に網がかぶったりするからけっこう危険なカンジ。
「Rap&Tap」では、まず、黒人ダンサーさんたちがRapをしてたんだと思いますが、そのあとツバサくん登場!この衣装がね、ノースリで、チャイニーズっていうか、カンフーっぽかったりする?赤い地に金色のふちと金色の模様っていうかんじだったかな。(
1月10日補足:亮ちゃんはノースリではなく袖つきでした)で、ひっこんで、MAが出てきて、ツバサくんまた出てきて、ABCともどもタップを披露!!!(1月10日補足:ここはアイリッシュダンスでしたね。さっきのチャイニーズ衣装から着替えて、タータンチェックのついたアイリッシュ衣装)へぇ〜ツバサくん、練習したんだ〜って思いますね。重心を低く落として、しっかりと踏んでますね。足が長いから、けりだしたりするところもものすごく絵になります!
で、お次が、フラメンコ調の衣装とリズムで光ちゃん登場!今回、フラメンコのステップをきちんと踏んでます。で、ここに入るところだったかな、ちょっとあやふやなのですが、ツバサくんが舞台右あたりに慌てた様子で出てきて一瞬でひっこみます。
(1月10日補足:ここは、まず、コウイチがフラメンコステップをしばらく踏んだあと、スパニッシュダンスに入ります。このスパニッシュダンスに入るところでツバサ(リョウ)が一瞬出てきて引っ込みます)これ、あとでキーポイント。
「Shrine」は、白い神殿のセットと、白い衣装の皆。このときね、光ちゃんが、あたらしい技に挑戦。逆さ釣りでぐるんぐるんまわされながら、自転するという、まぁ〜、頭に血がのぼってクラクラして倒れちゃうんじゃないの?って思うような荒業です。

<ニューヨークシアターのバックステージ>
ステージが終わった途端、スタッフを呼びつけて、激怒しているツバサ。「舞台装置がきちんと動かなかったから、俺は出番に遅れた!せっかく俺の見せ場だったスペイン調のダンスだったのに!」と。リカは「だから、コウイチがうまくつないで出たじゃない」といいますが、それがまた気に入らないツバサ。コウイチは「ステージは生き物だから、それに対応していくのは当たり前だ」といい、ツバサをまた怒らせます。「1つ1つ変わらないものをやるのがプロじゃないのか」
コウイチ「舞台装置がおかしいのは、ステージにいればわかるはず。ならば、それに気づいてお前が動けばいい」
ツバサ「だから、俺は動いて、別なところから出ようとして走ったが、捻挫した。このケガも俺が悪いのか??!」
コウイチ「この舞台に安心しているから、前に進めないんだ
(1月10日補足:だからお前は進歩がないんだ。)。Show Must Go Onなんだ」と。
2人の意見が真っ向から対立し、コウイチはツバサに「ステージに立たなくていい!」
(1月10日補足:この舞台に一番満足しているのはお前だ。だから少しのことでそんなに怒るんだ)と怒ります。超怒りまくってるツバサと、冷たいコウイチに周りもびっくり。(もちろん、観客もびっくり。)なだめる者あり、ツバサにつっかかる者あり。そして、2部に入ろうとするとき、ツバサはコウイチに「このカンパニーをダメにしているのはお前だ」と言い放ちます。(1月10日補足:コウイチ:今止まってしまったら、成長はないんだみたいなことを言ってましたね)

<Japanesque Show>
「Japanesque Show」
・プロローグ(花魁)
・城攻め
・合戦
・死闘
・罠
・落城

2部のJapanesuque Showがはじまり、まず、花魁姿なのはリカ。
城を攻めるのがツバサチームなのかな(ABCを従えてます)、シルバーの合戦衣装。月のマーク。「翼」という旗まであがってます。
(1月10日補足:当然ながら、リョウのときは「亮」という旗)
一方、攻められる城を守るのがコウイチチーム(MAを従えてます)。ゴールドの合戦衣装。太陽のマーク?
(1月10日補足:太陽ではなく、星)
で、ここで、派手な殺陣での合戦が繰り広げられ、お互いの陣営を斬り合います。で、残るは当然、コウイチとツバサ。かなり激しい死闘が繰り広げられ、そして、最後にステージ後ろのほうに、去年のあの「コウイチの階段落ち」で使用されたのと同じ階段が!
階段を上っていくツバサ、おいかけるコウイチ(ふたりとも、死闘の果てなので、ヨレヨレです)
そして、階段上でツバサを追い詰めたコウイチの前で、ツバサが刀を落としてしまいます。で、後ろに控えていたアキヤマがコウイチに刀を渡すと、コウイチ、その刀をツバサに渡します。そして、最後の斬り合い…コウイチの体からは本当に血が流れ…呆然とするアキヤマ…そう、アキヤマが渡した刀はステージ上で使用するための(刃のない刀ではなくて)真剣、刃のある刀だったのです。そしてコウイチは階段から転落(今年も階段落ちをしている光ちゃんです!!)皆の声が「コウイチ〜〜!!!」と響き…1幕終了。

 

<休憩>

第2幕

<プロローグ>「死への招待」
コウイチの病室。アキヤマは「あの事故から1年、コウイチはいまだに病室。俺はオフブロードウエーのあの劇場に戻ってシェークスピアの劇ばかりをしている」と苦しい胸のうちを述べています。そして、コウイチの病室では医師の必死の人工呼吸が行なわれたものの…心臓停止を示す音が…

「In the Cemetery」
ステージ上には、墓地。そう、墓地の前で、踊っている光ちゃん。光ちゃんの衣装は、白いシャツ(袖の部分がちぎれているカンジでヒラヒラしてる)に黒いパンツ。成仏できていないような、亡霊のようなダンス。

<シェイクスピア劇>
・ハムレット
・リチャード3世
・ロミオ&ジュリエット

「ハムレット」として、アキヤマの前に、父上なるコウイチが登場「ワシの恨みをはらしてくれ〜」。はめられて殺された恨み…コウイチの恨みとだぶらされたセリフです
「リチャード3世」として、ツバサ。「やっと不満の冬が去り、栄光の夏が訪れた」と。でも、それは今まで自分の不遇をなげていたリチャードが兄を殺したからで…すなわち、今までナンバーツーだったツバサの気持ちとだぶらされています。苦悩にさいなまれるツバサ。
「ロミオとジュリエット」として、コウイチとリカ。死んでしまったコウイチが悲しくもきれいに描かれます。ロミオを演じるために、光ちゃんがちょっと声を若っぽく、高くしてます。王子衣装も注目ですが、リカに寄り添う姿はファンとしてはちょっとジェラっちゃうかな(笑)。

<ドリーム・ゴースト・シアターのバックステージ>
コウイチがいないことや、客の入りが少ないことをアキヤマの嘆く姿の後ろのほうに、誰かに何かを告げられて何かを知ったリカ。リカはアキヤマにそれを告げようとしますが、(1月10日補足:マチダが2人を迎えにきてしまい、さえぎられたカンジになり)アキヤマにうながされ、楽屋を去っていきます。
そこへ、元気なコウイチが登場!え?コウイチは生きていたの?「みんなをおどろかせようと思ったのに誰もいないや。なんかほこりだらけだな」。
(1月10日補足:出てくるときの歩き方に注目。「わっ!!」って驚かせるふりをしながら出てきたのが初日、1月10日はマツケンサンバみたいなの。かわいいです!)で、黒人女性シンガーがコウイチを発見!!驚くも、嬉しさのあまり、一緒に歌い踊ります。ステッキダンス。ちなみに初日はステッキを落としちゃったのもご愛嬌!「The Lady is A Tramp」
そして、MAも出てきて、コウイチの復帰を喜びます。MAのよろこびっぷりは見もの(笑)。そして、コウイチ「ツバサはどうしている?」と聞きます。「ツバサは、何かにとりつかれたように、踊り続けているよ。しかもあの、事故のあった劇場で。」と。それを聞いて喜ぶコウイチ。ツバサに知らせに行こうというMAに連れられて劇場にいくと
(1月10日補足:このときほんとは「リョウはどうしている?」と聞かなくちゃいけないのに、つい「ツバサはどうしている?」と言ってしまい、「ツバサ??」とMAに責められ(笑)、光ちゃん、「いや、あの、東京にいるツバサだよ。あれ、1年も病院にいたから頭おかしくなったみたいだな。」光ちゃんも笑いをこらえてましたが、同じく笑いをこらえてたやらっちもかわいかったですよ)
<ニューヨーク・シアターのオンステージ>
「Watch Me!」
ツバサがABCと一緒に歌い踊ってます。
で、ショーの終わったABCとツバサに、「コウイチが戻った」と告げるMA。驚くツバサ。
「Why Don't you Dance With Me」
ツバサに、これからまた一緒に踊ろうと誘いかけるコウイチとMA。応えないツバサに、小さい頃のように「ダンスで対決だ」という挑発をするコウイチ。挑発しつつ「♪Why Don't you Dance With Me」という歌詞のとおり、「一緒に踊ろうぜ」と。一方、挑発され、対抗して踊るツバサ&ABC。でも、ツバサの答えは、「♪Why don't you leave me alone!!!」という歌詞で返します。つまり「ほっといてくれ!!!」と。そして、最後まで踊るコウイチたちと、最後には踊りをやめるツバサ。そのわけは…あのとき、真剣にすりかえたのは俺だった。コウイチを少し驚かせたかっただけだったんだ。どんなことがあってもショーを続けろと、どんなことがあっても対応しろと。ほんとうはわかってたよな?!重みで、あれが、ほんものの刀だったということはわかってたよな。そういうとき、コウイチはどうするかと思ってしかけただけだったんだ。思ったとおりだったよ、コウイチはショーを続けたよ。本身の刀を俺に渡してきやがったんだ。。
このながぜりふ、かなり、ツバサくん熱演です!!!!!あまりのすごみにびっくりした。しかし、泣けましたね。悲哀が感じられて泣けちゃった。
で、そんなツバサは、リカに「俺を殺してくれ」とナイフを渡します。ところが、リカ、殺した相手はコウイチ!!というか、実はリカはさっき看護婦さんから知らされていたのです。コウイチは亡くなったということを。そして、もう生きてなくて、亡霊だということを悟ったわけで。そう、コウイチは、最後、やり残したことをするためだけに、戻ってきたわけで、ツバサに「俺はいつもお前を挑発し続けていた。それで前に進んでこれるんだ」というようなことをいい、あと残り少ない時間、皆でまた心をひとつにして頑張ろうと呼びかけます。
(1月10日補足:コウイチ自身、最初は自分が死んだことを認めていなかったのです。でも、リカに言われて&刺されて、自分は死んだということを自覚し、「あのとき、ツバサに本物の刀を渡したとき、対応できなかったのは俺だ。お前はあの状況でもステージを続けた。ステージを続ける強い心を持ったんだよ」と認めてあげます。で、最後に「ステージの途中でそのときがきたら…みんな、わかってるな!!」といい、決死の覚悟でステージへ)

「What 10(Ju)wanna say」
記者が押し寄せてインタビューを受けるコウイチ。復活したことを記事にとりあげようとする記者たちですが、もうこれで最後の舞台になるだろう、時間がもうない、と意味深に告げます。全員で、この曲でダンス。これ、けっこうお気に入り!!!!

<It's A New World On The Earth>
「プロローグ〜ナオキ Solo」
「コウイチ VS ナオキ」
「Fly」
「インターミッション」
「マスク」
「Yoru〜no〜umi」
「大桜」
最後、カンパニー皆がまた心をひとつにして作り上げた舞台。まず、今回異色の登場のナオキさんによるドラムソロ。次に、光ちゃんとナオキさんによる、太鼓・ドラム対決・競演。光ちゃん、太鼓も練習したんですね〜ってカンジ。そのあと、光ちゃんのフライング芸。これね、去年のタッキーのバンジーのときみたいに、アクロバットチームとの競演をしながらのフライング。(光ちゃんはバンジーではなく、飛び、飛びうつり、飛びうつります)こんな終盤になってもこんな体力あるんでしょうかねって驚きますね。そして、インターミッションでツバサくん登場(だったと思う…笑)。マスクでは、光ちゃんがいつものようにマスク芸。ツバサくんも出てますね。そして、光ちゃん&MA&ダンサーで、「Yoru〜no〜umi」。ニュアンスは去年までの「月夜ノ物語」みたいな位置付けっぽいんだけど、でも、今回は赤のラメ衣装。後ろにはスクリーンみたいなのが出てきて、月の映像。ちょっとハイテクっぽい。フリも同じフリが入ってるんだけど、でも、まったく別物ですね。「月夜ノ物語」超超超超大好きなよこじゅんとしては、なんか一瞬割り切れない思いが…雅っぽいカンジではないのでね。できれば、「月夜ノ物語」あの衣装で希望なんだけどな(笑)。今回、これだけが心残り(笑)。
そして、桜の舞い散るなか、全員が出てきて「大桜」そして、コウイチがたおれこみ、ツバサがささえ…とうとう、そのときが来たようです。

<Ending>「CONTINUE」
光ちゃん、去っていくカンジ(成仏)。みんなが白い衣装で華やかにきめて歌ってます。

「カーテンコール」
次々にメンバーが出てきて、お辞儀していく姿は、フォーマルなカンジです。

光ちゃんご挨拶
「本日はありがとうございました。今回は、すべてをリニューアルということで、賛否両論あるとは思いましたが(賛否両論って口がまわらず言い直してる姿はかわいかったです)、不安もありましたがやってみました。コウイチが死んでしまうということにしましたが、タイトルにもあるように、endlessです。こうやってきてくださる皆さんのおかげでまた続けていけたらと思います」のようなことを言ってました。

で、よこじゅん的感想は…まず、全体がリニューアルということで、以前のSHOCKの音楽とかなくなってたらちょっとさみしいかなって思っていたら、最初にメドレーで入ってきますし、ところどころ以前をほうふつされるようなこともありますので心配ご無用。で、なにより、ツバサのケガがなくなったということで、ツバサの出演シーンが激増!!!!これにより、以前は、「コウイチが一人で一生懸命ぼろぼろになるまでやっている」という印象が濃かったことによる良い面(ストーリー上は、それでOK。だからこそ、俺はひとりでも戦う、というカンジだったから)と物足りない面(せっかく翼くんが出ているのに出演シーンがすくなくてもったいないという翼ファンの心情…笑)が激変。今回、ツバサはコウイチよりは常にサブなカンジのある流れではあるけれども(これは、ストーリー上も重要な印象ですしね)、コウイチとツバサがいてこそのショーの厚みが出てくるという印象もうけました。光ちゃんファンにしてみるとどうかな〜、ツバサが中心で踊って出てると、光ちゃんが出てないっていう印象になって「光ちゃんの出番が減った〜」って思い込んで残念に思う人とかいるかな。いや、以前は全部のシーンに出すぎてて倒れそう光ちゃんだったけど、今回はそれを助けるために、ツバサが間をつないでるっていうことで(笑)。
で、去年は、コウイチとツバサの葛藤が解決したときはすがすがしい気持ちを持つことができる流れだったんですが、今年はコウイチとツバサの関係がちょっと苦々しい気分になるかなぁ。だって、ツバサが刀をすりかえてコウイチが怪我したなら、立派な傷害事件でしょ。殺人未遂?(爆)。ツバサ、犯人じゃん〜〜〜!!!!ってね。最後に光ちゃんが死んじゃうってのも、かなり切ない。この部分は非難・批判はしないけど、切なさが残るのは事実。今まで、お気楽なつばちゃんで、そんなつばちゃんをかわいがってくれる光ちゃん、っていうシーンが大好きだっただけに切ない〜。でもね、非難・批判してるんじゃないですよ、はい。でも、ツバサは一生、心のどこかでコウイチの死を背負っていきていくんでしょうねぇ、って思うとね(考えすぎ?)
ショー劇ですから、SHOCKですから、はい、そのツバサくんの衝撃の告白と、コウイチの死は、まさにSHOCKでした。SHOCKがSHOCKなんだから、いいんですよね!!

何よりも、今回のリニューアルは、昨年までの土台と、カンパニーみんなの協力があったからこそ、という感じがします。去年の段階で、ある程度完成形という感じを受けました。コウイチ・ツバサ・MAの見事なバランス、バックのダンサー・アクロバットチーム、当然ながら裏にいるスタッフ、この結晶というカンジがとてもいい具合だったんですよね。
でも、だからこそ、すべてを壊して、進むことができる自信が根底にあったと思います。信頼していない出演者やスタッフだったら、そんな賭けはできませんもの。
多分、そんな出演者・スタッフをつなぐものは、1話で仲たがいしたときの、コウイチとツバサの、ステージに取り組む気持ちを表したセリフに代表されてるんでしょうね。コウイチのポリシーと、ツバサのポリシー、どちらをもあわせもった、そういう気持ち、じゃないかな?

1月10日補足:亮ちゃん公演の感想は、まず、亮ちゃん頑張って仕上げたなぁ、と。亮ちゃんはただでさえ、NEWSと関ジャニ∞のグループを掛け持ちしていて、12月から1月にかけては、そのどちらもでコンサートがあったわけですよ。光ちゃんのご挨拶によれば「翼とは何度か通したけれど(通し稽古、本番)、亮とは今日これが初めてで、よく頑張ったと思います」とのことでした。で、本音を言うと、お芝居的にはこの役柄は亮ちゃんのほうがしっくりきます。なぜなら、小さな頃からコウイチに挑発されて対決してきたという設定では、負けず嫌いで相手に向かってくる感情が亮ちゃんのほうが似合ってる(笑)。普段から、毒舌亮ちゃんといわれるキャラですので(笑)、相手に負けずに言い返してるっていう雰囲気になじみがあるんですよね。翼くんにももちろん負けず嫌いな面はあるだろうけれど、それは他人に対して負けず嫌いっていうんではなく、自分の中での理想に対して負けず嫌いなんだと思うので、外に出すタイプではないじゃないですか。普段から役柄とはかけはなれた雰囲気なので、そこをどう見るかかな。亮ちゃん自身のことも翼くん自身のことも知らない人が、それぞれのリョウ・ツバサを見たら、どう思うのかはわかりませんが。
ダンスに関しては、そりゃ、やっぱり、翼くんのほうがね、お上手です。だって、翼くんとしては、もう、この帝劇の舞台でどれだけ踊ってきたか。そして、たきつばコンでも、翼ソロコンでも、どれだけ、ダンスの今井翼として踊ってきたか。でも、亮ちゃんも相当頑張ってました。翼くんとわざわざ比較しなければ、あぁ、こういうダンスなんだなって思えば、全体的に合格です。
ストーリー展開上、ツバサ・リョウは常に「コウイチの次」であることを根に持っているというか、コンプレックスに感じているわけですが、翼くん・亮ちゃん、それぞれが、それぞれの持ち味でこの役を演じており、とても楽しませてくれます。翼くんには、翼くんよりも亮ちゃんが優れているところ、亮ちゃんには、翼くんのほうが亮ちゃんよりも優れているところ、お互い見つめあえるいいチャンスだと思うので、ぜひここでまた一回り成長してください!!

ほんっとケガないように千秋楽までつっぱしってほしいです!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホームページへ戻る

たきつば大仕事へ戻る