part6 (10月1日〜31日)
10月1日
日を浴びて、花ざかりのへちま棚
雌花のつくり
めばなには実になる部分=子房があります。
めばなに受粉が行われたかは、2、3日過ぎるとわかります。
完全に受粉されためばなは、少しずつ太く、長くなりながら、
下に垂れ下がり、ぶらさがるようになります。
へちまの若い果実は、すじもなく柔らかく、
鹿児島や沖縄では野菜として売られ、
味噌汁の具や、天ぷら、漬物などに使われます。
子房が実となり成長すると、花びらが落ち、
実の先の「がく」と真中の花柱(かちゅう)が残ります。
10月4日
昨日からすっかり秋めいて、涼しくなりました。
御堂筋の銀杏が、ぎんなんの実を落としはじめました。
わがベランダのへちま棚は黄色い花が咲きみだれ、
蝶、蜂、虻など、色々な種類の羽虫がやってきます。
かれらの到来によって、おしべからめしべへと受粉が行われるのですが、
都会のど真中でも、こんなに多くの虫が生きているのかと驚かされます。
雌花の子房が膨らむ。
約15cmの長さに育ちました。
10月7日 へちまの薬効
生の果実を輪切りにし、煮出した汁を飲むと、
咳、痰、利尿剤としての効能があります。
へちま日記9月のページで紹介した方法で蔓を切って、へちま水を採り、
濾したあと沸騰させた液を、さかずきの大きさで1、2盃飲むと、
心臓病、喘息、腹痛、頭痛に効くとされています。
10月11日
へちまの実と秋の空
天高くへちま肥ゆる秋
10月23日
成長のとまったおばなとめばな
10月28日 へちま棚
深まりゆく秋とともに、葉が黄ばんできました。