◆スコア◆ 2ゲーム先取の3ゲーム戦で1ゲーム15点制、1ゲーム戦の場合は21点制で行われます。得点が14オール、20オールになった場合、先に14点、20点になったチームが「セッティング」といって3点先取制を選ぶことができます。選ばない場合は15点、21点を先に取ったほうが勝ちになります。ルール改正で13、19オールのセッティングはなくなりました(女子シングルスの場合は10点オールで3点先取)。 ※追記 2003年3月22日付のWorld Badminton Onlineによりますと、国際バドミントン連盟(IBF)は、22日に臨時総会を開き、2002年5月に決定された男子種目を15点3ゲーム、女子種目と混合ダブルスを11点3ゲームとする得点システムを無効とし、従来の得点システム、女子シングルスのみ11点3ゲーム残りの種目は15点3ゲームに戻す決議をした。国際ルールであり、2003年4月15日から有効で、私たちは現行の「日本バドミントン協会」のルールに従いましょう。
スコア形式/カテゴリ
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新・得点システム
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男子ダブルス
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15点3ゲーム
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女子ダブルス
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15点3ゲーム
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男子シングルス
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15点3ゲーム
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女子シングルス
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11点3ゲーム
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ミックスダブルス
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15点3ゲーム
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◆エンドの交代とインターバル◆ 第2、第3ゲーム開始時及び第3ゲームの途中どちらかが8点(11点ゲームだと6点)になったときにエンドを交替する。インターバルは第2ゲーム終了後にだけ5分以内で認められる。
◆サービス◆ サーブ権を取ったチームのゲーム最初のファーストサーブは、右サービスコートから1本のみで相手対角線上のサービスコートへ行います。それ以降は2本づつになります。サービスの開始は、相手がレシーブ準備が整ってから行います。 原則はインパクトする時、シャトル全体が腰より下でなければなりません。また、サービスする時のラケットは前方へ継続した動きでなければなりません。ですから、サービスの動作でラケットが後方へ動いてはいけません。(ボークをとられます。)また、ラケットのフレーム全体がグリップを握っている手よりも明らかに下でなければなりません。
審判の判定テクニックでサーバーの真っ直ぐおろした腕の肘(ひじ)の高さを基準にするとウエストラインの判断がしやすいとのIBFの指示だそうです。(確かにウエストと言われても「この辺」としか言えません。)フレームが肘のラインに接せずラケットが下向きであればウエストの位置は「へそ」あたりになるのでしょう。以前の認識よりは5センチほどウエストラインが上がったような気がします。これによりドライブサーブ(相手肩口ねらいの低くて早いサーブ)が打ちやすくなりますがフォルトも多くなりますので他の人に高さを見てもらってから練習するほうが良いでしょう。 サービスしたシャトルがネットに触れ相手サービスコートの中に落ちた場合はフォルトではない。(ネットインで可)
◆得点◆ 得点は、サーブ権のあるほうがポイントしたときのみカウントします。シャトルがアウトになる前に(床につく前)にラケットや体に触れた場合は、インと同じ扱いになります。
◆フォルト(代表的なもの)◆ 1.不適切なサービスを打ったとき 2.サービスでシャトルを打ちそこなったとき
3.サービスのときに足を上げたり引きずったりしたとき 4.サービスのときラインを踏んでいた場合 5.サービスでシャトルがネットに乗ったり、引っかかったとき 6.シャトルがネットを通り抜けたり何かに触れた場合 7.ラケットや体の一部がネットに触ったとき 8.ラケットや体がネットの面(上下)を超えた場合(ワイパースイングを除く) 9.プレイ中、奇声を発したり、故意に相手の注意をそらせたりする行為をしたとき 10.審判の注意などを無視し、頻繁に繰り返した場合 11.シャトルがコートの境界線の外に落ちたとき 12.ホールディングの場合
◆レット(=ノーカウント) 主審からのコール 1.サービス以外でシャトルがネットに乗ったり、引っかかったとき 2.レシーバーの用意が整わないのにサービスしたとき 3.インプレーでシャトルが分解した場合 レットになった場合のサービスから始める。
◆警告◆ フォルトやレット以外のルール違反があった場合、スポーツマンらしくない行為に対して出される。1回警告でイエローカード、2回目でレッドカード、「フォルト」を取られる。ひどい場合は、1回でレッドカードが出される。更にひどい場合、審判は競技委員長と協議しブラックカードが出て「失格」となります。
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