平成15年 四国ツーリング 2日目(9月6日) |
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昨夜は11時に就寝、今朝は7時には起床だ。いつもの通勤時よりは十分な睡眠時間だ。315円払ったエアコンのおかげか暑くて寝れないということもなかった。なかなかコンディションは良い。外に出てみると他の部屋の前にもバイクが止まっている。そういえば昨日の晩10時くらいにドドドンと走ってきたよなぁ。部屋の周りの写真を撮っていたら、その部屋のオニイチャンが出てきたので「おはようございます」と挨拶を交わす。フツーのオニーチャンで歳はオレくらいだろうか? |
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とりあえず完全に目を覚ますためライダーズインの裏手にある砂浜に出てみる。ここはほとんどライダーズインのプライベートビーチ状態らしく、他には人がほとんどこないため真夏にライダーズインに来た人たちは泳ぎまくっているそうな。あ、正月に初日の出も見に来るらしいよ。ただ、整備された海水浴場ではないから、その辺はリスクがあるけどね。 |
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ライダーズイン中土佐についてから一向になついてくれなかった「お犬様」である。ここで飼っているノラ犬らしく管理者達が夜8時に自宅に帰った後もライダーズインでお留守番をしていた。じぇんじぇんなついてくれないのだが、根気欲じりじり近づいてゴキゲンを伺っていたらようやくニオイをかぎにきてくれた。ニオイさえかいでくれたらこっちのものである(なにがだよ)やっと体に触らせてくれたのだ。あーよかった、出ていくときまで嫌われてたら動物好きな自分としては結構ショックなのだ。ただこの子、目のあたりが病気みたいで多少膿んでいる。管理塔の人たちが医者に連れて行ってあげるといいのだが… |
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さくさくと荷物を片付けてバイクに乗せ、管理塔のオバチャンに挨拶とチェックアウトをし相棒のエンジンをかけ、走り出す。ライダーズインを出たあと25号線を南下し326号線に移り、56号線にでる。 県道で非常にせまいのだが標識が懇切丁寧にあるのでほぼ迷わず国道にでれた。(道にも白ペイントで矢印と行き先が書いてあるところもあった) |
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しばらく国道を走った後、佐賀温泉というのがあったので入ってみる。が、やっぱり狭かった(笑) しかし頭まで洗いさっぱりできて気分が良いのだ。なんせ、ライダーズイン中土佐には部屋ごとにシャワー設備もあるのだが「すのこ」もない状態なので、じかに素足でシャワー浴びたくないし、サンダルがあったのだがサンダルも乾きにくいサンダルなので濡らしたくないと、シャワーを浴びにくい状態だったのだ。ま、ということで朝起きたら温泉を探そうと思ってたのだ。朝早いので他の客もいないっていうのがいいよね。 外に出てみるとライダーズインに泊まっていた他のライダーとすれ違ったので手振りで挨拶をかわす。 |
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またまたしばらく56号線をながしサニーロードにうつり足摺岬をめざす。左手に四万十川を見ながら途中25号線に移るのだが、さらに手前を左折し非常にせまい密林のような道にまよいこんでしまった。が、etrex(簡易ナビ)は道があるよんといっているのでそのまますすむ。昨日からこんなんばっか(笑) この道も例外なく砂利や砂、葉っぱなどがてんこもりでたかだか600ccの排気量しかない相棒でもワイドオープンするとリアがスライドしていくので十分に注意して進む。日陰が多いので涼しいかなとも思ったが、走行スピードも遅いのでラジエターに風があたらず強制空冷ファンが回りっぱなしなのだ。もう、人間は最悪であるっ あついあつい! |
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わけわかんない密林を抜けると25号線に合流できた。その後は順調に足摺岬についた。とりあえず相棒を停めようとしたら車でいっぱいだったのでウロウロしているとお土産屋のオバチャンがここに止めなさいと空き地を教えてくれた(さんきゅー)。 |
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とりあえず観光ということで海側に向かってすすむ。途中、展望台という看板を見つけたので、そちらに先に向かった。着いてみると展望台といえばそんなもんかなぁというオープンラックな高台である。足摺岬の灯台をデジカメに収めていたら、頭の上でゴリっていう音が聞こえた。なんだ?と振り向くと頭の後ろにあった壁の上にオッサンが乗っており、上からのアングルで家族の写真を撮ろうとしてたのだ。家族のほうは「はずかしいからやめてくれ」と懇願していたが、オッサンは「お、このアングルサイコー いいねー。ほらほら灯台をバックにならんでならんで」と聞く耳をもたなかった。ご愁傷様→家族どの |
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足摺岬には、それなりにいろんなスポットを設けているのだが、この地獄の穴もそのひとつである。この穴にお金を落とすと金剛福寺のちかくに落ちていくらしいのだが、ちなみに覗き込んで見ると穴は15センチ程度で埋まっていた(笑)。 |
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ここは左の写真にも書いてあるように亀を呼んだ場所らしいが、スゴイことなのかどうかはわかんない。スゴイのかな(笑) |
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とりあえず撮ってみた感じの足摺岬の灯台。意外と小さいけど、高いところにあるから大きくする必要はないんだろうね。 |
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これ、11年前にも写真に収めたんだけど、なんかの記念碑という以外は何もしたないし、調べようともしなかった。惰性で撮ってしまったね。俳句かなんかを作ったときの記念碑なのかな? |
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えっと、看板には「この石は、大師が金剛福寺を創立の時に発見された石で、この石の動揺の程度によって孝心をためすといわれます。」と書いてあるのだが「孝心」て何? |
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この石はなんだっけかな?「不増不滅の手水鉢」というものらしく看板には「これは平安朝の中ごろ、賀澄上人(カトウショウニン)とその弟子、日円上人が補陀落渡海(観音様の世界)せんとしておるとき弟子日円上人が先に渡海していったので非常に悲しみ、この岩に身をなげかけ、落ちる涙が不増不滅の水になっといわれます。」と書いてあった。まぁ、弟子に出し抜かれて泣いたってことね。なんだかなぁ〜 |
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で、これが足摺山、金剛福寺だそうです。お遍路さんがいっぱい立ち寄っていました。ハ十八箇所めぐりも大変だ。 |
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で、さっき相棒を止める場所を教えてくれたオバチャンのところで昼食です。で、これが鰹のたたきだそうな。ぢつはこの時、暑かったので食欲がなかったのだが食べ始めると結構なボリュームなので最初は美味しかったのだが、後半は飽きてしまった(^^;)。歳を感じてしまうね。 |
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昼食もすませ、ケータイでツーレポを軽くメモり走り出す。昼食を取ったお店は涼しかったので走り出すと暑さにヒーコラいいたくなる。ホント名古屋並に暑いわ。 |
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ぢつは走り出してから、どうしよっかなーと悩んでいたのだ。目指す次の場所は何も思いつかないまま走り出してしまったのだ。走っている途中「足摺海底塔」なるものが見えたので相棒をそちらに向かわせる。道路沿いにはそれなりにデカイ建物があり、1階がお土産屋さんになっていた。建物の中に入ると料金表があり、海底塔は900円となっている。ほかにも海上タクシーらしきものもあった。海底塔はその建物から500m先の海側にあるらしく、そこまで歩いていかねばならない。海に面した整地された岩場を歩いていくと石碑があり何か書いてある。ここらへんは弘法大師が土佐を観光めぐりしていたときに見忘れたところらしいのだ。「20へぇ〜」くらいである。 その近くには変わった岩があり(波と風でこのように風化したんだろうけど)、竜の卵とか書いてあった。ま、それっぽいわな(笑) |
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てくてく歩いていると海底塔があらわれる。橋をわたり900円払って内部に入ってゆく。せめー。階段自体は綺麗なんだけど圧迫感がすごいな。 |
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一番下まで降りると直径60センチ程度の窓がたくさんついていた。ここから海を眺めるらしい。900円の価値はあるのかどうか怪しいところだが、とりあえず河豚の下っ腹が見えたので良しとする(なんでやねん) |
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相棒のところに戻ろうとお土産やさんがある建物に向かうと建物の横の小さい出入り口の前にネコが寝ていた。うおー、可愛いじゃん。さわられようがなにしようが動じない人間なれしまくっているヤツだった。ときおり人が出入りするたびに室内の冷気がもれてくるので、それで涼んでいるようだ。 |
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足摺岬海底塔を出てから再び国道56号線を走る。今日はライダーズインに泊まるつもりはないのでキャンプなのだ。でも自分はこっちの(というか本州でもだが)安くて便利なキャンプ場はしらないのだ。まぢに見つけないと時間が無くなって来たので、道の駅にとまり、休憩がてらツーリングマップルで探すことにする。相棒を停め、地図と睨めっこする。が、あまりにも暑いのでアイスクリンを買い求める。その店先に妙な金魚バチとバケツが置いてある。紙には高知にやってきたクリオネとかいてある。どれどれと覗いてみると、なんと小さいクラゲである。大きいのでもせいぜい3センチ程度だ。しかもこのくらげ、色も濃く黒とか赤とか肌色とかしている上に自分で活発に泳ぐのだ。これなら俺でも商品にするね(笑) しかし海水とセットで1500円はちょっと高いかな?似たようなやつに小型の海老を観賞用に飼うっていうやつがあって、これも餌はバクテリアなのでとくに餌をあげなくてもよいというものに似ている。なんにしても、あまりこのクラゲは可愛くないぞ(笑)クラゲを鑑賞した後はアイスクリンをゲットし食す。ソフトクリームではなくてシャーベット状なのね。すぐ溶け出してくる。アイスクリンで体温を下げた後はツーリングマップルで見つけた須ノ川公園に向かうことにする。 |
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実際着いてみると普通の大きな広場のような公園だ。駐車場の看板を見てみるとやはりテントを張れるようだ。歩いて行ける所にオートキャンプ場があるので覗いてみたが、踏切の遮断機みたいなのでゲートを作ったり、決まり事がやたら多かったりするし、値段も高そうなので公園に戻ることにした。管理塔があるのでそこに行ってみるとオバチャンが鍵を締めていた。おーいちょっと待ってくれい!あわててオバチャンに頼み込み受付をしてもらう。すると警備会社から電話があり警報をリセットしてくれと言われていた。どうやら一度セットしたため動作してしまったようだ。ごめんなーオバチャン。 テントを設営していると遠くから「グワグワ」声が聞こえてくる。なんだろと目を配ると犬の散歩をしていたお婆さんがいた。で、その紐に繋がれている犬の後ろに10匹近い鴨が連なって歩いているのだ。びっくりだ。かなり人に慣れているらしく近づいても逃げないし、テントを張っていると周りをグワグワ言いながら歩いている。お婆さんも特に気にするわけでもなしに犬の散歩を続けていた。きっと、ここではフツーの光景なんだろうな(笑)。朗らかな気分になり、テントを設営しおえたので荷物を降ろして買い出しにいく。ほしいものを近くのJAマートで買い込みテントにもどった。 |
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テント前にて夕飯を作っていると離れた所でカンカンカン。ついさっき現れたFZRのオニイチャンがテント張ってる。おい、あんた受付してないだろ…。ま、いっか。人ごとだし。どうやらオニイチャンはテント以外持ってなく。暗くなっていくさなか、必死にテントを設営していた。ランタンも無く、テントの設営にもなれていないみたいで必死に設営していた。しかも7時には暗くなったためそうそうと寝てしまった。はや!ランタンくらいもってくればいいのに。というかライトくらい持ってきたほうが良いと思うぞ。ふつーキャンプたって、そうそう7時や8時には寝付けないからねぇ。自分も簡単に塩ラーメンとチキンライスを作り、食べ終わったら食器を洗い、あとはテントの中でケータイで簡単なツーレポを作成していた。なんせ3泊4日のツーリングでは家に帰ったあとに思い出しながら作ると結構忘れていることがあるからねぇ。メモ書き程度でも残しておくと後が楽なのだ。10時には寝に入ろうとするのだが、テントの出入り口の方向を最初は風が通るように設営したのだが、寝る頃には風向きが変わって非常に暑くて寝苦しいのだ。蚊も多いので線香もたくハメになった。ま、なんがかんだといいつつ明日に備えてねるかな。
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