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旅行北京(中国)旅行記2ー北京動物園,頤和園(2007年12月)
頤和園

北京動物園
 まずバスが向かったのは,北京動物園だ。数頭のパンダがいるそうだ。いまではすっかりコアラにその座を奪われてしまった感があるが,日本に中国からパンダが初めて来たときの熱狂は相当なものだったことを思い出す。
北京動物園のパンダ 現地ガイドさんによると,本当はいろんな動物がいて1日でも過ごすことができる動物園だそうだが,私たちが見たのはパンダのみ。「パンダばかりの動物園」と,誰かがバスの中で言って笑わせていたが,中国の人たちも結構見に来ていて,創立1908年という古い動物園だったが,こんなに自然に何頭ものパンダを見られたのは初めでだ。そういえば,掲示板に中国の旅行会社の宣伝だと思うが,「パンダを抱っこしませんか!」と書かれていたのを思い出したが,四川省あたりに行くとそんな体験もできるのかな?でもパンダはでかかった。

頤和園
頤和園 次に向かったのは,頤和園。(いわえん)と日本語では読むそうだ。ガイドさんが気を使ってほとんど日本語読みで教えてくれるのだが,中国読みと二通り言ってくれた方が私的にはわかりやすかったのにと後から思う。ここの滞在時間は1時間強だったが,これもゆっくり回ると相当な時間がかかるらしい。
 頤和園は,北京西北部に位置する庭園公園で,世界遺産に登録されている。1750年建設開始、1886年には西太后によって再建がなされた彼女の避暑地だったらしい。本当は湖ではないかと思うほど大きな池が掘られ,その先にぼんやりと中国風の塔のような建物が見える。驚くほど広大な庭を造ったものだ。
 この旅行,1時間歩きは少ないぐらいで,ガイドさんの旗を見失わないように,観光地に着く毎にてくてくと2〜3時間ぐらいは歩き続けるのだ。中国旅行,広すぎて体重の増える心配をする必要はなさそうだ。
頤和園頤和園

ガイドさんとツアーグループ,飲み物
頤和園で一生懸命に説明するガイドさん  添乗員のつかないこの旅行だが,空港でのチェックインとチェックアウト以外は,現地係員(ガイド)さん(右の写真の旗を持っている人)が,見事にホテルのチェックインとチェックアウトをはじめ,バスでの飲み物の世話からトイレの世話,気をつけることなどすべて気を回してやってくれたので,全く知らない世界でもほぼ不自由なく4日間を過ごすことができた。
 水道水は飲めないので,バスであらかじめ用意してくれていたミネラルウォーターをガイドさんが「3本10元」で売ってくれる。これはたぶん安いので,わが家は12本ぐらいは買ったと思う。
 このツアーにはわが家族の他,もう退職して海外旅行を楽しんでいる夫婦組,お母さんと旅行をしている孝行な娘さん親子組,そして会社の職場旅行の団体さん9名組(男ばかり)の総勢15名のグループだった。私たち以外は,みな神戸や西宮などの近畿地方から来ていた。まあわざわざ新幹線とホテルまで余計に使って来る私たちの方が珍しいだろう。

 バスの中は職場旅行組を中心にたいそう賑やかだった。しかし,この会社の団体さん,話に嫌みがなく,聞いているだけで面白くて楽しくなる。どんな会社なのかは知る由もないが,年齢層が20代から50代以上まで人たちなので,1年に1人雇うか雇わないかぐらいの小さな工場職人軍団かなと勝手に想像していた。「社長」と呼ばれる人物は,この人がまた面白く,何を言っても社員達は気にも留めずに勝手におしゃべりに夢中である。でもこの老社長さんは私たちにいろいろとうんちくを語ってくれて楽しかった。そんな集団なのだが,暴れたりもせず,時間にも几帳面で集合時間に遅れることもなく,賑やかではあったが旅行を楽しむ真面目な人たちで,他の2組を含め,もちろん私たちも気を使わず,でも少しだけお互い気遣いしながら旅行期間を過ごすことができた。個人旅行も楽しいが,こうしたツアーもそのときだけなのかも知れないが仲間意識が出てきて楽しいものである。

北京オリンピックメイン会場「鳥の巣」 北京の空はスモッグなのか,いつもどんよりしていて遠くが見えない。霞がかかったわけではないが,そんな空気の中をバスは,「ライトアップされた万里の長城」の見える山奥へと移動していた。だんだんと気温が下がっているのだろう,窓ガラスがすっかり曇っていた。みな朝早い出発なのでこの1時間以上の移動時間は眠っている人が多かった。運転手さん頑張れ!

(写真は来年の北京オリンピックメイン会場「鳥の巣」。バスの窓越しに撮ったのでかなりぼや〜としています。)

北京(中国)旅行記3(2007年12月)北京(中国)旅行記3ーライトアップ長城,居庸関長城古客桟へ(2007年12月)

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