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![]() まずバスが向かったのは,北京動物園だ。数頭のパンダがいるそうだ。いまではすっかりコアラにその座を奪われてしまった感があるが,日本に中国からパンダが初めて来たときの熱狂は相当なものだったことを思い出す。 ![]() |
![]() ![]() 頤和園は,北京西北部に位置する庭園公園で,世界遺産に登録されている。1750年建設開始、1886年には西太后によって再建がなされた彼女の避暑地だったらしい。本当は湖ではないかと思うほど大きな池が掘られ,その先にぼんやりと中国風の塔のような建物が見える。驚くほど広大な庭を造ったものだ。 この旅行,1時間歩きは少ないぐらいで,ガイドさんの旗を見失わないように,観光地に着く毎にてくてくと2〜3時間ぐらいは歩き続けるのだ。中国旅行,広すぎて体重の増える心配をする必要はなさそうだ。 ![]() ![]() |
![]() ![]() 水道水は飲めないので,バスであらかじめ用意してくれていたミネラルウォーターをガイドさんが「3本10元」で売ってくれる。これはたぶん安いので,わが家は12本ぐらいは買ったと思う。 このツアーにはわが家族の他,もう退職して海外旅行を楽しんでいる夫婦組,お母さんと旅行をしている孝行な娘さん親子組,そして会社の職場旅行の団体さん9名組(男ばかり)の総勢15名のグループだった。私たち以外は,みな神戸や西宮などの近畿地方から来ていた。まあわざわざ新幹線とホテルまで余計に使って来る私たちの方が珍しいだろう。 バスの中は職場旅行組を中心にたいそう賑やかだった。しかし,この会社の団体さん,話に嫌みがなく,聞いているだけで面白くて楽しくなる。どんな会社なのかは知る由もないが,年齢層が20代から50代以上まで人たちなので,1年に1人雇うか雇わないかぐらいの小さな工場職人軍団かなと勝手に想像していた。「社長」と呼ばれる人物は,この人がまた面白く,何を言っても社員達は気にも留めずに勝手におしゃべりに夢中である。でもこの老社長さんは私たちにいろいろとうんちくを語ってくれて楽しかった。そんな集団なのだが,暴れたりもせず,時間にも几帳面で集合時間に遅れることもなく,賑やかではあったが旅行を楽しむ真面目な人たちで,他の2組を含め,もちろん私たちも気を使わず,でも少しだけお互い気遣いしながら旅行期間を過ごすことができた。個人旅行も楽しいが,こうしたツアーもそのときだけなのかも知れないが仲間意識が出てきて楽しいものである。 ![]() (写真は来年の北京オリンピックメイン会場「鳥の巣」。バスの窓越しに撮ったのでかなりぼや〜としています。) |