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旅行北京(中国)旅行記4ー万里の長城,明の十三陵(2007年12月)
万里の長城

万里の長城
万里の長城 居庸関長城古客桟を発ち,バスは昨日ライトアップされた長城の入り口に向かう。朝は一段と冷気が身にしみる。曇天ではあるが,空気は市内中心部よりずいぶんと澄んでいるように感じる。
 見上げると煉瓦で建てられた世界遺産・万里の長城が山に沿って伸び,オリンピックの看板のまだその上に,今日めざす建物(望楼)がある。
 長城は,秦の始皇帝が北の民族の侵入を防ぐために築いたとされるが,現代に残っている「万里の長城」は明代に作られたものである。私たちが行ったのは,八達嶺長城でもっとも早く観光地として一般公開された場所である。
万里の長城  ガイドさんの説明によると,北側の長城を「女坂」、南側を「男坂」と紹介していたが,なるほど南側はとても急で登るのに躊躇しそうなので,ほとんどの人は,もちろん私たちも「女坂」の最も高い望楼をめざす。
 まずは,その登り口の広場で,ツアー客と団体写真の撮影。日本でもどこでもあるものだね。冊子になっていて1冊100元であったが,多くの人が買った。日本の観光地の写真と表紙だけのものよりもページ数もあり,お値打ちだと思う。
万里の長城  さて山岳部の長男を先頭に,というより彼はスタスタと10mぐらい前を登っては立ち止まって待ってくれているのだが,それでもかなりきつい。思った以上に道幅があるから怖くはないのだが,標高が高くなるにつれて傾斜はきつくなり,幅も狭くなっていく。
 春や秋のシーズンは観光客も多いから,余計に登りづらいだろうが,寒い分人は多くはなく,たびたび寄ってくる売り子さんたちを無視しながら,上へ上へと歩を進めていった。
万里の長城  長男はとっくに最も高い望楼に到達して景色を眺めている。二男と私がそれに続く。ちいさんといえば,「怖い〜,高所恐怖症だから〜。」とおそるおそる手すりを持って登っている。結局彼女は,あと10mぐらいで到達する時点で,(そこからがかなり急にもなっていたので)停まってしまった。(ああ,もったいなや・・。)どうやら降りるのを心配していたようだ。確かに降りる方は,滑らないように少し慎重になる。でもこの高いところから見える景色は圧巻である。
万里の長城  まだ集合には時間があるので,少しだけ「男坂」にも挑戦してみた。二男とちいさんは少しだけ上がり,長男はさすがに全く平気な顔をしながら登っていった。私はそのあとを少しずつ追っていき,待っている中腹の望楼までたどり着いた。長男はまだ上に登りたそうだったが,私がついていけないので諦めてもらった。この「男坂」の下りでは,私の重い体が止まらずに,転がり落ちるように駆け降りてしまった。
 麓の店の外では,売り子さんたちが,蹴鞠じゃないけれど,羽根のようなものを輪になって足で蹴り,上手に相手の足下に向けて飛ばしていて面白そうだった。欲しくなったが,「決して買わないように!」とガイドさんから何度も念を押されていたので諦めた。どうやらどこでもとくにおつりのトラブルが起こることがあるらしく,偽札なんかも出回っているらしい。職場旅行組の唯一20代のお兄ちゃんが何やら怪しいもの買わされていた。

明の十三陵
明の十三陵
 疲れと寒さと感動の中,バスは山を下りながら,今回3つめの世界遺産である,明の十三陵に向かっていた。
明の十三陵 この明の十三陵は,明代の皇帝、后妃の陵墓群で,成祖永楽帝以後の皇帝13代の皇帝の陵墓があるため、この通称があるそうだ。私たちが行ったのは,このうち発掘・公開されている定陵の地下宮殿である。
 地下宮殿に入るには,まずセキュリティチェックを受け,バッグも空港みたいに機械に通す。無事合格し,長い階段を地下へと下りていく。(エレベーターないんかな〜?)
明の十三陵  これは説明は色々とあったが,私的にあまり興味のあるものではかかったので写真がほとんど撮れていない。まあ保存し,観光にまで持っていくのはある意味感心した。

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