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旅行北京(中国)旅行記7ー天安門広場,故宮博物館(2007年12月)
天安門広場

天安門広場
 北京3日目。今日は特に寒い。ホテルからバスに乗るほんの数メートルの外を歩いただけで空気が冷たい。
 今日は,天安門広場,故宮博物館,天壇公園と観光して回る。ガイドさんの話によるとゆうに3時間以上は歩くそうだ。
「みなさん大丈夫ですか。」(これがこのガイドさんの口癖みたいだ。)
(大丈夫じゃなくてもせっかく来たのだから,歩き回るぞ〜!)

天安門広場へ  バスを降りてまず歩いて向かったのは,天安門広場である。ご存じ革命や事件など歴史的大事のときにもよく登場する世界的な広場だ。
 地下通路を通って広場に向かう。この地下通路にも怪しいもの(結構興味深くもあったが)を売る売り子さんたちがいて,声をかける。
 地上に上がると,兵隊のような格好をした人が立っていてチェックをしている。何やらものものしい。
 外は風が強くて,冷たい。フードをかぶり風で飛ばされないように,時々手で押さえて歩く。
 ガイドさんが突然回れ右をして,「少し引き返して,道を変えましょう。」と言う。
どうやらまっすぐに行くと,ものすごい売り子さんの数で,私たちは皆たびたび声をかけられたが,そんなトラブルを避けるためだったのだと思う。
 もう一度地下通路に入り,向かい側の道に出る。こちら側は,兵隊さんたちがところどころに数多く立っていて,売り子さんたちはいない。というよりも入らされないのだろう。

人民大会堂  歩く(天安門に向かう)方向の左手に,これでもかと言うぐらい赤い中国の国旗がったっている建物が見える。人民大会堂である。これもたまにTVで中国政府要人たちが,拍手をしている場所,全国人民代表大会(全人代)が開かれるところなんだと思い出す。それにしても強風にたなびく赤い旗というのもこれだけの数あると威圧感あるなとちょっぴり感じた。

 そして天安門広場。南北880m、東西500mの世界最大の広場。なんと最大で50万の人々を収容できるそうだから驚きである。
天安門広場  確かに,「広い!」。そして「寒い!」
 ここで毛沢東さんの肖像が掲げられている天安門をバックに,ツアーのみんなで並んで記念撮影。万里の長城でもあったの同じ100元である。でもこれも冊子になっているから日本よりも安いし,思い出になる。福田総理が来ていたからだろう,日本の旗も立てられていた。(一番上の写真)
 写真屋さんたちが,とても寒そうに背中を丸めて我慢してツアーの人たちを待っていた。
天安門広場  それよりも過酷だと思ったのが,警備の兵隊さんたちだ。
 少なくとも10mおきには立っている。しかも微動だにせずにまっすぐに立っている。冬着なのだが寒いだろう。
 ガイドさんに聞くと,「3時間交替」なのだそうだ。
これは私だったら我慢できそうもない。地上ならまだしも台の上に立ってじっとしている警備兵の姿は,今の日本人にはなかなか真似できないような気がする。
(日本に帰って私たちの住み地域から10Kmぐらいの所に自衛隊の基地があり,そこでも門に人が立っているが,その隊員さんは,体を揺すったりとじっとはしていなかった。良い悪いは別にしてだが。)
何とも気の毒で少し観察していると,若い兵隊さんの顔には,「寒いよ〜」という表情が見えたような気がした。
天安門広場天安門広場

故宮博物館

故宮博物館

  天安門から続いている今回4つめの世界遺産故宮博物館に歩いて移動する。
 ここはラストエンペラーでおなじみの清朝の皇宮紫禁城溥儀ら後続が退去した後,博物館としたものだそうだ。
故宮博物館  ここもさすがに中国,相変わらず広い。広場には,薄氷が張っている。映画で見た舞台がここに広がる。広く石の階段が太和殿に向かっている。
 残念ながらまだ少し工事中の所はあったが,十分にその荘厳さというか過去の権力者の力とかわがままさが伝わるものであった。こんなところで毎日生活していたら,感覚が異なってくるだろう。庶民感覚なんて持てない人が多くなるのもうなずける。(これは決して中国の話ではありません)
故宮博物館 その後,有名な書家でもあったという溥傑さんに関わりのあるという書美術館(実際は書画店)に入った。熱いお茶がおいしかった。
ここで実際に名前は忘れたが著名な先生の習字の実演を見た。私には分からないが,日本のTVにも出演したことがあると言うからまあ本当なのだろう。
 そして思った通りのセールスが上手な日本語で始まる。でも安いのか高いのか分からない。
 「日本の鑑定団に出しても分からないから,もし買って気に入らなければ,送り返してください。買値をお支払いします。」
故宮博物館 と言うのだが,かえっておかしい。
「直接色紙かなんかに書いてもらったものを直接5000円以内だったら買うのになあ」,と小物買いの習慣のある私などはちらっと思ったが,なにせホテルに送り届けてあげますというから少し怪しい。
(帰りの北京首都空港の待合いロビーで,書画の巻物が入っているみたいな箱を何人か持っていた。買ったのか!)
 もう何時間歩いただろうか。寒さもあるが,足も疲れてきた。トイレ休憩とバスが恋しくなる。

(下の写真は,ある宮廷内部と明の十三凌などにもあった枝の曲がりくねった面白い木。どういう名前なのか,「中国の絵画でも見たことがあるような??」とちいさんも話していた。)

故宮博物館故宮博物館


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