![]() ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() 歩きに歩いて,やっと昼食。今回は,小籠包と上海料理だそうだ。 期待した小籠包だが,一人当たりわずか2個ということで,しかも「熱々のスープの入った小籠包」というイメージかとは遠い,さめたぱさぱさの小さな肉まんという感じで,これは少しがっかり。 でも上海料理の方は,今までで最も日本で食べた中華の味に近くておいしかった。 (でも最上においしかったのは,香港で十数年も前に見るからに高級なお店で食べた中華料理だ。でもこれは値段も数倍だから比べちゃいけない。) (ガイドさんがこのお店に着く前に,「上海がにではありません!」と何度も言っていた。おそらく文句を言うお客さんが今までにいたのでしょう。ここは北京だ!場所を考えろ。) ![]() まずトイレに寄り,「あこを通って行きたかったな。」と思った長い賑やかそうな回廊は何故か避けて,そのトイレ側の道から入場する。 (後から思えば,やはり売り子さんが多かったのでとトラブルを避けたかったのだろうと思う。) 歩きながらでも円形の中国ぽい彩色がほどこされた建物が見える。 ![]() ガイドさんもあわてて説明もそこそこに集合時間を告げてトイレに向かった。 「もうないだろうね。かわいそうだけど。」と小さな声でみなしゃべっている。 一通り見て回り,集合時間となって探していた娘さんもいる。どうやらカメラが見つかった,ということだ。「よかった。よかった。」 あれだけトイレの中やまわりにも売り子さんたちがいたのだから,てっきりと思ったが,本当に運がよかったと思う。ほとんど最後の観光に近い場所でカメラ紛失は,ショックが大きいだろうし,ツアーとしてもトラブルがない方がみんなが楽しく観光ができるしね。 さて天壇公園だが,すべてみるにはこれも何時間もかかるそうで,私たちの見たのは円形の建物と天壇について復元模型を展示して歴史的なことなどを説明したた建物ぐらいだ。外がとても寒かったので,みんな最後の方にはその展示説明館に集まっていた。 |
![]() 天壇公園を後にし,またまた民芸品店に行く。いったいいくつ行っただろうか。その都度日本語で長い説明(セールス)がある。本当にこのツアーの人は礼儀正しい。みな終わるまで聞いている。ただセールしているものを買った人はいないから,常識的な人たちであった。 ![]() お店の人が,「この真珠何色に見えます?」と質問すると, 親子組のお母さんが,「・・パチンコ。」とぽつり。 お店の人は,必死に「パチンコじゃないですよ。よく見てください。」 確かにぱっと見た感じでは,銀色だからパチンコ玉に見えてしまう。このお母さん結局モデルとして真珠のネックレスをつけさせられていた。 でも誰も買わずに,そのほかのおみやげ物を見て回る。あいかわらず一人の店員さんがつきっきりで一人一人を追いかけて売ろうと頑張る。 ![]() 他の人は,抱き合わせで値引きをしてもらったり,職場旅行組の例の若い兄ちゃんなどは,最後の最後までつきまとわれ,お店のチーフみたいな人に「いくらなら買うの?」とも言われていた。結局この兄ちゃんの話によると,「最初は1万円,8千円ときて,最後は2千円になったので買った。」ということだ。いったい本当の値段はいくらなのか。 これを聞いて,ちいさんは,「値引きしてもらえばよかったかな。」と少しぶつぶつと言っていた。 私もずいぶんとつきまとわれながら,切り絵を100元で買った。最初のお店での切り絵は値段札さえ着いていなかったのだが,これは「100元コーナー」にあり,中国ぽい絵柄できれいで,額だけでもそれなりにするだろうから損はない。今家に飾っているが,なかなかよい。 中国のお店,最初に買うよりも,出発前にねばって買うとどうやら値引きをしてくれやすいみたいである。茶芸店で買ったマグカップも100元コーナーにあった。少し悔し。 |
![]() ![]() 今日はもう1件ほど民芸品店を回る予定だったそうだが,「渋滞がひどくて,雑伎に間に合わない可能性もあるから,明日にまわしてもいいですか。」とガイドさんが聞く。 ![]() チケットをもらい,劇場の入り口に行くと係の人が一人一人案内してくれる。これは親切だ。ここの席は,1,3,5,7というように奇数毎に席が並んでいたりするから面白い。 開演時間にまだ間があったので,息子たちとおいしいにおいがしていたポップコーンを買いに行った。 もちろん日本語で言ったが通じてた。キャラメル味のポップコーンが1つ20元だった。 ![]() 日本のTVでは,局内のスタジオでするから,なんだか体操競技みたいにみえるのだが,ここはさすがに劇場だ。ちゃんと演目毎にストーリーがあって,団員たちが役者も演じながら,素晴らしいスーパーサーカスを繰り広げる。実際に生で見るとそのすごさと緊張感が伝わってくる。 ![]() ツアーの人も「よかった。よかったね〜。」と満足である。もちろん私たちも,これは「見られてよかったね!」と言い合った。 何がかというと,車の数が多すぎて,横断歩道さえ渡れないのだ。車道の中程に渡れないから,何人か人が立ち往生している。人がいようといまいと,自動車は関せずに渋滞の中をわれ先に行こうとする。 ガイドさんの旗を先頭にしなかったら,とてもじゃなけれどこの道路は歩けない。信号が青になったから,さあ渡ろう。でも車が横断歩道をふさいでいるから素早く渡れない。そうこうしているうちに,赤信号になっている。日本ならば歩行者優先で,止まっているであろう自動車が,平気で人の列に突っ込んでこようとする。公共交通のバスでさえも運転手が怒ったような顔をして前に進もうとしている。 「ひゃー」という感じで逃げるように,やっと横断歩道を渡ることができた。なんともはや中国の交通事情はひどいものだ。北京オリンピックに向けていろんな整備をしているのだろうが,道路を造るだけでは十分ではない何かがあるようだ。 |