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大分・別府旅行記(1997年3月) |
広別汽船「由布」にのって
1997年の春休み(3月26日),初めてのフェリーでの旅行! 呉港フェリー桟橋から広別汽船『由布』(今はこの航路は残念ながら廃止されたそうです)にのっての2泊3日の大分・別府の家族旅行に出発だ。 優大と恒心は,船での旅は初めてで大はしゃぎでした。夜の8:30ごろの出発なのだけれど,早くからいって車の中で待っていた。その間お母さんが船中での夕食代わりにとケンタッキーフライドチキンを買ってきてくれた。車検証を見せたりと結構めんどくさいな,フェリーはと思いながらも,やっと船の中に入ることができた。 船室は少しふんぱつしてデラックスルーム(和室)にしていた。正解だった。 嬉しくて大はしゃぎの2人の子供は,お腹がすいているにもかかわらず,「おばあちゃんに電話する!」といって,私のPHSをとって「今船の中だよ!」とかいっぱい話をしていた。 船が広島宇品港に着くと今度は,「広島のじいちゃんに電話する!」といってまた電話していた。(何せ,港から離れると電波が届かないのでここぞとばかりにしゃべっていた。もちろん別府港に着いても・・・!) 電話と夕食が一段落すると今度は,「船の中を探検する!」と言って,私たちを連れ出す。なかなか寝てくれない。(覚悟はしていましたが)本当に個室にしていてよかった。 |
別府港で朝食!
少し寝られたかなと思うと,もうすぐそばに別府の港 が見えていた。 でもすぐそばに見えるのになかなかフェリーは動かない。時間待ちをしているのかな?9時間の夜の船の旅,子供たちも少し疲れただろう。 船がやっと港に着いた。午前6時前!はじめの観光ポイントの「ハーモニーランド」開園までまだ3時間もある。どうしようか,まず朝食だ!教えてもらっていた通り別府港内の食堂が開いていて,朝定食(しかないと言うことでした,結構高かった。)無事朝食をとることができた。 朝食後,港付近をしばらく散策した。朝焼けがとてもきれいでした。 お家にかえって何日かたっておばあちゃんに写真を見せると「別府の港じゃねぇ!この朝の海の景色は覚えがあるよ。」と言っていた。このHPの軽くした写真ではほとんど分かりませんが,とても美しい海の朝でした。 ろうろしていると,「ハーモニーランド」や大分観光地の割引券が港内においてあった。「しまった!旅行代理店でクーポンを頼むんじゃなかった。」と思ったが,後の祭り。でもこういうことって意外と多くありませんか? |
ハーモニーランド さすがに何時間も港でつぶすことはできず,車を動かした。目的地とは違う阿蘇山の方向に・・・。 あれが「城島ゆうえんち」などと言いながら,さすがに阿蘇山までは行く気はなく,車を元の方角に! 名ナビゲーターの妻を頼りに探しながらやっと「ハーモニーランド」の入り口(日出町)に着いた。 でもまだ開園までに数十分はある。でも同じように朝早くつきすぎて待っている車も何台かあり,眠った振りをして待つことにした。 午前9時,やっと入れた。自然を生かした勾配のある敷地によく考えてアトラクションや建物を造っている。乗り物もこわ〜いものはなく,メリーゴーランド,ハーモニートレインなどまだ保育所の2人の子供が十分楽しめるものが多かった。 ハーモニーシアターでは,ロボットの樹木や動物たちのミュージカルを見られて面白かった。またここでは,キティちゃんなどサンリオのキャラクターがパレードに登場したり,園内のあちらこちらにいて気安く写真を撮ってくれたり握手をしてくれた。 ここで気に入ったのがトイレ!子供用にトイレや洗面台がとても小さく造られていて,まだ小さい恒心でも安心して利用できました。小さい子供への気配りの通った遊園地でした。 |
ホテル花菱
一日「ハーモニーランド」で過ごし,やっとホテルへ。旅行代理店のすすめでこの旅館にしたが,どんなもんだろうか? 接客態度はよかった。部屋もまずまずだが,隣のテレビの音が聞こえたよ。もう一つ,海が見え,とてもよい景観にたっているのはいいんだけれど,窓と手すりの関係が悪いのか,小さい恒心が手すりに止まった鳩をさわろうとしたのか窓に向かっていき,(なぜか忘れたが)危うく落ちそうになった。もう少し小さい子供を持つ家族連れに気を使った作りにしてくれればと思った。 しかし,何といっても別府は『温泉』!お風呂はまずまず広く,とても気持ちがよかった。ここのお風呂以来わが家の子供2人は大の温泉好きになってしまった。 料理は・・・。温泉宿らしく上げ膳据え膳で,最初宿の人がビールやご飯をついでくれたりと至れり尽くせりだった。おいしくいただくことができましたが,何せ量が多すぎる。特に食べれるものがまだ少ない子供には。 (それで最近では,自由に選ぶことのできるレストランなどのコースにするようにしている。) 朝食はレストランでした。ふつうのものでしたが,食べているときにホテルの人がお盆になにやらふりかけみたいなものを持ってきて,いかがですか?と言うので妻とご飯に載せて食べてみた。エビやのりなどの海産物の入ったふりかけでした。案に反して(失礼!)とてもおいしかった。売店で売っているというので,帰りに思わず買ってしまった。また,食べてみた〜い。 写真は,「も〜いらん!」と言いながら楽しく宴会をしている優大と恒心です。 |
高崎山
ご存じ,サルのたくさんいる山。私も小学校6年生の時に修学旅行で行った記憶がある。 小さい子を連れての山登り(大げさ!)は,ちょっと疲れる。朝からたくさんの観光客がいた。 団体客のガイドの人の声に耳を傾けながら,「あれがボスザルで」とか「食べ物を見せると危ないよ」などと偉そうに子供に説明する私たち。でも毎度のことなのだろう。お菓子をとられて泣いている子供がいた。 ここで感心したのは,案内板に英語のほか「ハングル」「中国語」などがかかれていたことだ。なるほど近くのアジアの国からの観光客が私たちが海外でつけていたようなバッジをつけガイドの説明を聞いていた。さすがまだ九州は,外国との玄関口である。 |
地獄めぐり
ここは子供たちには退屈だろうな?サファリの方がよかったかな?と思いながら,車を運転しながら,「今から『地獄めぐり』に行くよ!」と言うと,優大の目が輝いている。「お父さん,お母さん,あそこもそうかねぇ!」と左の看板を見ると交通安全という意味の「あてられ地獄」とか書いてある。ほかにもあちらこちらに"何とか地獄"という言葉が見られる。面白い! 「地獄めぐり」,最初は『海地獄』。意に反して子供たち,とくに兄の優大は興味津々で,ガイドブックをにらみながら「ここはこうで,次は山地獄だ!」と面白そうに回っていき,恒心とともに「ワニがおる!バナナがある!けむりじゃぁ!地獄じゃ!」と言い合っておもしろそうでした。よかった。ほっと胸をなで下ろした夫婦でした。 |
帰途
国東半島の付け根,周防灘側を通りながら北九州あたりから自動車道にのった。途中関門橋あたりで休憩しながら家路についた。 船と自動車での旅。なかなか楽しかった。子供も船が好きで,長時間でも我慢できることが分かり,内心嬉しかった私たちでした。 写真は,関門橋をバックに優大をビデオに撮っている妻と,それを写真におさめている私の前に来た恒心です。 |