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沖縄旅行記(1999年8月) |
出発前・・・★★★ 「今年の夏休みは,お父さんの職場も変わったし,子どももある程度大きくなったし,今までで一番遠いところに行きたいなぁ。」という妻の再三にわたるひとこと?で,「北海道か?信州か?沖縄か?」で毎日迷って,「飛行機にも乗せてやりたい!」というので北海道か沖縄に絞って考えて,「雨の心配の少ない北海道だ!!」ということに決まり,旅行パンフレットも集めるだけ集めていました。 ところが,「でも北海道の観光バスの中で,知らない人の態度にお父さんが気を悪くしたら・・・」という家族のもっともな?意見で,急きょ個人で動きやすい沖縄に決まってしまった!!! |
那覇空港で・・・★★ 昼からのANA便で出発なのに,朝早くから出て,長く長く待って乗った飛行機。ポケモンのグッズももらって,すごく嬉しそうにしていた2人の子どもたちでした。でも小さい恒心は,途中から「寒い!」「耳が痛い!」といって,ずっとイヤホンをしていました。(今度から耳栓を買っておかないといけない!) 那覇空港の出口を出ると「(私たちの名前)御一行様」という紙を持った人が立っているではないか!?「え!現地係員なんかいるんだったっけ?」と思っていると,5日ぐらい前にやはり沖縄旅行に行っていた妹のMikiさんファミリーでした!! ちょうど,行き→と←帰りでぶつかっていたのでした。 |
タクシー・・・★★★ 那覇空港を出て,「さて,どうやっていこうか?」と言い合っていると,ずらーと並んでいたタクシーの中の黄色い車から口ひげを生やした運転手が出てきて「乗り物がないんなら乗って!」と誘いを受け,探し疲れるのも嫌なので乗った。タクシーの名前は「ジャイアンツタクシー」!(カープファンの私たちは後で後悔した。) どのタクシーもそうだけど料金は広島などと比べて,かなり安い!那覇を抜けるのに渋滞もひどかったが,いつ来るか分からないバスを待つよりはGOODだと思った。レンタカーもいいとは思うが,米軍関係者もかなり多い街なので,(相当自信がある人ならともかく),私たちはタクシーで十分観光ができました。 沖縄にいる間,3台の別の会社のタクシーに乗ったが,どのひともそれなりに親切でした。ただどのタクシーも旅行者だと知ると,「観光案内をタクシーで1日か,半日どうか?」と車内で誘います。だいたい相場は決まっているようですが(1日 15000円ぐらいだったか?観光施設の入園料はもちろん別です。),「いやー?」とか言っていると,たいていまけてくれます。 私たちが3日目にホテルから乗って1日中観光した個人タクシーの「亀タクシー」の平良亀助おじいさんは,相場の2〜3千円もまけてくれた。(でも本当は人が良さそうなおじいさんだったから,決めたんですけど・・・。) 余談を言うと,この亀タクシー,30km制限の道路は30kmで走り,50kmのところは45kmぐらいで走る!!ちょっと安全運転すぎて,時間内に回れるのか心配で,少しいらいらした。「わしは,無事故無違反で東京にまで行って表彰された。」ことが自慢のおじいさんだから仕方がないと観念した!! (教訓:出発前に旅行代理店なんかで,タクシー予約をする必要は全くありません!ホテルでも,どこでもつかまるぐらいタクシーの数は多いし,料金は現地で交渉した方が安くつきます。) |
とまりんとマリンスター・・・★★★ ジャイアンツタクシーでまず,泊港へ。とまりんは,海も広島と変わらないし,風景も建物ももう一つだった。軽い昼食をとって,(かなり待って,)港からマリンスターに乗った。【船底が目的の海に着いたところで海中に沈み,下ではなく横の窓から珊瑚礁などを見られるちょっと高価なグラスボート】期待して乗ったのはいいのですが,天気が曇りで外海にまで出られない!というのでものすごく美しい海中は見ることができませんでした。 (グラスボートは天気を見て,乗るべし!) でも子どもたちは,大はしゃぎで初めてみる(私もでしたが)魚や変わった珊瑚に大喜びで,案内のおねえさんに恒心が「おねえさん,おねえさん!あのもんじゃらもんじゃらは何っていうの?」と聞きまくり!おねえさん?は,同じぐらいの年頃の子どもがいるそうで,質問の多い子が可愛くて仕方がない様子でした。 「一緒に写真を撮ろうよ!」といって撮ったのが左上の写真です。 (妻は,旅行前からマリンスターではなく北部のサンマリーナから出る『もぐりん』(本格的な小型潜水艦)に乗りたかったそうです。あまりにも高く!位置も遠いと言って,あきらめさせました。) |
ラグナガーデンホテル・・・★★★★☆ 宜野湾市の「ラグナガーデンホテル」に2日間泊まりました。できてまだ7年ということもあってまだ建物や施設もきれいで,部屋も十分広く,テラスからは海や宜野湾球場(ベイスターズのキャンプ地か?)がみえました。サービスも良く,パターゴルフや屋内外のプールも十分きれいで楽しめました! 近くにトロピカルビーチ・・★★★(歩いて10分ぐらい?)もあり,2日目は朝から夕方まで海とプールで泳いで過ごしました。 (ビーチは,北部や南部ほどではないのでしょうが,広島やとまりんの海よりははるかに青く澄んできれいでした。) よいホテルだったけど,難を言うと周りにこれというものが少ない点と大きな米軍基地にちかく朝夕といわず,軍用ヘリが大きな音をたてて飛んでいました。ちょっと子どもは怖がっていました。 |
南部観光・・・★★★☆ ホテルから「亀タクシー」で,南部観光へ出発!! その前に私の希望で「佐喜眞美術館」(リンク集・・参照)へ行ってもらった。おそらく観光コースではないので,知らない人も多いとは思いますが,丸木夫妻の描いた「沖縄戦の図」が常設展示してある美術館で,ぜひ行ってみたかった。ちょうど中型バスでどこかの教職員の団体が来ていて,熱心に館長さんの話を聞いていました。 受付の人が,「よかったですね!今日は館長の話が聞けますよ。」といってくれたのはいいのですが,子どもたちが退屈しきっていて仕方なくそうそうに引き上げタクシーに乗ってしまいました。 (実は建物の裏手からあの「普天間基地」がのぞめるというのもあって,来たのですが,子どもたちにおされてすっかり見るのを忘れてしまっていた!!残念!) |
◎ここからは,短いコメントで私たちの南部観光スポットを紹介します。 |
◆玉泉洞王国村・・・★★★☆ 何を見たのか忘れるぐらい,広く,人も多かった。洞窟をぬけていくとそこには沖縄らしい風物が,たくさんあった!(植物,織物,泡盛,ハブ酒,シーサー,黒砂糖・・・)とても暑くて,子どもたちはかき氷をおいしそうに食べていた。やめようというのにハブの館に行くかわりにと,大枚をはたいて写真を撮ってもらったのが右の「大きな白蛇私たち」の写真です。(まるで,さくらみたい!私たちが撮った後,我も我もと撮られていた。) ◆ひめゆりパーク・・・★★ 亀助さんがいいというので行ってみた。ひめゆりの塔とは全く関係のない「サボテン公園」でした。まあよくもこれだけ集めたなあというぐらいたくさんのサボテンとやはり広大な敷地,しかも勾配がきつく長く,ひとまわりすると汗びっしょりになった。子どもたちはここでもかき氷!暑い!!まるで遠足じゃあ!!! ◆ひめゆりの塔と平和祈念館・・・★★★★ 本当は,摩文仁の丘に行って「平和の礎」を見たかったのだが,これも亀助さんが「時間がかかるよ」というので,歩き疲れたのもあって,あきらめてひめゆりの塔と資料館にいった。深い壕だった。人も多かった。もし,こういう状況に私がなったら,何をしただろうか? タクシーで南部に来る途中に妻も言っていた。「この風景。何もないサトウキビ畑と草の丘陵地。ここを人は(沖縄戦では),南へ南へと逃げてきたんじゃろうね。」大きな山のない沖縄,でも平坦ではないこの土地を!それをゆっくりと走る車の中で感じることができました。 |
都ホテル・・・★★★ 3日目に泊まったホテル。ラグナガーデンと比べると古く,部屋も狭かった。おまけに前客のたばこの臭いもまだ残っていた。接客態度もわるくはなかったが,比べると・・?ただプールがあったので助かった。泳ぐ人も少なく,ほぼ貸し切りに近い状態で楽しめました。 おみやげの数はかなり多く,これはよかった。翌朝,マイクロバスで首里城に連れていってもらったのと那覇空港までの送りがあったのは,まずまずだった。ただ,車のクーラーが壊れていて,那覇空港まで近いが渋滞で時間がかかり,暑かったぞ!! |
首里城・・・★★★ ここもかなり歩いた。なんと丘ばかりの土地だ。でもこんなに広いとは思っていなかった。復元されたお城よりも民族衣装を着た人に目がいってしまう。この暑い中,じっと立っている係の人−しかも暑そうな衣装を着ている−がんばっているなぁ!妻が一言 「あそこにたている係の人,T校長に似てない?」 「うっ!(似とる)」。 ここからがんばって,またもや「沖縄戦の弾丸跡が残る」といわれる博物館に歩いた。あまりよく分からなかった。「これじゃろうねぇ。」というぐらい。 そこからまたまた歩いてホテルに帰り,アイスクリームを食べた。 |
お家・・・★★★★★ 何とも,暑い中よく歩き,よく泳いだ旅行でした。子どもたちもよく頑張ったと思います。 楽しかった!本当に楽しかった!! でも,帰るとホッとします。やはりお家が5つ星でした。 |