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旅行名古屋旅行記その2−長良川温泉〜愛・地球博編(2005年8月)
愛・地球博

長良川温泉長良川
 バスは、岐阜県に入り、一日目の宿泊地、長良川温泉へと到着した。岐阜県に来るのは初めてだが、バスから見た岐阜市内の光景は、広島市と同じぐらいビルや商店があり賑やかそうだった。宿泊する旅館は、十八楼という宿だ。到着してつれあいが添乗員さんに血のにじんでいる私の足を見かねてバンドエイドを頼んでいた。それを聞いていたこの旅館の人がすぐさまバンドエイドを6枚ほど差し出してくれた。なかなか親切だ。
 部屋にはいると、目の前にすぐ長良川が見えた。なかなかよいロケーションである。予約はしていなかったので、鵜飼を見に行くことはできなかったが、鵜飼船が私たちの部屋のすぐ下に停泊していた。川向こうには、広島カープがなぜか時々主催ゲームを行う、岐阜長良川球場も見えた。もっと山奥にあるのかと思ったが、結構街中にある。やっぱり来ないと分からない。地方球場の中継では、球場外もたまに移してくれるとありがたいのにと思ったりもした。
 鵜飼船さっそく温泉に息子たちと入りにいった。お湯処は、男性、女性と時間帯で分かれているが、「川の音」と「川の瀬」の二つあって、露天風呂からは長良川が眺望できる。どちらかというと朝に入った「川の音」の方がよかったが、泉質はとってもよく気持ちのいいお湯だった。難をいえば、底が少し深いためか、段差が設けられていて、お湯が少し濁っているため、段差に気がつかず、つまずきそうになったことだ。それと近頃では珍しく、入れ墨をしたおじさんやお兄さんが何人かいた。街のお風呂屋さんには最近は入れないからかも知れない。気にせず一緒にお湯につかっていた。でもいつもは3回は入るのだが、さすがにつかれてみんな2回でストップした。
 料理も鮎の塩焼きや牛肉を八丁味噌で焼いたものをはじめ、食べきれないくらいあった。ただ、魚は私たちが海沿いでいつも新鮮なものを食べているせいか、おいしいけれどわが家の方がいいと思うし、味噌も慣れている白みその方が口には合っているようだ。

愛・地球博
 ★名古屋市パビリオン 大地の塔
大地の塔  バスに揺られて、とうとうやってきました。愛・地球博。でもバスから降りて見えるのは、まだ観覧車のみ。団体写真を撮って、駐車場から長い道のりを動く歩道を2回通ってやっと西ゲートへ到着した。金属探知器を通って、荷物を調べられた。本当空港並みの警備だ。しかもなぜかペットボトル持ち込み禁止なのだ。つれあいは、爆発物か何かと間違うからかなぁといっていたが、本当のところはどうなんだろう。環境のためとかいうことらしく、ゴミステーションは完全な分別収集になっていて、ボランティアの人が必ず立っている。なんとも徹底しているもんだ。でも博覧会で毎日十数万人も迎えるだけで環境にとってはどうかと思うよ。
 大地の塔 万華鏡ゲートを無事通過し、さっそく近くの日本館へと向かったが、余りの行列に素通りし、隣の藤井フミヤがプロデュースしたという「大地の塔」に入るべく、並んだ。あと70分と表示がある。これぐらいなら先も見えるし何とかと思って、ぐねぐねとしきりのしているロープに挟まってゆっくりゆっくりと進んだ。大地の塔からは、始終水が流れ落ちている。近くまでいくと小雨ぐらいかと間違うぐらいの量だ。入口に近づくにつれ、列の流れのスピードがゆっくりになってくる。やっと入場。スロープを登り塔に入ると、ギネスに認定されたという大万華鏡が私たちの頭上に動いている。余りの人込みでゆっくりと見ることはできなかったが、一つは制覇したぞって感じだった。フラッシュ撮影禁止だと思うのだが、誰もがパチリぱちりとやっているので、私も写真を撮って下りてきた。
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 ★昼食〜カレーとナン
展覧車  まだお昼前なのだが、早くも足が痛い。混み合っているのはいやなので、早めの昼食を取ることにした。マレーシア館を目標にしながら階段を上がり、グローバルコモン6オセアニア、東南アジアの国々が集う場所へと移動した。
 とりあえずすぐに食べることのできそうなカレー屋さんへ入ったが、もうすでに行列ができていた。なんとか買って食べようと思ったが、もう席がいっぱいで隙間がない。立って食べるわけにはいかないので、私がうろうろしてタイ館の外のテーブルを見つけ、そこに陣取った。ただで席を取るのは悪いので、タイ館内の売店でビールとジュースを買ってきた。味はまずまずだと思うのだが、それよりも座れたことに満足だ。ただ私のナンだけやけに焦げていて、ぼろぼろと生地が下に落ちてくるのには参った。急いで作りまくっているからこんな事もあるだろうね。
 写真は、インドネシア館を出て、取った一枚。恒心が乗りたくて、結局あまりの行列に諦めた「展覧車」が見える。インドネシア館はあっという間に通り抜けた。何か力が入っていないみたいだ。こんなパビリオンが多い。だからグローバルコモンが並ばずに入りやすいのかも知れない。
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 ★どこも人でいっぱい〜足が痛い!
 実はつれあいが何回かネットで予約を試みてはいたのだが、もう遅かったのか全然ダメで、当日予約とか整理券を狙ったのだが、作戦を十分練っていなかったこともあって、予約、整理券ともゲットできなかった。着いたすぐに当日予約とか整理券を狙えばよかったのだろうが、大地の塔に並んだことでもう疲れて案が消えていた。
 優大は、企業パビリオンの三井・東芝館 、恒心は夢みる山などに入りたかったみたいだが、お昼頃にはもう大行列で、整理券や予約も取っていないから「あきらめようね。」ということになった。それでもどこかいいところはないかと歩きに歩き回った。
 マンモスが見られるかもと添乗員さんが言っていたので、並んだが、先も見えない。つれあいが係員に聞いている。「どのくらいかかりますか?」、「2時間はかかります!」という答えで、すぐさま列から離れた。我慢して2時間ぐらい待てば、どれか一つぐらい企業パビリオンが見られたのでしょうが、なにせ待ちきれない私とつれあいだった。私の足は情けないことに棒のようなっていた。
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 ★突然の大雨、雷〜JR東海 超電導リニア館に
 ぐるぐるとなんと広い会場だなぁと思いながら足を引きずり歩いていると、突然のとものすごい土砂降りの雨が落ちてきた。朝から曇り空で、かえって博覧会日和だと喜んでいたのだが、ここまでこんなに雷雨が降るとは思いもしなかった。
急いで来たゲートの屋根のあるところに避難して、つれあいがショップで傘を2つ買ってきた。しばらく待っていると雨は小雨になってきた。結局買ってくれた「モリゾー」と「キッコロ」の傘は、旅行中使うことはなく、お荷物になってしまったことをつれあいが嘆いていた。
 JR東海 超電導リニア館  雷雨のせいだろう、観覧車、展覧車をはじめ電気を使うような乗り物がストップしていた。うろうろしていると、雨のため人が引いているのか少ない行列のパビリオンがあった。JR東海 超電導リニア館だ。待ち時間を見ると40分。これなら待てそうだと思い、並んだ。40分以上経ったが、せっかく並んだのだからと待ち、ようやく入ることができた。
ここでは映像と実験で超電導リニアの仕組みを説明していた。どうやら私たちが入ったのは、「超電導ラボ」というところだったみたいだ。背もたれがある方がいいと一番後ろに陣取ったため、少し見にくかった。リニアモーターカーの動く模型もあった。優大は関心をもったのか、家に帰って、科学実験でリニアに関連したことをやると張り切っていた。全体的にはもう一つという感じだったが、一つは企業パビリオンに入れたことだけでもよかったと思うことにした。
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 ★グローバルコモン〜ゴンドラにのる
国連館インド館ゴンドラから
 もう行列パビリオンは諦めて、行き当たりばったり空いているグローバルコモンに入ることにした。どれもあっと驚くようなものではなかったけれど・・。
とりあえず国連館インド館の写真を載せておきます。
 歩き疲れたので、再開した模様のゴンドラに乗るべくまたまた並んだ。
どうしてお金を払う乗り物までこんなに並んで乗らなきゃならないのかねぇと思いながらも、もう歩いて異動する気力はない私であった。小雨が当たるゴンドラ内から下を見るとまあすごい人だかりだ。日立館などは、シートまで敷いて座って並んでいる客もいる。そこまでしなくてもと思うが、私たちにはできないよ。私たちの乗ったゴンドラに同乗していたのは学生だと思う若者が二人。行儀よくおしゃべりしながら、写真を撮っていた。
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 ★チェコ館にて・・
 チェコ館 ゴンドラを降りるとそこは、グローバルコモン4ヨーロッパ各地の国々の集まるエリアだった。
さっそくイギリス館に並ぶが多そうなのですぐ諦めて、向かい側のチェコ館に並ぶ。ここは先が見えているので待ってもほんの十数分だろうと思ったからだ。あんまり日本では知られていない国だから少ないのかなと思いつつ、ようやく私たちの入れる順番が来た。
 係のお姉さんがカウンターで人数を打っている。一度に入れる人数を決めているようだ。係の一人が「何人ですか?」「4人です。」、「どうぞ!」、ちょうど私たちの後ろからシャットアウトされたみたいだ。チェコ館のプレゼント
「よかった〜!」と思っていると、すかさず別の係の人が「今日5100人目です。おめでとうございます。これをどうぞ!」と紙袋を渡してくれた。
 私たちの後ろの人から「いいなー」との声が聞こえてきた。「やった〜!いいことあるじゃん。」とこれは私たちの心の声。
100人ごとにプレゼントをくれるのかな、何にしても入ってよかったと思った瞬間だった。プレゼントの中身は、チェコを紹介する絵や写真集やおもちゃやキーホルダーなどが結構ぎっしり入っていた。高価なものはないようだが、記念としてはかなり嬉しかった。げんきんなもので少し私も元気になっていた。
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 ★おいしい!〜メロンパンと生ビール
 ヨーロッパ各国のパビリオンを横目で見ながら素通りし、集合場所の西ゲートに歩いて向かった。「あ!あそこが伸びるアイスのトルコ館だ。」と子どもたちはいきたそうなのだが、どうも足がついていかない。電気バスも走っているのだが、その速度たるや歩く速度と同じだ。なにせ、お姉さんが先導しているのだ。「危ないですよ〜。バスが通りま〜す。」って、声を枯らしながら、前を歩いているのだ。こりゃかなりきつい仕事だと思う。自転車タクシーなるものも走っていたがこれも大変そうだった。人ごみにも疲れながらもようやく西ゲート付近に到着した。
 生ビールここで込み入ったショップでおみやげ物を買って、近くの小さなファーストフード店に入った。そこでメロンパン椰子の実ジュース、私はたこ焼き生ビールを注文して、わずか二つしかないテーブルの一つが空いたのですかさず座って、食べた。椰子の実ジュースは子どもたちに言わせると微妙な味だということで、私も飲んでみたが、なるほどという感じだった。それにしても久しぶりの生ビールはとてもとてもおいしかった。つれあいもコーラを飲めて満足そうだ。それからここのメロンパンも香ばしくておいしい。旅館に行って食べようと後からまた買ってしまった。

 やあ、本当に疲れたぞ。歩いたぞ。(いったい何キロ歩いただろう?)侮れないな万博は!思い出してみると、小学生のときに行った大阪万博も人ばかりでどのパビリオンに入ったのか全く覚えていない。おそらく有名なところには入ることができなかったのでしょうね。でも行った!歩いた!そしてもっといたかったっていう思いが子どもたちにも湧いたようで、それでいいのだと思う。何十年に1度しか行くことの出来ないところなのだから・・。
 もう一つ、感想をいうと(これはつれあいが言っていたことだが)、意外と外国人が少ないと思った。何故だろう?予約や整理券などシステムが分かりにくいことも一つの原因ではないだろうか?また、決して安くない入場券を買って、行列に並んでまで外国の人は来ないのだろうか。実際の外国人の入場者数は分からずに書いていますが。
 さてさてようやく、がんばり歩き、西ゲートを通り抜けてバスの駐車している駐車場に向かった。一組だけ15分ぐらい集合時間に遅れたが、添乗員さんは、「想定の範囲内です。実は、今日が一番心配でした。」と話していた。正直なところでしょうね。こんな広いところに「行っておいで〜。」と放して、迷わずにほぼ時間内に全員が帰って来るというのは、とっても旅行社にとってはとってもよい客なんだろうと思う。
 バスは出発し、今日の宿泊地、西浦温泉へと急いだ。私も含め、みなさんお疲れ模様だった。
名古屋旅行記その3−西浦温泉〜名古屋城名古屋旅行記その3−西浦温泉〜名古屋城編

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