817() 日本曇り スイス晴れ

 

前日まで体調を崩し、点滴を受けていた長男は、なんとか熱も下がり、一緒に行けることになった。

一時はどうなることかと心配していたが、家族全員で無事に出かける。

成田エクスプレスで成田空港第2ターミナルへ。

高尾発の成田エクスプレスが出来て、多摩地区から直通で成田空港に行けて、とても便利だった。

成田空港は、お盆休みの帰国ピーク日といわれていたが、出国者も多く、出発ロビーは混雑していた。

スイスまでは、途中地を経由して乗り継いで行くのが経済的であるが、今回は2人の子供も一緒なので、負担の少ない直通便にした。JALは出発時間が早いため、スイスに着いてからの移動が可能なため、JALのチューリッヒ便をインターネットで予約していた。2人の子供たちのために、窓側を2席とっておいた。

我々4人の荷物はスーツケース1つとそれぞれが背負っているリュックのみ。リュックは機内持ち込みにしたが、スーツケースは「フライレールバケージ」の券を購入しておいた。フライレールバケージは、今年の4月から、スイスに乗り入れている世界の主な航空会社でも利用できるようになり、日本ではJTB新宿店などで購入することが出来る。私もここで購入しておいたが、JALのチェックインカウンターの係員が、このフライレールバゲージを知らなかった!チューリッヒ空港で一旦荷物を受け取って、スイス国鉄の窓口に出すようにというのである。それではフライレールバケージの意味がない。15US$を払って購入したのは、成田で荷物を預けると、スイスの指定した駅(私の場合はグリンデルワル ト)までその荷物を自動的に送ってくれるからである。

結局、JALが確認を取ってくれて、スーツケースも無事?預けられた。

JAL451便、1030成田発チューリッヒ行。バスゲートからの出発の案内があり、バスに乗り込む。バスは空港内を走り、第1ターミナルに移動した。夏季は毎日運行されるJAL451便であるが、本来は月・土曜の週2便。

そのため、下記も他の曜日がB-747であるのに、月・土は従来のままのMD11JALMD11には、J-バードという愛称がついており、しかも1機ずつ日本の代表的な鳥が翼に描かれている。 今日の飛行機は「コウノトリ」。MD11が第1ターミナルから少し離れた場所に待機しており、バスからタラップを上り乗り込む。離発着が多いため、大型機を直接ゲートに付け、小型機などはバスで乗客をさばいているようだ。離発着が多く、誘導路が渋滞して、離陸まで30分掛かった。チューリッヒ到着が遅れて、予定していた列車になれなくなるかもしれないと不安になる。

中一の長男は幼児のとき何度か国内線・国際線と乗っているが、記憶に残っていないため、小4の次男と同じで今回が飛行機初体験となった。飛び立ってすぐに、富士山(後で浅間山とわかったが)が見え、成田で曇っていた下界も、すぐに雲が途切れ、座っているだけで好みのジュースや食事が運ばれたり、映画が見られたりと、2人の子供たちは大満足。空の旅を満喫し、12時間30分の缶詰に耐えられるかを心配していた私たちを見事?に裏切ってくれた。長男の体調も大丈夫。そして、チューリッヒ1555到着予定が、順調に飛行できて約15分早くなって、1540に無事到着。スイスは最高の天気。7時間の時差があるため日本時間2340。約12時間の空の旅が無事終了。

ターミナルBに着き入国。入国はほとんど審査なし。税関審査も簡単そのもの。空港から直結している駅まで徒歩で移動。予定していたSBBスイス国鉄のインターラーケン ・オスト行きのIC特急はチューリッヒ空港1640発。時間があったため、駅のスーパーで翌朝分の食料を買う。パンとジャムとカップスープ。

空港からグリンデルワルトの往復は1等にした。スイスの鉄道には改札がなく、そのままホームに入れる。 インターラーケン・オスト行きのIC特急の1等は空いていてゆっくり座ることが出来た。出発してすぐに車内販売が来た。また、検札もすぐにある。あらかじめグリンデルワルド日本語観光案内所でハーフ・フェア・カードとジュニア・カード、それにチューリッヒ空港からグリンデルワル トまでの往復の1等切符を購入していたため、問題なかったが、この後チューリッヒ、ベルンと駅に停まると進行方向が変わり、そしてそのたびに検札があった。外は夕暮れであったが、日本時間ではすでに真夜中。子供たちもダウンして熟睡。インターラーケン ・ヴェストからオストに向かうとき、ついに憧れのユングフラウが車窓から見える。ンー、明日以降も晴れてくれー!!!

インターラーケン・オストには1920着。ここでBOBベルナー・オーバーラント鉄道に乗り換え。1935発のグリンデルワル ト行き。前編成はランターブルネン行きで、各6両の長編成。グリンデルワル ト行きの一番前に乗るが、これがなんと電気機関車。後の車両は客車だった。電気機関車の中に1等と2等があり、1等に乗る。

グリンデルワルトには2009着。アイガーが目の前にそびえて迎えてくれる。まだ明るい。

グリンデルワルト日本語観光案内所の案内通り、別荘の大家夫妻が車で出迎えてくれる。徒歩3分のところなのに、車で別荘まで送ってくれた。ドイツ語のほか、英語も少し話せるとのことであったが、こちらはドイツ語はだめ。英語も????。でも、ある程度のコミュニケーションは取れた?

すでに21時近く。日本時間では朝の4時。子供達はすぐに就寝後。私達夫婦は21時前に、買い物に出る。しかし、グリンデルワル トにコンビニなどもなく、週末で賑わっているのはレストランばかり。初めての町でいきなり夜の外出。テイクアウト可能な店が分からない。結局、近くに日本食の弁当屋をみつけた。おにぎりとお稲荷の弁当と日本のビールを購入したが。とても高かった!!!

なんでスイスに来てまでこんなものを買わなければいけないのかと後悔するも、別荘に帰ってこれで一服して就寝。

 

 

 

 

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