8月21日(水)曇りのち晴れ

 

今日は、スイスに来て初めてアイガーが見えない。天気予報は曇り。午後には回復してくるとのこと。

今日は、ブリエンツロートホルン鉄道に乗るため、今まで出一番早く出発する。グリンデルワルド642発のBOBの列車で、インターラーケンオストへ。もう、学校が始まっているようで、途中の駅で子供達が降りていく。インターラーケンオストには、717着。ブリエンツ方面の電車はしばらくないため、駅で時間つぶしをする。

ここからは、ユングフラウ鉄道パスの外になるため駅で切符を買う。802発 のスイス国鉄SBB普通列車に乗る。ブリエンツには825に到着。SBBブリエンツ駅から道路を挟んだ向かい側にBRBブリエンツロートホルン鉄道のブリエンツ駅がある。急勾配を上がるときに水平になるように設計されているこの鉄道の名物であるSLは、スイスで最も人気のある鉄道といわれている。そのため、ピーク時には乗れない場合もある 、とガイドブックに書いてあった。

私達が駅に行くと、830発の平日の始発列車が止まっていた。客は、私達の他に2名のみ、後は車掌と途中駅の駅員。お目当てのSLではなく、1両しかないというディーゼル機関車で、SLを楽しみにしていた子供達はガッカリ。この鉄道も約600mのブリエンツから、約2360mのロートホルンまで1700m以上も上ってしまう登山鉄道である。

すばらしい景色であるが、山頂が近づくに連れて雲の中に入ってしまい、山頂駅は霧の中。925に到着する。散策しようとしても何も見えないので、山頂のホテルに入る。

ホテルのレストランで休憩していると、外は雨になっていた。天気が悪いので、次の1020の列車で下山することにすると、レストランのウエイトレスがやってきて、次の列車が運休になったと教えてくれた。仕方がないので、その次の1055の列車を待つと、再びウエイトレスがやって来て、この列車も運休になったとの教えてくれた。

外は雨のままなので、そのままレントランにいて、早い昼食をとることにして、今度の発車である1155発の下り列車を待つことにする。なんと山頂のホテルに2時間も缶詰になっていたことになる。

雨が止んだので、駅に行くと、朝にはなかった本日の運休便のお知らせが書いてあった。そして、さらに子供たち念願のSLが泊まっていた。機関車に近い、一番前の席を占領し、やっとSLの旅を楽しんだ。途中で、上り列車にもすれ違ったが、平日で天候もあまりよくないせいか、ガイドブックにあるようなSL23編成連なって次々走っていくという光景は見られなかった。ブリエンツには1255に到着。

ブリエンツの町を散策し、ハト時計を購入する。途中から日本人のスタッフが応対してくれて、おもりだけで3Kgあるため、別便で送ることにする。

 

ロートホルン山頂近く。山がジグザグに切り立っている。山肌のところを斜めに、ブリエンツ・ロートホルン鉄道の線路が走っている。 ブリエンツ駅から見たブリエンツ湖と遊覧船。スイスの国旗が湖の青色に映える。 遊覧船から見た、SBBスイス国鉄のブリエンツ駅。左上の壁のところがBRBブリエンツ・ロートホルン鉄道のブリエンツ駅。

 

駅の脇にある船着場から、1405発の遊覧船でブリエンツに戻ることにする。2等が込んでいたため、2階の1等にする。ハーフカードとファミリーパスで、支払った金額は大人1人分だけ。ゆっくりとブリエンツ湖の遊覧船が楽しめた。

湖を対岸まで行き来しながら、途中4箇所の船着場で乗降があり、インターラーケンには1520に到着。ブリエンツ湖の水は、くすんだ青緑色。透明度はないが、美しい色である。インターラーケンの町を少しだけ散策し、1635発のBOBで、グリンデルワルド1709に到着。天気はすっかり回復して、アイガーが夕日に染まっていた。

 

 

 

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