8月23日(金)小雨のち晴れ

 

 

グリンデルワルドに滞在できる最後の日となった。天気があまりよくないので、近場を散策することにし、宿を935に出発し、徒歩でグレッチャーシュルフトに向かう。

朝から曇り空であったが、出発したとたんに雨が降り出した。グリンデルワルドの町は、昨日登ったフィルスト側の山の麓にあり、一番下の川まで坂を降りていき、川を渡るとアイガー側になる。雨の中をのんびり歩いて、1010にグレッチャーシュルフトに到着する。

アイガーから流れ出た氷河は、以前はグリンデルワルドの町まで達しており、グリンデルワルドは氷河の町といわれたそうである。現在は、下氷河が後退し、グレッチャーシュルフトの峡谷が残っている。両側が鋭く削られ、垂直の切り立った崖になっていて、川の水は勢いよく流れている。

 

グレッチャーシュルフトの入口から峡谷を見る。 中に入ると峡谷は幅は数メートルしかなく、切り立った壁になっている。

 

狭い峡谷に作られた遊歩道を散策する。下氷河が見えるかなと進んでいったが、その前に行き止まりになってしまった。

入口まで戻り、午前中1本だけある1110発のバスでグリンデルワルドに戻る。約5分で町についてしまうが、ユングフラウ鉄道パスがなくても、ハーフ・フェア・カードとジュニア・カードのおかげでこのバスも安くなった。

午後からは天気も回復してきたので、グリンデルワルドの町でお土産を買い、スーツケースの荷造りをする。フライレールバゲージは駅での受付時間がきまっているので、今晩中に出してしまうことにする。

グリンデルワルド最後の夜なので、夕食は5日ぶりに外食にする。グリンデルワルド日本語観光案内所で薦められた駅前のホテルに行く。

私達は、チーズフォンデュとともにスイスの代表的な料理であるオイルフォンデュを食べようかと思っていたが、「から揚げよりしゃぶしゃぶがいい」という子供達の意見でフォンデュシノワーズを食べることにした。日本のしゃぶしゃぶをヒントに作られたというように、しゃぶしゃぶに近い料理である。武串に牛の薄切り肉を刺して、スープが張ってある鍋に入れて、好みのソースやスパイスをつけて食べるもので、日本人の我々家族には醤油も出してくれて、子供達は醤油だけで本当のしゃぶしゃぶにして食べていた。肉が完全に赤身だけというのも食べやすくてよかった。

 

 

 

 

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