8月24日(土)曇りのち晴れ

 

 

グリンデルワルド、そしてスイスで迎える最後の日。曇っているがアイガーは見えた。

1週間過ごした 別荘は、上の階に大家さんが住んでおり、下にも別の人が住んでいる3階建ての2階部分。斜面に立っているため、各階に玄関がある。部屋は、リビング、主寝室、副(子供)寝室、キッチン、バス・トイレがあり、アイガーが見える南側に広くて食事も出来るテラスがある。駅から徒歩3分なのに、通りから入るため静かである。

 

別荘から見たアイガー。朝日が当たっている。(撮影は18日) 宿泊した別荘。上2階は大家さん宅。白い壁の階が宿泊場所。下の階は別の人が住んでいる。 観光客でにぎわうグリンデルワルド駅。左側がBOB。右がWAB。駅の両側の建物はホテル。奥側が街。

 

 

 

朝、駅まで家さんが車で送ってくれた。とてもやさしいおばあさんで、ご主人にも滞在中やさしくしてもらった。

別荘を830に出発し、駅で大家さんと別れる。土曜日の朝は、私達のように1週間別荘で滞在していた人が多いのか、駅では車で送ってもらって電車に乗り込む日本人の姿が多かった。

850発のBOB列車に乗る。1等 車に乗り込む。後から日本人の団体が入ってきて、1等だけが日本人で一杯になった。インターラーケン925着。

ホームの反対側に止まっていた930発のルッツェルン行きの1等に乗り込む。行きはチューリッヒからメインルートである、ベルン経由のIC特急でインターラーケンまで来たが、帰りはルッツェルンを回ることにしていた。最初は、帰りにルッツェルンの手前にある、世界一の急勾配を上るピラトゥウス山の登山電車に乗る予定であったが、アクセスが悪く、早朝に発たなければならなかったので、今回はあきらめることにした。世界一の登山電車といっても、見た目はほとんどケーブルカーである。

スイスの登山電車は、アプト式といって、線路の真ん中に、もう1本ギザギザの線路があり、これに電車側の歯車がかみ合って登っていく。JBユングフラウ登山鉄道、WABヴェンゲンアルプ登山鉄道はもちろん、BRBブリエンツロートホルンのSLや、SPBシーニゲプラッテの登山 列車にもついていた。いま乗ってきた、BOBベルナー・オーバーランド鉄道の列車や、これから乗り込むSBBスイス国鉄のルッツェルンまでのルートは、急勾配の区間にだけ、アプト式の線路が付いている。

ルッツェルン行きの列車は、特に特急の表示はないが、時間によっては、ゴールデン・パス・パノラミックという屋根近くまで窓がある展望型の1等車が連結されているものもある。私たちの乗った列車には展望車はなかったが、1等車は豪華で、ゆっくりと座れた。初めに止まったブリエンツでは、3日前がうそのように、BRBブリエンツ・ロートホルン鉄道に乗る人であふれていた。やはり週末は人が多いようである。次のマイリンゲンで進行方向が変わり、アプト式線路を登っていく。列車は湖や山が点々とする、いかにもスイスらしい光景の地域を走る。便利さではベルン経由であるが、景色を見ていくならルッツェルン経由がいい。途中で、ほんの一時ではあるが、遠くにユングフラウが見えた。感激。

ルッツェルンに1054到着。駅前からは、同じ塗装のバスと、トロリーバスが出ており、それぞれ連接車もある。

駅の近くにあるカペル橋に行く。1993年の火災で、ほとんどが消失してしまったが、復元されている。中を渡ると、飾っている絵が火事で残ったもの、焼けて黒くなっているもの、そして新しく復元したものがある。

駅に戻り、2階のレストランで昼食をとり13:10発のIR特急でチューリッヒに行く。子供たちが乗りたがっていた2階建て車両 の特急で、この1等車も豪華である。チューリッヒには1357に到着する。

来る時は途中下車しなかったが、今回降りてみて駅の大きさに驚く。探し当てたコインロッカーに荷物を入れて市内観光をする。駅前からは、路面電車も出ていた。デパートに入るが、スイスに来て始めて大都会に来た気がした。ファーストフード店もあった。

時間がないため、チューリッヒ1517発の普通列車の1等でチューリッヒ空港に行く。1528着。

チェックインも、出国手続きも簡単で、1750発のJAL452便に乗る。行きと同じで、MD-11、J−Birdであったが、今回はヤンバルクイナ。定刻に出発した。

 

 

 

 

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