2011年12月、GM微生物を利用した核酸系調味料がその年に数百トン(180〜200万トンの加工食品に利用されたことになる)日本に輸入されていたことが発覚し、問題になりました。結局2012年3月に厚労省から認可が降りてしまい、現在一般流通しています。厚労省の見解では、該当の調味料が高度に精製されており、GMタンパク質が含まれていないことが確認されたためということです。問題の調味料がいつ頃から日本に輸入されていたかについては、発表がありませんでした。
すでに回収しきれない量のGM調味料が流通していて問題が起きていないという既成事実のおかげの、どさくさ紛れの感が拭えません。ほんとうに大丈夫なんでしょうか。
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GM微生物で製造された5'-グアニル酸二ナトリウム(椎茸のうま味)と5'-イノシン酸二ナトリウム(鰹のうま味)を混合して、5'-リボヌクレオチド二ナトリウム(工業生産の加工食品に一般に利用)という核酸系調味料として流通 |
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