脚気の原因が白米にあったという事実の解明は、現東京大学教授鈴木梅太郎のビタミンB1(オリザニン)発見までなされることがなかった。1910年、鈴木は米ぬかに含まれている重要な栄養素アベリ酸(後にオリザニンと命名)を発見、さらに抽出することに成功し、それが脚気の治療に大きく貢献したといわれています。
お米を玄米で食べない食生活では、ぜひともぬか漬を食卓に供えてください。そうすることで、玄米食と似た効果がえられます(ほんとは玄米に含まれる食物繊維も重要)。
本来の日本人の健康は古くは縄文の時代から江戸時代まで、玄米食をいただくことによって維持されてきたわけです。それが白米文化に変わっただけでくずされてしまった。さらには太平洋戦争以後、欧米の食習慣が取り入れられたことでさらにおかしくなってしまっています。
私たちは日本食に目を向け、さらに玄米の重要性を知る必要があります。その解決策としてぬか漬という方法があり、それは日本人が生活のなかから生み出した画期的な健康食品というわけです。 |

ぬか漬には日本人の知恵が詰まっています。ぬか漬を見直そう |