原塩を海水に混ぜ込み、濃い食塩水を作り、イオン交換膜と直流電気を使うことで、濃縮した海水(かん水)を作ります。これを真空の鍋で(低温で)加熱することで水分を飛ばし、結晶塩を作ります。最後に遠心分離機にかけてニガリ成分などを取り除きます。さらに洗浄と遠心分離を繰り返すことで塩化ナトリウム99.9%という純度の高い食塩が製造されます。
イオン交換膜で塩化ナトリウムのみをろ過しているように思われがちですがそうではありません。イオン化された粒子の細かい塩の成分だけがろ過されるため、細菌や汚染物質などを排除でき、非常に衛生的で安全というのがメーカー側のセールスポイント。 |

イオン化した海水成分だけが図の中央部分に集められ、かん水(濃縮された海水)が得られる |