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2010.11.22 3日目後半
![]() お昼を過ぎてしまったが、ここへ来るからにはどうしても食べなければならないものの為に電車内でも何も食べずに来た、 「尾道ラーメン」 もう腹ペコ状態だったので、駅から近くて少しの行列で入れそうな「食海」へ。基本的に食べるものは何でも美味しく感じる私、 こちらのラーメンも美味しかったです。 地元の人に言わせれば、その先の「つたふじ」は1時間待っても食べたい、らしいのだが、時間がないのでパスでした。 JR尾道駅 |
![]() ![]() ![]() 左:尾道で一番人気?の「つたふじ」 中:尾道駅から近い「食海」 右:ねぎ一杯のしょうゆ味 |
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![]() ![]() 尾道は江戸時代にかけて、新しい文化が日本に上陸し、九州・ 京都・大阪、そして江戸へと多くの人が行き来し、流通の大動脈となり、進んだ大陸や西洋の文明・文化、そして宗教も瀬戸内海を通って行き来しました。 いわば”文明の回廊”の瀬戸内海の中心に位置した尾道には、古来多くの人や文化が立ち寄ったそうです。 |
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そして尾道の人々も、そのような人々を迎え続け、文化を受け入れ、それを形にして残しました。 現在尾道には多くの神社仏閣が残されていますが、それらの多 くは尾道の豪商達によって、 いわば一種の社会還元のような形で残された物だそうです。 どのような町かは歩いてみることが一番、私たちは雨の中「古寺めぐりコース」を歩いてみる事にしました。 山肌に沿って建つ寺院を巡っていると、尾道が”瀬戸内の小京都”と言われるのが解るような気もしました。 何気ない表情でたたずむ石仏や、港の護岸や石垣などのひとつひとつが、当時のままのように残され、 尾道の歴史を物語っているようです。 私たちの世代では「大林監督の映画の尾道」という印象が強いのですが、大林監督が 「全ての町の風景を一緒にしてしまう近頃の開発に疑問を感じる、 どこへいっても同じ町並みに何の魅力があるのか? 時代に取り残されたような景色が残ることのほうがずっとステキではないか」 というようなことを仰っているようです。地元の方からすれば色々なご意見があるようですが、 昔のままの方が夢があっていいな、と思えるステキな町だと思いました。 |
左上:タイムスリップしそうな展望台 左下:おもちゃの様でカワイイ 右:上から見下ろす町 ![]() |
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小さな町だが古寺巡りも案外時間がかかるもの。 夕方近くなってしまったので終了し、「千光寺山ロープウエイ」にのって山の上に上がることにした。 遊園地の乗り物のような小さくてレトロなロープウエイでたったの3分、降りるとそこにもレトロな展望台があった。 なぜかしら子供の頃を思い出させる光景。 |
山頂からは散策路「文学のこみち」が寺へと続いています。 正岡子規や林芙美子など尾道ゆかりの作家・詩人による作品を 刻んだ25基の石碑がところどころに立っています。 文学にはめっぽうウトイ私は、景色と風情を楽しむだけとなったが、 坂の町を楽しむにはとても良いところ。 |
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松が美しい![]() |
ここから下が「文学のこみち」遊歩道![]() |
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この千光寺山の斜面には、山頂方面へ這い上がるように市街地が伸びています。 この独特の地形が、坂や路地の多い、尾道の独特な景観を作り出したのでしょう。 千光寺の本堂までにも、「鏡岩」やミニ石鎚山のような「くさり山」など、こじんまりした中に色々見所があって楽しいです。 尾道らしい風景を楽しむには、はずせないスポットだと感じました。 |
そして今夜の宿はこの尾道で一番眺めのいい千光寺山にある「千光寺山荘」 ここ尾道は観光地でありながらあまり宿泊場所がないらしく、計画の段階で選択肢があまりなかったのだけど、 探してみたら雰囲気がよさそうなのと、山荘、という名前が親しみあってここを選んだ。 昔ながらの観光旅館、という感じで建物も古いのだが、海に面しているから?食事もきちんとオリジナリティを出した美味しいものを頂けたし、宿の方たちもアットホームでとても親切。 前日がビジネスホテルだから、と畳の宿を選んでよかったな〜と思った。料金もかなり良心的。 ![]() 1日雨だったけど、夜にはやんだ様で、尾道水道の夜景がキラキラ輝いて本当にきれいだった。 (宿の写真を撮るのを忘れ一枚もなかった(~_~;)) 旅館からの眺め |
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【3日目の行程】ホテルユニゾ広島-徒歩にて「原爆記念公園&資料間」-JR広島-JR尾道-散策-旅館・千光寺山荘
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