ツアーに参加するの巻                              



ホテルのオリジナルツアーでムイネーの街に行くのがあったので、連れていってもらいました。

乗用車で運転手と、ガイドに22歳のカワイイベトナム人の男の子が案内してくれました。ムイネーとは半島の突端にある小さな漁村、そこまでの道のりにはヌックマム(小魚を塩につけこみ発酵させて作ったしょうゆのようなもの)と作る小さな工場があり、独特のにおいが漂う。
漁港には小さな漁船が停泊し、魚を水揚げする様子が見れます。なんとものどかで心地よい。

次にSand Duneという海岸からせりあがるようにして砂丘が広がっている丘に連れていってくれました。
燃えるような赤身を帯びた砂地が延々と広がる風景。
風の強い日には波打つような風紋ができる。

車で降りるなりいきなり7、8人の子供たちが寄ってくる。
ダンナの両手には「アツイネー」「ツカレタネー」「アソブアソブ」となんでそんな言葉ばっかり覚えちゃったのか砂の上をすべるための即席ソリをもった子供たちがしがみついている。ダンナと子供たちはわけのわからん英単語の連発でなんだか盛り上がっている。子供たちの笑い声がなんだか楽しい。いっぱいお友達ができて良かったね(笑)

「今日は学校は無いの?」とガイドに聞いたらこちらは義務教育というものは無く、小学校さえもお金持ちしか行かれないそうだ。
この子達は貧乏なので行かれないということだ。う〜ん。でも現金はあげられないよ、ゴメンネ。チップ以外のお金を上げるって結構難しいものだ。

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*ムイネーではざるの船を上手に操って漁をする人たちもいます。
*結構魚くさい・・・イカをさばくおばちゃんたち。
*市場では水牛が運びます。
のどかだ〜
*Sand Dune。頭が影絵となって写っています。かすかに風紋が。


最後に連れていってくれたのが最高に面白かった!車を止め「裸足になって」と言われるがままになり、民家の横の川に入っていく。どこに行くのかと思えば「この先にいい畑があるんだ」とのこと。
水は温かく、深いところでもひざ下ぐらい、20〜30分くらいかけてゆっくり上っていく。べトナムなまりの英語と、日本語なまりの英語でガイドと話をしながら歩いていく。
途中、野生の鹿が登場。さながらディズニーランドの”ジャングルクルーズ”を歩いて進むような感じ。
足の裏で感じる赤い砂と温かい水、ベトナムののどかな姿を肌で感じる貴重な体験。なんだか楽しいぞ!ハアハア、しかし日差しが強烈に暑い。こんなことなら水を持ってくれば良かった、車の中においてきちゃった・・とのどがカラカラになったところで一軒の家が。
*こんなところに入り口が・・・ *日陰がないから暑っ!!
焦げるぅ〜
*どこまで行くのお〜

ガイドに連れられて入っていくと、ほったて小屋のような家からおばちゃんが木のテーブルと、プラスチックの椅子を持ってきた。
ほうきでささっとはいて、ここに座れ、と。やっと休憩だ、とおもったらさっきのおばちゃんがココナツをバサっとカットしてストローさして持ってきてくれた!
のどがカラカラだったので、冷えてるわけ無いけどおいしい〜(泣)
こんなに気持ちのいい風景は久しぶり。おばちゃんと記念撮影をしようと思ったらデジカメのバッテリー切れ。バッテリーを売っている場所なんて、ホーチミンに戻らないとあるはずもない。だからこの先写真が何もない・・・。

ここがこのツアーの目的地だった。この水を利用して野菜をたくさん作っている。この地方でたくさん使われるハーブとか。
おばちゃんたちは両天秤の籠で今きた道を何往復も歩いて市場におろしに行くらしい。大変な重労働だ。ん〜、本当に気持ちのいい空気と、時計のいらない世界。

戻って車に乗るときはちゃんと足を洗って、タオルまで用意してくれるガイドの少年。
英語ができなくてゴメンネ、でもすごく親切に教えてくれて、話してくれて、ありがとう。
日本にもハワイにも行きたいけど、物価が違いすぎてこの国から外に出られないって。
でもいつか日本にきたら私が案内してあげるからね、と言った。久しぶりに味わった、気持ちのいい時間と親切。ありがとうね、ガイドさん。かなり感動・・・
これで一人10ドルは安すぎる!と思いました。めったにいいツアーには当たらないものだけど。
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