二日目の朝、宿の外を見ると一面の雪景色。昨夜の雪が積もっていたようです。
部屋から見える宿は日本の宿百選に入っている<古窯>
お高いので今回はパス(笑)外から眺めるだけです。
朝から雪見の露天風呂で目を覚まし、宿の送迎でかみのやま駅へ。
そこから<山形>へ行き、JR仙北線で<山寺>へと向かいます。
真っ白な雪景色の中を走る電車、まるで雲の中を走っているようで普段経験できないだけにとても楽しい。
駅に着く直前から小雪が舞い、見上げると山の上に益々幻想的な世界が広がっています。
電車内の誰もが窓の外の風景に釘付けです。「おー」という感嘆の声と共に、山寺駅へ到着。この時期でも結構な人数が駅で降りました。
根本中堂も真っ白な雪の中にひっそりと。
今年は薬師如来・50年に一度の御開帳だそうですが、歴史苦手な私にはもったいないですが先へ進みます(笑)
山門で入山料を払い、いざ1015段の旅に出発です。
「大変滑りやすくなっております」の張り紙にビビる私は軽アイゼン装着。寺でアイゼン付けているのは私ぐらいでしょう、きっと(^^ゞ
でもホントに階段も何もかもが雪まみれ。ところどころ凍っているので危険です。
アイゼンのおかげで手すりにもつかまらずさくさく登れます。
凝灰岩からなるという奇岩怪石が、あちらこちらに。
景色を堪能している間に、奥の院についた。
冬なので自販機が一台動いているだけで、全てはブルーシートの中。
どこが歩けるのか?道のないところにも雪が積もっているようなので、踏み跡があるところだけを進む。落ちたら怖いもんねー。
すでに汗を書いている私の前に、【仁王門】が現れた。
雪景色とあいまって、威厳を感じる。
どこをみてもまるで「秋冬山水図」のよう。
何百年も前の画家達も、同じような風景を見ていたのかな?
タイムスリップしたような気分になった。
【山寺・塩釜編】
山寺駅舎もこじんまりとした木の造り。階段を上がると展望所があります。
宝珠橋を渡る手前で<こけし雪だるま祭り>というものが開催されていました。
家族連れや子供達の笑い声が聞こえます。
正面にはこれから目指す<山寺立石寺>の<五大堂>が、静寂に包まれひっそりと佇んでいます。
雪景色がとても似合う山寺。見たことのない、ため息の出る素晴らしい風景です。
そして五大堂へ。
ここに登るまでの道が一番凍っていて怖かったが、あがってみると見事な景色が!
雪に覆われた町や山々が一望でき、水墨画の世界。
あまりの美しさにただただぼーーーっ、と眺めるだけであった。
奥の院からの眺めを堪能・・・
ここまで登ってくる価値ありますね・・・
←階段をへっぴり腰で降りる人が・・
ホント、滑るから怖いんです。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
このバスは仙台市内の見所を一周約1時間で廻っているものらしい。
観光スポットで降り、見学してまたバスに乗り次へ、という使い方みたいだったので、
仙台城址へ行って、例の「伊達政宗の像」でも見てこようかと計画。
車窓から青葉通りのケヤキ並木が見える。
小高い丘を登ると、、鳥居が見えた。
降りるつもりが・・・ここのバス停に長蛇の列が。
こんなに乗れるの??
冬季はバスの本数も少ないので、
この時間に見学して、もしバスに乗れないと
1時間待ち?
・・・と思ったら寒くてイヤになった。
なのでこのままバスに乗って、
仙台駅に戻ることにした。
市内一周¥250バス観光の旅、終了。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
仙台駅から仙石線に乗り、本塩釜駅を目指します。
本日の宿は<本塩釜駅>にあるビジネスホテル。
ここでの目的は「みやぎ寿司街道」で寿司食い倒れ。その為、食事のついていない宿をチョイス。
<本塩釜駅>に17:00頃到着。人もいなくて寂しい〜感じ。
ここに本当に「寿司街道」なるものがあるのか?不安になる。
ビジネスホテルまで徒歩15分ほど。途中国道沿いに【港湯】という看板発見!
とーーっても古めかしい共同浴場だった。
ビジネスホテルにチェックインし、部屋のお風呂は使わず銭湯へ。
じーちゃんが番台にいて、何も持ってなかったので石鹸も貸してくれた。
中は狭いし、湯船も3人入れば一杯、という銭湯だったが、地元の方と触れ合えて面白かった。
お目当ての<亀喜寿司>は銭湯から3分程度のところにあった。やはり街道沿いだったので寿司街道でよかった(笑)
並んでる、と聞いていたのだが、シーズンオフだからか?すんなり入れた。
このエリアでは結構大きな店で、テーブル席もたくさんあり、にぎわっていた。
写真の<季節のおまかせ¥3000>は白子の軍艦や大トロマグロやらでお得感いっぱい。
右の卵焼きはデザートに、と書いてあったが酒のつまみでも十分。ふわっふわでおいしかった!
こうして二日目の夜も食い倒れて暮れて行くのであった・・・