TOP >> 冷えとり健康法 >> 半身浴の偉大な効用  

足元を温めて、いのちが持っている強い治癒力を引き出し、こころとからだを改善します。
絹と半身浴の偉大な効用


半身浴の偉大な効用


38-39度程度のお湯にじっくり下半身を浸かって体の「冷え」をとることが大切であることを本文でご説明しましたが、「ぬるめのお湯」には、実は以下のような偉大な効用が秘められています。


■体の温度よりやや高め(38-40度)の水は、「気」が流れやすい

電気通信大学の佐々木茂美名誉教授は、「気」を科学的に測定しようとされました(『「気」のつくり方・高め方』佐々木茂美著、ごま書房)。 その中で、「気」の存在を確かめる実験が水を材料にして行われました。 気功師といわれる人に、ビーカーの水の中に「気」を入れてもらい、その前後の水の電気伝導率の変化を測定したのです。

すると、「気」を注入した水は、注入する前に比べて電気伝導率が増したというのです。  しかも、PHは変化していなかったので、つまり水中のイオンは変化しておらず(水中のイオンが多くなれば電気伝導率は増加する)、イオンとは別の要素で電気伝導率が増加した訳です。 「気」の存在が水の電気伝導率を変化させたのです。

さらに、この気を水に注入する実験において、電気伝導率の変化がもっとも大きくなったときの水の温度は、体の温度よりやや高めの38-40度でした。

気が注入しやすい、言い換えれば気の流れが活発になる水の温度が38-40度のぬるめのお湯であるということです。 気の流れやすい環境に身を置くと、体の気の流れもよくなるはずです。 体の気の流れがよくなると、「冷え」が気の経絡を通って体外に抜けやすくなります。


胎児が育つ母体の羊水の温度は39度前後

胎児は母体の羊水に守られて、小さな生命(いのち)を育んでいきます。 胎児はお母さんのお腹の羊水の中にいる間、単細胞から人類になるまでの、38億年の生物の進化をたどります。 この羊水の温度が体温より少し高い39度前後です。 この温度のお湯に浸ると、生命力が活発になって、かつ体も心もリラックスした状態になることは、これ以上理屈を述べる必要はないでしょう。(2005/06/16)





<< 冷えとり健康法のTOPへ << 前へ
                                                                                                     (C) 2005 Takashi Nomura, All rights reserved
  TOP >> 冷えとり健康法 >> 半身浴の偉大な効用