「デトックス(毒出し)」とは
人間は、健康体という「秩序」を維持する為に、新陳代謝を行っています。 新陳代謝とは、外部から生存に必要な物質を体内に摂り入れ、不要となった老廃物等の毒素を体外に出して体を浄化することです。
普段の生活の中で、下痢、鼻水、耳だれ、湿疹、発熱、頭痛等といった症状が出る場合がありますが、これらはすべて新陳代謝の一部であり、排尿・排便と同様に、体内に溜まった毒素を体外に排出する「秩序維持機能」が働いている現象です。 この排毒作用をデトックスと呼びます。 つまり人間は、デトックスをしながら体を浄化して、健康体という秩序を維持しようとしている訳です。 従って、症状が出たら、症状をもっと出やすいようにして、毒素を出し切ってやる必要があります。
ちなみに、西洋医学では「病気」と「症状」の区別はなく、本当は症状とは病気になった結果の現象であるのに、症状イコール病気と考えるので、症状を抑える治療をします。 症状を抑えると一時的に楽になりますが、症状の原因の病気はそのままなので、長い年月の間に毒素は体内に溜まり続け、重い病気へと悪化していきます。
デトックス(毒出し)による健康回復という考え方は、一般的な病気や症状に対する考え方と異なりますが、ちょっと論理的に考えればわかって頂けると思います。 まずこの考え方を納得頂くことが大切です。
ダイエットも同様で、新陳代謝によって日々発生する老廃物や不要物をしっかり体外に排出することが本来のデトックスであると理解して、体を浄化すればダイエットは成功します。
尚、デトックス(毒出し)では、薬や他人に頼る依存心を持たないで、治癒力を備えている自分の生命力を発揮して行うことが大切であることを忘れないで下さい。 薬や他人に依存する習慣をつけると、自分の力で治そうとする気力、意志力が「廃用性萎縮」を起こしてしまいます。
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