TEAM阿闍梨


奥武蔵レクロゲイニング2009 写真レポート

木読図講習会
木レクロゲイニング

読図講習会


3/28(土)に飯能周辺にて講師;リーダー村越、スタッフ;メンバーの高橋、伊藤、田島による読図講習会が開催された。レクロゲイニング前日のジョイント開催ということもあり、かなりお得で密度が濃い時間となった。















午前中は、村越による座学。地図記号から、写真から尾根・谷を判断するなど、読図講習を数多く開いている村越の充実した内容が提供された。















午前中最後は外に出て整置の練習。普段何気なくしている、できていることもこうやって改めてやってみるとわかるヒントがたくさんある。















午後は外に出て1:10000の地形図を使って実践。村越の後についていき、突然止まった場所でここはどこ?と聞かれる。参加者は周囲の情報から地図を照らし合わせて、現在地を確定。

その後、村越・高橋と一緒に説明を受けながら回るグループ、田島の後に続いてトップナビゲーターが実際どんな走りをするかを観察するグループ、個人でチャレンジするなど3グループに分かれてそれぞれ実践。

再度講習会場に戻ってからは、実践の復習、まとめと明日のロゲイニングに関する戦略を少々。翌日のロゲイニングを始め、ナビゲーションにより世界がまた広がっていくことを期待して終了となった。







レクロゲイニング

女子6時間の表彰順位が集計ミスで変更となり、大変申し訳ありませんでした。3位の『ワイルドライフ』チームへは追って賞品をお送りします。今後このようなことがないよう運営を改善していきますのでどうぞよろしくお願いいたします。

入賞チーム(全成績、各優勝チームのルート図はこちらから)

3時間/ファミリー
1 かばとたぬき鈴木正吉 田原千恵子 中野由紀 鈴木美穂 中野風香166
2 湧水点 榎本洋 榎本清美 榎本湧146
3 ヤマカワ一家 山川克則 山川順子 山川鈴加98

3時間/混合
1 緑外会関東選抜太田敏之 藤生孝志 鈴木ちさ253
2 O-BOKEN利光良平 利光恵美223
3 こーるまん安藤可奈子 鹿島信也 福島良太197

3時間/女子
1 アミノRC東京B林佳奈 真木はる 川口浩美166
2 代々木ピーチズ伊藤奈緒 安部桃世 安部恵美 茂谷亜矢子 小野寺宏子149
3 パーミー藤原涼 金沢愛希子 花木弓子81

3時間/男子
1 米人〜こめどん〜新井信之 小林努180

6時間/ファミリー
1 チワワーズ高野純一 高野航希351
2 フィルシャコ・ジュニア堀内一秀 堀内琉史337
3 チームはやぶさ間々田貴美子 間々田仁希那317

6時間/混合
1 入間で走る会水嶋孝久 志村直子568
2 みおちゃんず森本泰介 原田彩子550
3 銀シャリ鈴木真樹子 高濱康弘525

6時間/女子
1 ポンチセ長田麻里 山本由樹383
2 Teamはるかその1白沢真弓 赤松千彩子374
3 ワイルドライフ西山美奈子 根本郁美365

6時間/男子
1 ワイルドライフ2日比野和基 高橋公成927
2 悶々会茂木堯彦 長縄知晃668
3 クロマニオンズ小畑剣士 岡部淳626

写真レポート


2年前の前回イベントから倍近くの138チーム、362名のエントリーとなった。まずは6時間の部。作戦タイムの時間は20分弱。この奥武蔵レクロゲイニングの特徴は自分たちの足だけでなく、電車(西武秩父線、JR八高線)とバスを利用してもいいことになっている。これが”レクレーション”という名前をイベント頭につけた理由の1つ。また私たちTEAM阿闍梨のホームエリアである魅力ある奥武蔵を近くから遠くまで多くの人に知ってもらいたい、満喫してもらいたいという願いもある。

こういったことで本来持つロゲイニングの競技性は低くなるが、そこはレクレーションとして割り切っていただけたら、、と思う。また初めてロゲイニングにチャレンジするイベントとしての役割を担えるだろうと思っている(ぜひ他のロゲイングイベントやオリエンテーリングイベントににチャレンジしていただけると嬉しい)。
チーム戦というのも、個人主義が進む今の世の中、なかなか貴重な機会かもしれない。チームワークを試す、楽しむ、学べる絶好のチャンスだ。こんな中にも小さな社会が形成される。もとよりロゲイニングは競技時間が長いため、それぞれの安全のために基本はチーム単位の競技である。

電車やバス使用可により多彩なバリエーションルートとなり、どのチームも難しい顔をして考えていた。レクとは言え、みな真剣。


混合6;準優勝のみおちゃんずの森本と原田

















9時スタート!110チームが奥武蔵のフィールドに飛び出していく、行ってらっしゃい!
















奥武蔵エリアのハイキングスポットにCPを配置(ここは竹寺)。駆け回るチームもあれば、
















のんびり歩いて休憩して、お楽しみのランチやおやつを広げたりと、各チームそれぞれのスタイルで楽しんでいる。















そんな6時間の部がスタートして2時間半。3時間の部スタートは11時。23チームが集まり説明を聞く。アットホームな雰囲気が漂う。が、この日は奥武蔵エリアいっせいにイノシシ狩りをしており15人の猟師がフィールド内にいるのであった。この広大なエリアで安全管理はチームに任せるしかない。どうぞ何事も起こりませんように。熊鈴必須にでよかった。熊やイノシシ、猟師を始め、ハイカーにも気づきの合図になる。












8ヶ月の赤ちゃんや、娘を背負って参加するファミリー。ほほえましい。



CPではスタート前に配布された写真見本表と同じように写真を撮ることで通過証明となる。人が入ってポーズまでも決まっているので、こんな感じになる。あまりに見本表と違うとポイント獲得ならず。中には逆立ちもあったりして。。。こうやって写真に収めてくるのも競技だけでなく、思い出の1つになるだろう。これもイベント名にレクレーションを入れた理由の1つ。

それにしてもハイカーたちがお弁当を広げて休んでいるところへ、次から次へとゼッケンをつけたチームが現れてはへんてこなポーズをとり去っていくので、いったい何やっているんだろう、、と思われていたかもしれない。そこで説明するのも参加者、走る/歩く広告塔、ロゲイニングの伝道師である。









かと思えばTEAM阿闍梨の十八番、オリエンテーリングマップを使い、CPにフラッグとパンチを使ったナビゲーションエリアを設定。天覧山、高麗の郷、日和田山のオリエンテーリングマップを1枚/A3にまとめた特別マップ(みちの会提供)を使って、難易度が異なるCP15個を設置。道の分岐から藪の中まで。基本のオリエンテーリングとはこんな感じ、、と知ってもらう機会を作った。













竹寺方面へのバスを待つ男子6;ワイルドライフ2の日比野・高橋。他チームを寄せ付けない圧倒的な強さで総合優勝。















30分に1本しかない西武秩父線の電車に乗って移動中。その間も次に行くCPをどうするか検討中。
















ファミリー6時間は11チームもの参加。三重、静岡、千葉、神奈川、地元埼玉と多方面から。家族のコミュニケーションを図る機会になっただろうか。















会場西にある巾着田はのどかな風景が広がる。満開の菜の花を始め、馬やロバもいる。子どもたちは大喜び。
















刻々と制限時間が迫ってきた。今回は1チームでも早くゴールしてほしい、ということから制限時間を1分過ぎることに-50点もの減点を与えた。
混合6;入間で走る会の志村・水嶋はオリエンティアのナビゲーション能力を手堅く見せ優勝。














ファミリー6時間の部で優勝した静岡のチワワーズ;高野チーム。よく見ると2人のTシャツにはチワワが!スタートしてなんと自力で越上山・越辺川源流まで行き、電車で戻り、さらに高麗丘陵まで足を伸ばして帰ってきた。1月の有度山ロゲイニングで優勝のつもりが集計ミスで準優勝となり悔しかったので、今日は優勝するつもりでやってきたとのこと。父親のジュンイチさんは、所沢出身でこの奥武蔵は懐かしくなじみあるエリアとか。
9歳のコウキ君、最後の力走。











初参加のファミリー6;よこし〜ビギナーズも笑顔のゴール。

















古希を迎え合計143歳の男子6;コキーズの黒田・萬濃チームもゴール!

















表彰式を待つ間、拡大マップを使って総合優勝が決まったワイルドライフ2とコースディレクターの柳下でルート解説が始まる。














表彰式は制限時間の15時から約1時間後に始まった。男子・総合優勝を果たしたワイルドライフ2の日比野・高橋は日本山岳耐久レース(奥多摩の山々71.5kmを24時間以内で走破するレース)を8時間台で走ってしまう圧倒的な速さを持つチーム。このレクロゲイニングに向けても試走をしたそうだ。レクレーションでありながら真剣に取り組んでいただきありがとうございます。私たちも得点配置やポイント、ポーズについて真剣に準備しました、レクとはいいながら。

そして試走だけに限らず、みなさんがコンパスと地図を片手に何度も訪れて奥武蔵の魅力を感じていただけるのなら、このイベントは成功しているといってよいだろう。







最後にシリーズ戦2008の総合表彰が行われた。
女子チャンピオンには田島利佳、2位鈴木真樹子、3位篠原夏子となった。田島にはCASIOから新発売のプロトレックPRW-1300J-1JFが、2位の鈴木にはノースフェイスよりトレイルランニング用のザックが、3位の篠原にはパワーバーが贈られた。
一方男子は、すでに1月にチャンピオン決定した柳下大、2位は渡辺達也、3位には女子3位の篠原夏子の夫でもある篠原岳夫となった。

シリーズ戦ランキングは2009年度も行われる。ロゲイニングチャンピオンになるチャンスはあなたにもある!









50歳以上のシリーズ戦チャンピオンにもCASIOからプロトレックPRW-500J-1JFが贈られた。静岡から参加の堀本睦・堀本洋夫妻がその座に輝いた。一生の思い出、、と言っていたがぜひ来年も目指していただきたい。

#ロゲイニングシリーズ2009について#







大きなトラブルもなく、無事奥武蔵レクロゲイニング2009は終了した。広大なエリアを範囲としたこのイベントは、参加者みなさんの自然に対するマナーと安全管理への意識によるところが非常に大きい。これらが徹底されないと、次のイベントを開催することが難しくなってくる。
この点をみなさんにご理解していただいていることを前提として、私たちはより充実したイベントを作っていきたいと思う。
次回の開催はまだ未定だが、もしナビゲーションスポーツの普及と楽しさ・重要さを知っていただく機会を作れるとすれば、また来年度のロゲイニングシリーズ戦続投が決まれば、少し前倒して3月に、2010年度の開幕戦として奥武蔵レクロゲイニング2010を開催するかもしれない。
その時にまた皆さんにお会いするのを楽しみにしています。


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