クルス

姿・今村

福岡県大刀洗町・今村天主堂

長崎から遠く離れた福岡県筑後平野のど真ん中にも
潜伏キリシタンを源流とする天主堂が建っている
ふつう、潜伏キリシタンはその信仰を隠すために
人里離れたところにひっそりと集落を構えるものですが
ここだけはなぜかだだっ広い平野の真ん真ん中
かつてキリシタンの街だった秋月の影響ともいわれていますが
その実際は謎のまま、不思議な天主堂
この天主堂も鉄川氏による建築で、赤煉瓦造で2つの塔を持つ大規模なもの
旧浦上天主堂(長崎市)によく似たデザインだけれど
それが原爆で失われた今、西九州の天主堂建築の上でも傑作といわれるひとつ

+prev

++next

+++index