眠り 

  
昼間は行き交う船のつくった波が陽の光に映えていた水路も、
夜は行き交う船もなく、眠っているように漆黒の闇夜を映す。
人かげもまばらな夜の街、
昼間の喧噪も、あるいは活気も忘れて、街も眠る。