◆8月11日  のち一時  走行:239km (延べ:415km)

 起きれなかった・・・。一旦は6:00に起きたのに外は大荒れでシュラフから出る気にもならない。だけどここでふて寝したおかげで、次に目を覚ましたのがなんと10:30過ぎ。ガーン!空はまだ雲が残っているけど、その半分は抜けるような青空が広がっている。すぐに荷物をまとめて出発したけど時刻は11:00を回っていた。
 最初の目的地、地球岬を回ってみて驚いた。こんな景勝地と市街地が隣り合わせにあるなんてすごい所だ。それから昨日のバイク屋にもう一度行って今度こそレッドフラッグをゲットした。やっぱりこれを付けないと北海道を走っている気にならないよね。それにしても道南は本当に車が多い。信号も多いし全然スカッと走れなかった。
 海沿いは晴れてたのに、ちょっと内陸に入ったら急にパラパラと降ってきた。本当にこの先に温泉宿があるのかと思うような凸凹道を走るとやっと二股ラジウム温泉が見えてきて、2匹のキツネが出迎えてくれた。どうでもいいけど、こいつら警戒心無さ過ぎだよな〜。(写真左)
 温泉の入浴料は1000円。ガイドには500円って書いてあったのに100%増料だ。普段はタダの所ばっかりだから温泉にお金を払うのって何か抵抗あるんだけど、ここは観念して温泉を楽しもう。湯船まで行くと『飲めます』の札があったので一口飲んでみると、ウゲー!激マズッ!鉄サビと湯ノ花が混じったような酷い味だ。でもこの温泉の成分は浸けたビンが白くなる程成分が濃いので超効くらしい。
 温泉を出発したのはもう17:00過ぎで、このあと最後の100km近くは誰もいない真っ暗な海岸沿いの道で心細かった。ここ積丹かもいYHは、かつて『北海道四隅の四大ア○YH』と呼ばれる名物YHだったんだけど、その面影は山のようなアルバムと色褪せた手書きのポスター、そして食堂に置いてあった『遠い世界に』の歌詞が書かれたパネルが残るだけだ。今はヘルパーさんはいなくてかあさん一人で切り盛りしているので、体に気を付けて頑張って欲しいと思う。あと10年早く来ていれば・・・、無念。
 さあ、明日は走行距離がぐっと増える。積丹をゆっくり楽しむためにも今朝の失敗を繰り返さないようにしなくちゃ。

ノラキツネ レインボー 日記を書く
『エゾカンコウギツネ』
北海道に生息するキタキツネの亜種
ヒトを恐れず観光客にエサをねだる(笑)
にわか雨の後に 手書きのポスターだらけ

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