2007年1月の記録

郵貯日 普特 中央 簡易 分室 出張 年合計 通算合計 非扱 非扱計 地域 交通手段
01月04日 10 16 16 8602 221 大分 船・車
01月05日 23 30 46 8632 221 宮崎・大分 船・車
01月18日 49 8635 221 東京 列車
合計 36 13 49 1日平均(31日)  1.58局

2007年01月04日(木) 大入島でダッシュの巻

72085 保戸島郵便局 9:05  8587  津久見市保戸島1507-2
72021 みかんの街 津久見郵便局 10:30  8588  津久見市中央町29-11
72765 上宮本簡易郵便局 10:40  8589  津久見市上宮本町91
72740 床木簡易郵便局 11:00  8590  佐伯市弥生大字床木1288-2
72796 佐伯上岡簡易郵便局 11:10  8591  佐伯市稲垣字古市449
72218 鶴岡郵便局 11:15  8592  佐伯市鶴岡町3-9-23
72799 佐伯鶴望簡易郵便局 11:25  8593  佐伯市鶴望字山入3718-3
72185 佐伯大手前郵便局 11:30  8594  佐伯市大手町3-2-30
72298 池船郵便局 11:35  8595  佐伯市池船町19-15
72775 新女島簡易郵便局 11:45  8596  佐伯市新女島6922-4
72004 佐伯郵便局 12:10  8597  佐伯市中村東町8-35
72226 大入島郵便局 12:45  8598  佐伯市大字久保浦1059-18
72138 佐伯駅前郵便局 13:15  8599  佐伯市駅前2-12397
72313 佐伯野岡郵便局 13:30  8600  佐伯市東町8-19
72751 吹簡易郵便局 13:45  8601  佐伯市鶴見吹浦16977-6
72229 豊後大島郵便局 15:00  8602  佐伯市鶴見大字大島762-1
 年も明けて2007年。今年は1月4日と5日が平日休みとなった。まいどおなじみのおやんとかなり前から遠征の計画を企てており、今回は大分県と宮崎県の離島の郵便局を全滅させようという目的だ。大分県の離島は姫島には行った事があるが、他にも郵便局がある離島があり、保戸島、大入島、豊後大島の3島だ。津久見市と佐伯市に散らばっているのだが、船の時刻を調べると1日でこの3島を全て巡ることができるようだ。またそこから少し南下した宮崎県延岡市には島浦島があり、ここには宮崎県唯一の離島郵便局がある。これらを2日に分けて巡ってしまおうという計画になった。

実際の行程
○2007年1月4日(木)
津久見港    725 高速船マリンスター   保戸島     750
保戸島     945 高速船ニューやま2号  津久見港   1010
佐伯(葛港) 1230 マリンスター常栄    大入島堀切  1242
大入島久保浦 1252 マリンスター常栄    佐伯(葛港) 1300
佐伯(葛港) 1415 旅客船おおしま     大島田野浦  1450
大島田野浦  1530 旅客船おおしま     佐伯(葛港) 1602

○2007年1月5日(金)
延岡(浦城港) 830 クィーンにっぽう    島浦島     840
島浦島     920 クィーンにっぽう    延岡(浦城港) 930

寝台特急富士
大分駅で撮った寝台特急富士
この日は50分くらい遅れていた。
周囲には鉄ちゃんが多数。

 今回はおやんともう一人、徳島の後輩くんとの3人で巡る。3日の15時頃に大分駅で集合し、レンタカーを借りて宿のある津久見へと移動する。このお二人、九州に本場を置くファミリーレストラン「ジョイフル」を巡る事にもはまっている。ジョイフルにも郵便局と同じように各店に番号が割り振られている。レシートに番号が書かれているため、各店に行って何らかの飲食をしないといけない。これが結構大変で、一日に何軒も行くとお腹がぱんぱんになってしまうらしい。以前、一日に22軒(!)巡った時はジュースを飲み過ぎてお腹を壊したそうな。あまりあほな事をしないように・・・。この日はまず大分市内の腹ぺこ亭というジョイフル系の飲食店に行った。私はどうでも良いのだが、車に便乗させてもらっているのでお付き合いで行ってみる。入ってみるとファミレスとは異なり、自分で一品料理をカウンターでトレイに取り、レジでお会計をするという形式のお店だ。昔、岡大の鹿田キャンパスの近くに同じようなお店があり、お気に入りだったのを思い出す。しかしこの後まだ2軒ハシゴすると言うので、がっつり食べてしまってはお腹がもたない。なのでカボチャのプリン120円でお茶を濁す。お会計をすると30円の割引券までいただいた。この後、同じ大分市内の腹ぺこ亭にハシゴし、これで彼らは腹ぺこ亭は全て行った事になったらしい。おめでとうございます。私はカボチャプリン2個ですでに胸やけがしていた。しかし今度は移転して名前が変わったジョイフルに行くそうな。確かに近くに以前のお店が残っており、その向こうに綺麗な新店舗があった。ジョイフルはファミレスなのだが、晩ご飯はまた津久見に移動してからとの事なので、ここでもデザート系のアイスを食べる。確かにこれではお腹おかしくなるし、豚になるな〜。ただここで食べたアイスにコーヒーをかけるやつはとても美味しかった。ひとまずこれで彼らも大分市内でやりたいことは済んだので、津久見へと移動する。レンタカーのナビがちょっとあほで、車の動きと連動しておらず、衛星からの信号だけで道案内するタイプだった。このためトンネルに入ったりするとナビが立ち往生してしまう・・・。

ふ〜ん、ジョイフルかぁ
ふ〜ん、ジョイフル巡りにゃぁ

 大分市内から1時間ばかり走ったろうか、関サバで有名な佐賀関や臼杵大仏のある臼杵の街を通り過ぎ、津久見の街へと入った。この辺りは石灰石が産出されるので、街の海岸沿いには太平洋セメントの工場が立地している。元プロボクサーの薬師寺保栄さんの出身地でもあるらしい。今日の宿「亀の井ホテル」が国道沿いにでかでかと建っていた。ちょっとうら寂しい雰囲気の町中に異様に綺麗な建物が異彩を放つ。宿が亀の井ホテルになったのも理由があり、ジョイフルと亀の井ホテルは同じ系列の会社であり、この亀の井ホテルの下にはジョイフルが店を構えていた。このご両人のジョイフル熱には恐れ入る。この流れでは当然、晩ご飯はこのジョイフルになってしまう。旅先でファミレスなんぞ私からするとトンデモない話なのだが、血の涙を流しながら(笑)しぶしぶ承諾する。その代わり明日は絶対地元のモノを食べるぞっと。この後、明日の朝一の船が出る港を下見しておく。これがまたこの宿は最高の立地で、宿の裏がすぐ港になっていた。これなら歩いて港に行けばいい。一応、港には数十台は置けそうな無料の駐車場があるので、別にこの宿に泊まらなくても不便はなさそうだ。ついでに明日の朝食を仕入れるためにコンビニを探すのだが、これがまた見つからない。都会に住んでいると当たり前のようにあるコンビニだが、津久見の街ではそうはいかない。結局駅前の通りにヤマザキストアーを発見し、パンとかを購入。更に上宮本簡易郵便局の場所を下見なんかしてから宿に戻り、明日はロビーに7時集合って事で解散した。この宿は有線LANでネットつなぎ放題だった。また年始のスペシャル番組を見たかったので、1時くらいまで夜更かししてしまった。

保戸島郵便局
保戸島郵便局
漁協の裏手の狭〜い路地にある。
港からは右手に歩いて3分くらい。

 明けて4日。今年初めての郵便局の営業日である。約束通りに朝7時にロビーに集合し、港へと歩いて向かった。津久見の港はちゃんとした待合室があり、寒風を凌ぐには十分だ。窓口で船の券を買うのだが、保戸島への船は往復での発売はないらしい。定刻の7時25分に津久見の港を出港し、津久見湾を進んでいく。船は高速船で小さめなので、波にもまれて結構揺れている。私は船酔いは全くしないのだが、船に弱い人はちょっときついかも知れない。お目当ての保戸島は津久見の半島の先端からちょっとだけ海を挟んだ所にあり、橋でも架けられそうな感じだ。25分くらいで保戸島の港に到着する。まだ郵便局は開いていないのだが、先に場所だけ確認しておきたかったので、保戸島郵便局を探してみる。港からざっと見た所では見つからないので地元の方に聞いてみると、漁協の裏手の方にあるそうな。漁業の集落にありがちな細〜い路地にあるらしく、よそ者には分かりにくいためこの地元の方が案内してくれる事になった。感謝です。この島は漁業が中心なのだが、若手のなり手がおらず、最近ではインドネシアから来た若者が漁に出ているそうな。確かにすれ違う人の肌が黒い人が多い。「あと数年もすればこの島は猫の島になる」とはこの地元の方のお言葉。集落を維持するだけの若者が居ない集落を限界集落というそうだが、今の日本の田舎の集落はどこもこの悩みを抱えているように感じる。特に離島や僻地はこの傾向が強く、郵便局が立地しているのが不思議なくらいに過疎が進んだ集落もたくさん見てきた。郵便局が民営化されれば、真っ先に合理化の矛先が向き、ますます過疎に拍車がかかりそうな感じだ。全国全ての郵便局にいきなり市場原理を導入されても、それが成り立つのは都会だけで、こういう僻地は取り残されてしまうような気がしてならない。田舎には住むな、と国が言っているようなものだ。ついついこういう光景を見ていると愚痴を言ってしまいたくなってしまう・・・。

イカと高速船
イカと高速船
保戸島の港から撮影。

 話がそれてしまったが、地元の方のご案内により漁協の裏手に保戸島郵便局があった。港からは歩いて3分くらいだ。局の周辺の路地には猫にゃーがあちらこちらにおり、格好の撮影の的だ。意外にも人間に警戒心を持っており、あまり近づいて撮影させてくれない。それでも何匹かパチリ。ただ太陽が出ていなかったので写りはイマイチだった。風が強くて寒いので、一回船の待合室へと戻って9時になるのを待つ。待合室には今度はシーズー犬が居て、乗船券を売りさばいている人が飼っている犬のようだ。猫と違って人懐っこく、足にじゃれついてきた。そんなこんなで8時50分くらいに待合室を出て、55分には局の前にスタンバイ。9時少し前に局のドアが開き、今年初めての貯金と相成った。ここは風景印もあったので実逓を出しておいた。船の出航時刻は9時45分なので、余裕しゃくしゃくで港へと戻る。途中、見かけた猫にゃーの写真をばしばし。港にはイカが干されたりしてて、港町っぽい雰囲気を出している。やがてさっきよりも少し小振りな高速船が港へと入ってきた。どうも2隻態勢になっているらしく、時刻によって船が変わるようだ。小振りな方が古い船らしく、少しだけ船足も遅いらしい。その証拠に津久見の港へ到着する時間が2,3分遅れていた。帰りもまたかなりの揺れだった。そんなこんなで本日1つ目の離島を無事クリア。今日は更に2つも離島に行くという盛りだくさんの内容だ。宿の駐車場に停めておいた車に戻り、ここからは佐伯の港へ移動するがてらに途中に郵便局を巡っていく。まずは津久見の港のすぐ近くにある津久見郵便局へ向かう。本局だけあって少し待ち時間があった。ここはみかんの街って事で、スタンプが4種類くらいあり、ご丁寧に選ばせてくれた。今回はみかんの絵と「みかんの街」のコピー入りのものを押していただいた。

佐伯鶴望簡易郵便局
佐伯鶴望簡易郵便局
壁に太陽の絵付き。

 続いて昨日下見をしておいた上宮本簡易郵便局へ。今年初めての簡易局で、ここはお客さんが数人いた。年始という事でヤクルトのおまけ付き。ありがとうございます。佐伯の港から船が出るのが12時30分なので、津久見市内の郵便局はひとまず切り上げ、佐伯の方へと車を進める。海沿いに走る国道217号線は通らず、山の中をショートカットする県道36号線を進む。トンネルとかダムを通り抜け、県道の裏道沿いに床木簡易郵便局を発見。酒屋さんとの兼業の簡易局だった。やっぱり簡易局は何らかの生業と兼業しないとやっていけないのかな〜。更に簡易局が続き、お次は佐伯上岡簡易郵便局へ。途中に植松郵便局弥生郵便局があるのだが、私は
十数年前に何も考えてない頃に訪問済みだったらしい。岡山から車で夜通し走って大分まで行き、宮崎へ行く途中に巡ったが、この2局を訪問したという記憶があまり残っていない。佐伯上岡簡易郵便局は道の右側で、ここはクリーニング店と写真プリントの店を兼ねていた。次は佐伯の町中に突入して鶴岡郵便局だ。国道の1本裏の道に面しており、道が結構狭いので大変。幸い局の駐車場が空いていた。ここで11時15分くらいで、まだ船の時間までは余裕があるので、もう少し佐伯市内の郵便局を巡っていく。少し北の方に行って田んぼの中を走っていくと佐伯鶴望簡易郵便局に到着。「つるみ」と読むそうな。ここは独立した局舎な感じ。しかもとても綺麗な局舎だ。私もやるとしたらこんな感じの簡易局がいいな〜・・・みたいな事をいっつも同行の人につぶやき続けていたりする。郵政民営化を期に簡易郵便局の1割は一時閉鎖になるという新聞記事もあり、先行きは本当に不透明だが・・・。お次は港へ向かう道の途中にある佐伯大手前郵便局へ。ここは国道217号線沿いにあり、町中にある普通の特定局だった。

新女島簡易郵便局
新女島簡易郵便局
佐伯市中心部の住宅街にある。

 このまま国道をまっすぐ行くと港へ行けるのだが、ちょっとだけ脇道に逸れて池船郵便局を訪問する。なんかここは中州のようになっており、小さい橋を渡った所にある。市街地にあるのに頭に「佐伯」が付かないのもちょっと不思議。次は更に寄り道して新女島簡易郵便局へ。ここは閑静な住宅街の中にポツンとある感じで、事前に知っていないとまず見つけられないだろう。外見も普通の民家だ。さあ出航まで残り45分あまり。これなら余裕のはずなのだが、お次の佐伯郵便局がかなりの混雑だった。局は佐伯のメインストリートっぽい県道沿いにあるのだが、結構広めの駐車場はほぼ満杯。それでもなんとか車を停めて局内へお邪魔すると、珍しく番号札の機械があり10人待ちだった。混雑予想のカレンダーも置いてあり、やっぱりみんな本局に行く傾向があるのだろうか?船の時間が迫っており精神衛生上良くない。3人の処理が終わるまで15分くらいかかっただろうか。出航20分前に局を後にし、真っ直ぐ港へと向かう。途中に佐伯駅前郵便局があるのだが、ここに寄り道して船に遅れると目も当てられないのでパス。未訪問の郵便局を有効時間帯中に素通りって普通では考えられない行為だ。さて、佐伯の港はいろいろあるみたいで、佐伯駅前郵便局の前の道を海の方へ行くと宿毛行きのフェリー乗り場に出る。お目当ての大入島行きの船はここではなく、隣の葛港(かづらみなと)からの出港になる。行ってはみたものの駐車場というものが無く、あるのは島にお住まいの人が車を置いておく月極駐車場だけだ。さすがにここに置いておくわけにはいかないので、しばらくさまよった結果、パチンコ屋の駐車場の隅に置かせて貰うことに。お次は船の切符を買わないとダメなのだが、これがまた分からない。普通なら人の流れでだいたい分かるのだが、港には人影が全然無い。飛び込みでそれっぽい建物に入ってみるが空振りに終わる。出航時間も迫ってきたので、それらしい船に乗り込んで聞いてみると正解だった。地元の人が使う船なので、案内板も必要最小限しかないようだ。よく見ると船の中には大入島を紹介する紙などが置いてあった。

大入島への船
大入島への船
お代は船内で支払う方式。
いろいろお騒がせしました・・・。

 さて、ここで少し悩みが。この船は大入島の港を点々と回っていき、またこの港に戻ってくるダイヤになっている。大入島郵便局があるのは堀切という港なのだが、船の時刻は下記のようになっている。

佐伯1230→守後1235→久保浦1238→堀切1242→片神1245
片神1245→堀切(通過)→久保浦1252→守後1255→佐伯1300

 佐伯港から大入島の片神港まで、守後、久保浦、堀切と経由していくのだが、帰りは堀切は通過し、久保浦、守後だけの経由となる。郵便局があるのは堀切なので、帰りは久保浦まで移動する必要がある。事前にネットで調べた際には帰りも堀切を経由するように書いてあったのだが、実際は通過のようだ。まあここまでは別に何の問題も無いのだが、問題なのはもしかするとこの船を堀切で降りて郵便局に行き、久保浦まで走れば再びこの船で帰れるのではないか、という欲である(笑)。行きの船の中で久保浦と堀切の距離がかなり近い(500mくらい?)のが確認できたので、試しにダッシュしてみることにした。そうと決まれば船内で柔軟体操なんかしたりして、スタートの合図を待つ。船が堀切に着くやいなや、3人組が一斉にスタート。お目当ての大入島郵便局はたぶん港から真っ直ぐだと信じて、港から伸びる広い道を走っていく。久しぶりに走ったので視野が狭窄してて記憶が曖昧だが、こういう島にありがちな細い路地とは対照的な広い道だった。一着、徳島の後輩くん、二着おやん、三着は私。私は真っ先に船を降りたのでフライングしているのだが、それでもビリだった。

大入島郵便局
大入島郵便局
堀切の港から大きな道を真っ直ぐ
100mくらい。簡単に発見できる。

 局にお邪魔してみると男性の局員さんがお一人。お客は誰もいないのでさっそく貯金をお願いする。「さっきの船で来たんですよ〜」「じゃあ、次は13時40分くらいの船やね」「そうですね」と言葉を交わす。しかし我々の心の中は12時40分くらいの船で帰る気満々だ。3人の貯金の処理が終了し、お礼もそこそこに今度はさっき来た道と垂直方向にダッシュ開始。これがまたとても広い道で、200mくらい続いている。更に島を周回する道路に出るので、それを久保浦の方向へ走る走る。海沿いの道なので、お目当ての船がどんどん追いついてくるのが分かる。ちょっと岬になっている所を曲がると久保浦の集落なのだが、道は海岸線に沿って大きく迂回しており、船着き場に進んでいく船にはとても追いつけそうにない。一応、船に向かって手を振ってみたり何かしてみたが、まあ間に合いそうにないので走るのを止めてしまった。足もぱんぱん。息もぜえぜえ。小学校の運動会とかでパパが徒競走とかでばたばた倒れていくのも分かる気がした。しかし船を見ると船頭さんが手を振っておいでおいでをしているのを発見。これを見てしまった以上、走らないわけにはいかない。残り100mくらいの距離を再びダッシュだ。昔、マラソンで限界に来た時に味わう息の仕方を久しぶりに味わった。しかし限界に達するのが早すぎる・・・。船はたぶん1分くらい待っていてくれたろうか。この船はバスみたいなものなので、お客の乗り降りが済めばすぐに出航する感じなので、ちょっとお待たせしてしまった。ありがとうございます。事前に船頭さんに言っておく手もあったが、郵便局が混雑している事も考えられるし、さすがに「待ってて」とはよう言わない。とにかく船頭さんのご厚意によりあっという間に大入島の郵便局を訪問することができた。船の中では息を整えるが、足がもうぱんぱん。こんなんで車のアクセルが踏めるのかって感じだが、足がつらなかっただけでもまだマシってところか。

佐伯野岡郵便局
佐伯野岡郵便局
8,600局の節目局。
アイショップ小西屋の前にある。

 大入島滞在10分、都合30分で大入島郵便局を訪問することができた。本来なら1時間後の船で14時に佐伯に帰ってきて、お次の14時15分の豊後大島への船に乗る予定だった。しかしこれで1時間あまりの時間ができたので、別の郵便局を巡ることができる。さっそく車に戻ってさっき通過した佐伯駅前郵便局へ向かう。本来なら訪問できなかった局なだけに、かなり得した気分だ。ここは結構お客さんがいて、少し待って完了。更に今度は住宅街の中にある佐伯野岡郵便局へ向かう。行ってみるとちょうど「アイショップ」という九州でしか見掛けないコンビニがあったので、昼食を仕入れておく。もし大入島に行く前に昼食を食べていたら大変な事になっていたかも(笑)。私はここの郵便局で8,600局目の節目となった。100局目の節目には101円を預ける必要があるのだが(普段は100円)、この時は全然忘れてしまっていた。ニワトリ頭やわ〜。更にまだ時間があるのでちょっと市街地からは外れてしまうが、明日の訪問効率をおやんが考え、お次は吹簡易郵便局を目指す。佐伯の郊外に出て海岸線沿いの道を進んでいく。以前はずっとこの曲がりくねった海岸線をトレースする県道を行く必要があったのだが、今は途中からトンネルでショートカットする道ができていた。最近できたらしく、ナビの地図には載っていない。このお陰でかなり時間を短縮できた。トンネルを抜けると集落になり、川を渡る橋のたもとに吹簡易郵便局があった。海に面しており、海風がもろに吹きつけている。なんだかお天気が下り坂の様相だが、今日はまだ雨は降っていない。最近建て直したっぽい綺麗な局舎だ。ここでさっき忘れていた101円を預ける予定だったが忘れており100円にしてしまった。つくづくニワトリ頭やわ。ここで出航30分前になったので引き返す。今度は港の場所も駐車場も分かっているので安心だ。パチンコ屋さん、ありがとうございます。以前なら恩返しもできたのだが、今は辞めてしまっているので・・・、残念!

豊後大島郵便局
豊後大島郵便局
狭い路地にあって写真撮影は困難。
九州最東端の郵便局になる。

 本日最後の離島は豊後大島だ。大入島はもうすぐそこに見えていたのに対し、豊後大島はかなり遠いので見ることができない。九州の最東端にあたる鶴御崎の先端からちょっとだけ離れた所に浮かぶ島で、朝行った保戸島とよく似た立地だ。船の乗り場もさっきの大入島の船とはちょっと違い、少し手前の方に待合所がある。ただ乗船券は船の前でおっちゃんが売っていた。この船、行きは豊後大島の地下という港を経由して終点の田野浦という港まで行くが、帰りは地下は経由せずに真っ直ぐに佐伯に向かう。お目当ての豊後大島郵便局は田野浦の集落にあるので、今度は大入島のように港間を移動する必要はない。14時15分に佐伯を出航して35分の船旅だが、先ほどのダッシュの疲れもあってか、ついウトウトしてしまう。気づくと港に入っているので降りなきゃと準備しようとしたが、これは地下の港だったらしい。それから約5分で豊後大島田野浦港に到着。折り返しは15時30分発なので、約40分の時間がある。こういうダイヤは我々にはとてもありがたい。別に島でこんなに停泊する必要は無いし、場所によっては人と物の積み卸しが済めば引き返してしまう所も多い。さて、港からざっと見たところでは郵便局の姿は見受けられない。こうなると早速地元の方への聞き込み捜査だ。船から降りてきた人に声を掛けると「保育園の向こうの角を左に入り、井戸の所を山方向へ」との事だ。ただ分かりにくいとの事で、近くまで案内してくださる事に。ありがとうございます。港から集落の方へ100mほど行くと左手にトトロとかアシベが描かれた壁があり、これが保育園のようだ。その角を左に入ると確かに井戸があり、そこを山方向へ。右手に丸ポストが置いてあるので「これだ!」と思ったが違い、豊後大島郵便局はその道の突き当たりにあった。井戸から局までは10mくらいの距離の細い路地だ。後で伺った話だが、この丸ポストは前の局長さんがこの丸ポストがお役御免になった際に引き取って、自宅のお庭に置いてあるものらしい。

豊後大島の船
豊後大島行きの船
豊後大島田野浦の港で撮影。

 今日はこの豊後大島で打ち止めなので、割とのんびりした感じで局内へとお邪魔する。局員さん達がたいそう歓迎してくれ、九州最東端の郵便局を訪問した証明書をいただいた。ありがとうございます。これで初めてここが九州最東端の郵便局なんだという事を認識した。今日はこれで打ち止めで16局の訪問。離島3島を訪問してこの数字ならば大成果だ。プランを考えたおやんには感謝ですわ。さて、この島には保戸島と違って猫にゃーが全然いない。姿を隠しているだけかもしれないが、写真を撮ることができずに残念。出航時間までまだ時間があるので、船の写真などを撮ったりしていた。ここには待合室というものは無く、しかも置いてあった自動販売機にはホットのリアルゴールドが売られていた。それでいいのだと確信があるのか、それとも間違いなのか・・・。やがていい時間になったので折り返しの船に乗り込む。帰りの船でもまたもやウトウト。気づけば佐伯の港だった。さて、これで今日の予定は全て順調に消化し、後は明日に備えて延岡の宿へ移動するだけだ。ところがお二人の眼の奥に妖しい光が宿っているのを私は気づかなかった・・・。先ほどのパチンコ屋さんから車を出し、さあ延岡って所なのだが、おやんの言うとおりに車を進めると左手にジョイフルが見えてきた。これは寄れって事なのか・・・(笑)。確かここはジョイフル佐伯駅前店だったと思う。更にこの後もう一店、ジョイフル佐伯店にも強制連行された。しかし今日の晩ご飯は地元のモノ〜って決めていたので、ホットミルクでここは耐える。ここで腹をふくらましてどないすんねん。幸いにも佐伯市内にはこの2店しかないらしく、後は夕暮れの中を国道10号線を南下していく。途中、十数年前に訪問した直見簡易郵便局川原木簡易郵便局を見てちょっと懐かしかった。

 明日の最初の訪問局がこれまた離島なので、今日のうちに港の場所と駐車場の有無を確認しておこうという事になった。宮崎県には離島って無さそうなのだが、延岡市の北の方に島浦島という島があり、ここには延岡島野浦郵便局がある。浦城港という港から旅客船とフェリーが出ており、延岡の市街地からはバスで約30分とのことらしい。すでに日も落ちて真っ暗な海岸線沿いに道を行くと浦城港に到着。1日300円の有料駐車場がある事を確認して引き返した。さて、いよいよ地元の美味しいモノを食べに行く。延岡の市街地に入ると国道沿いにはお店が建ち並び、結構都会の様相だ。私はやっぱり海沿いなので寿司が食べたいって事で、「きよし」という名前のお店に入った。これでかなり満足♪ 後は今日のお宿へ移動し、大浴場で一風呂浴びてから就寝した。
 
訪問記の中に入りきらなかった写真です。
ソニック
特急ソニック号
大分駅で撮影。
JR九州の車両って個性的なのが多い
保戸島の犬
保戸島の犬
待合室で愛想を振りまく
保戸島の猫
保戸島の猫
保戸島の猫
保戸島の猫 その2
豊後大島の保育園
豊後大島の保育園
この角を入っていきます
豊後大島の路地
豊後大島の路地
右手がお役御免の丸ポスト
奥には簡易保険の看板が見える

2007年01月05日(金) リアス式海岸津々浦々の巻

73113 延岡島野浦郵便局 9:05  8603  延岡市島浦町786-3
73157 延岡熊野江郵便局 9:50  8604  延岡市熊野江町2454-5
73732 宮野浦簡易郵便局 10:10  8605  延岡市北浦町宮野浦537-1
73027 北浦郵便局 10:20  8606  延岡市北浦町古江2129-3
73063 梅木郵便局 10:30  8607  延岡市北浦町三川内5887
72148 丸市尾郵便局 10:50  8608  佐伯市蒲江大字丸市尾浦2-595-3
72721 森崎簡易郵便局 11:00  8609  佐伯市蒲江大字森崎浦145-60
72051 蒲江郵便局 11:10  8610  佐伯市蒲江大字蒲江浦3394-1
72152 下入津郵便局 11:20  8611  佐伯市蒲江大字竹野浦河内377-7
72254 西野浦郵便局 11:25  8612  佐伯市蒲江大字西野浦1243-4
72711 楠本簡易郵便局 11:40  8613  佐伯市蒲江大字楠本浦682-5
72125 畑野浦郵便局 11:50  8614  佐伯市蒲江大字畑野浦660-7
72722 尾浦簡易郵便局 12:00  8615  佐伯市蒲江大字畑野浦2824
72201 色利郵便局 12:20  8616  佐伯市米水津大字色利浦330-3
72033 米水津郵便局 12:30  8617  佐伯市米水津大字浦代浦700-3
72158 東中浦郵便局 12:50  8618  佐伯市鶴見大字丹賀浦287-1
72189 中浦郵便局 13:05  8619  佐伯市鶴見大字羽出浦372
72136 鶴見郵便局 13:15  8620  佐伯市鶴見大字地松浦1066-7
72034 木立郵便局 13:30  8621  佐伯市木立桟敷中通1407-2
72806 青山簡易郵便局 13:50  8622  佐伯市大字青山5430-1
72120 下堅田郵便局 14:00  8623  佐伯市大字堅田6049-1
72734 上堅田簡易郵便局 14:10  8624  佐伯市長谷7500-2
72157 海崎郵便局 14:35  8625  佐伯市戸穴194-8
72047 西上浦郵便局 14:45  8626  佐伯市二栄1172-10
72113 上浦郵便局 14:55  8627  佐伯市上浦大字津井浦1460-9
72144 落浦郵便局 15:15  8628  津久見市四浦3716
72132 日代郵便局 15:35  8629  津久見市大字網代475-12
72798 津久見千怒簡易郵便局 15:50  8630  津久見市千怒字清水540-1
72217 津久見青江郵便局 15:55  8631  津久見市セメント町6-18
72131 津久見徳浦郵便局 16:05  8632  津久見市徳浦宮町4-43
 

2007年01月18日(木) ゆりかもめで局巡りの巻

01552 お台場海浜公園前郵便局 9:00  8633  港区台場1-5-4-301
01475 テレコムセンター内郵便局 9:15  8634  江東区青海2-38
01456 TFT内郵便局 9:30  8635  江東区有明3-1-22
 
フクロウ付き仕切り線
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