道東編200

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2004.8.23〜8.24 「北の国から〜2004 アメ」

 さあ、今日から道東に移っての釣行。天気は、北海道に来て最高となりました。レインウェアを着ることなく釣りができることに感謝しながら車を走らせました。とりあえず岩魚が釣れるところを目指しポイント探し。途中、本日お昼で食すジンギスカンの食材を注文し、入渓。

 青空の下、#10のライトケイヒルやアダムスを流れに乗せると元気よく何匹も岩魚が遊んでくれます。普段からこのくらい出てくれるとうれしいんだけどと思いながら、続けていくと、パッタリと岩魚が釣れなくなってしました。どうしてだろうと思っていると・・・アメマスが数匹目の前に現れました。アメマスが泳いでいるので怖くて岩魚が出てこれなくなっているようでした。これは狙わずにいられない。つけているフライをマラブー系に代え、シンクをたっぷりつけてアメマスの顔の前を探ってみるが・・・全く食べようとしない。これは、やる気のない魚だなということで、少し上流に移動。すると、いましたいました・・・このポイントでも数匹のアメマスを確認。早速、フライを流し込んでみます。何度も何度も繰り返し。しかし、フライだけが手元に帰ってくるだけ。だめだなと思ってラインを強く引いたとき、ドンという手ごたえがありました。強くひきあげたときフライの動きが変わり、それに反応してパクリと食いついたようです。ロッドを強く曲げ、ラインを引こうとしますが、水が少なかったせいもあり、何とか浅瀬に引き上げることができました。42センチのその魚体は、見事。昨年は、狙っていたものの釣れずに悔しい思いをしましたが、今年は、何とか釣ることができ感動。何枚も記念撮影。

 ここで一息しようと、ポイントを移動。川原にバーベキューの準備をし、ジンギスカンを鉄板へ。おいしそうな匂いが、ポイントにひろがり、空腹であることを思い出させてくれました。もちろんそれを満たしてくれるおいしさ。たくさん食べ、すぐに岩魚釣り開始。もちろん、このポイントでもたくさん釣れます。すると、また上流で大きなアメマスがライズをしました。今度のは、60センチ級のやつ。これも狙うしかないということで、タックルをチェンジ。ポイントに沈めこめます。キャストを何度も繰り返すのですが、時折、フライが見事に通過した後に、ライズをする。何かを食べているようではないと思うのだが。ためしに、#10エルクヘアカディスに変えて、ポイントへ流し込んでみる。すると・・・したからドカンとひったくるようにフライが水面に消えました。ロッドがグーンとしなり、ラインを引っ張られたのですが・・・これは、アメマスではない。それだけのサイズがないのは、水面の中でぎらぎらしている様子から感じられた。袂に手繰り寄せてみると、ヒレピンの30センチの山女であった。アメマス用にティペットをつけていなかったのにもかかわらず山女は出てきてくれました。その後、アメマスを狙うも結局ストライクせず終了。最後に、岩魚をもう一度釣りなおし納竿。おいしいジンギスカンとアメマスで満足のいく釣りができました。

 さあ、いよいよ今日(24日)は、栃木に帰る日。最終日は、観光になっていたのですが、朝からまた雨。本当によく降ります。天気がよければ、納沙布岬でもいこうかと思ったのですが・・・ゆうあんでおいしい朝食をとり出かけるにも足が重くなってしまい、オリンピックの結果を確認。女子アマレス金メダル2つ、銀メダル1つ、銅メダル1つ、アニマル浜口の応援に感動しながら時間が流れていました。

 すると、ゆうあんの村上さんが近場に釣りに行きますかと誘ってくださいました。もちろん二つ返事で再度レインウェアを着込みポイントへ、もしかするとアメマスが上っていているかもしれないということで、深場を攻めます。今日も昨日と同じようにシンカーをたっぷりつけて、マラブーやエッグを沈めます。何度もキャストを繰り返す。マーカーが少しでも変な動きをした時は、合わせるように。1時間ぐらい同じようにやっているとマーカーが流れと逆に動き、根がかりかと思ったのですが、とりあえず合わせるように、ラインを引いてみた、すると、重みがラインを伝わり、ロッドがしなった。この引きは、アメマス。やや興奮気味でラインを手繰り寄せ、岸に寄せる。昨日釣ったやつよりも1センチ大きい43センチの魚体。これまた、何枚も記念撮影をし、リリース。

 釣り上げたポイントは、荒れてしまったので、下流にくだり、また、深い場所で同じようにキャスト。このポイントでも、時折浅瀬に出てきたアメマスなどのでかいやつを確認することができた。本来、食欲のないアメマスであるので、なかなかフライが顔の前を通過しても、素通り。リリースするから少しは反応してと思いながら、それから5時間ほど続けましたが、先ほどのアメマスで17:15終了となりました。そこから、飛行機の出発が19:40であるのでかなり急いで帰り支度。村上さんに感謝し、ゆうあんを後にしました。そこからとばしました。かなり・・・レンターカーを19:15に返し、19:20に空港につきました。座席は残り4席となっていて、危うく乗れないところでした。着替える余裕もなく、私は、釣りをする格好で飛行機に・・・。一路羽田に飛び立ちました。

 今年は、例年より短い釣行となった。雨が多く4日釣りをして3日降ってしまった。しかし、その状況の中、最高のフライフィッシングができたのもガイドさんのおかげである。台風が接近し、雨は降ってしまったが、そのおかげでアメマスが上ってきてくれた幸運も訪れた。昨年ストライクできなかったアメマスを今年はリベンジ。来年は、大物のレインボーを釣り上げたいと目標を立て今年の北海道釣行記納竿。