道東編2006

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2006.8.21〜8.22 「大きな充実感」
 旭川から釧路へ前日のうちに移動し弟子屈にある「ゆうあん」でのんびりし道東での朝を迎えた。毎年「ゆうあん」でのんびりすることがとても楽しみにしているので、昨日の夜は遅くまで今年の釣りの様子について話し込んでしまった。

 さて、21日(月)の朝。どこで釣りをしようかと前日のうちにリサーチしておいた河川へと向かう。3日前の雨でかなり増水してしまい、昨日見た時は少し穏やかになってきていたので、今日はさらに・・・という期待を胸に車を走らせた。到着後早速ウェダーに履き替え入渓。ヤブコギしていかないとポイントの様子が分からないのでがんばって歩を進める。しかし、着いてみるとやや増水。にごりは少ないがいくつかのポイントをたたいてみるものの反応も渋い。ここは、歩くのも辛いのでほかの河川へ向かうことに・・・

 次のポイントは、数年前にレインボーでいい思いをしているところ。増水の影響は、若干残っていたが、十分釣りになる様子。早速、テレストリアルを流れの中に忍び込ませると、始めのポイントから気持ちよくストライクオン。派手なジャンプを繰り返すやつのいて、サービス精神が豊富であった。手繰り寄せられたレインボーは、ひれピンのいいやつであった。次からも、緩やかなポイントをたたいていくと、元気のいいやつが何度もアタックを決めてくれる。サイズは25pから30pぐらいの型がそろった。日が昇ってきてドライに反応が鈍くなってきてからは、ニンフで下を探ると今まで何の反応なかったところから、ストライクすることができた。

 上流へ足を進めると次から次へと魚がいそうなポイントが現れ、釣り人の心を揺さぶる。ある程度の流れと深さ、木陰の三つの条件がそろったところには、増水で餌を3日間待ち続けた魚がいてくれ、ロッドを気持ちよくしならせてくれた。十分満足の行く釣りを堪能し、今日予約しておいた釧路の居酒屋へ直行。夜は、海の魚たちに癒されました。秋刀魚、鰊、ツブガイ、ホッキガイなどなどとてもおいしゅうございました。 

 2006年の北海道もいよいよ最終日。二日前から様子を確認しておいた河川へ今日こそはという気持ちで向かう。途中の下流域では、減水しているのが見え「今日こそは・・・・。」いつしか不安な気持ちが釣りができる確信へと変わっていった。

 とりあえずメインポイントである上流域でなく下流域のポイントから攻めていくことにし、にかるんだ湿地に足をとられながら入渓。とりあえず、エルクヘアカディスを水面に落とす。落とす。流す。が、反応なし。丁寧にもう一度、投げる。落とす。流れていく。何度も繰り替えすが、自分の動作に変わりはなかった。

 フライが合わないのかも・・・テレストリアルにチェンジ。同じように一通りたたく。しかし、こちらも同じような結果であった。これは、もう食べているステージが違うということで、ルースニングで沈めて探ることに・・・すると、すぐに反応があり、25cmから30cmのレインボーがマーカーを水中へ消しこんでくれた。やっとロッドをしならすことができ満足。しばらくこのスタイルでポイントを探ることにした。増水していて、まだ水量が安定していないせいか。このニンフの釣りの方が、はっきりと反応が出てくれる。この後はコンスタントにあたりを感じることができた。

 ひとしきり、下流域をたたいたので今度は少し上流へと車で移動。今度は、ドライでの釣りを楽しむことにした。このポイントでは、マドラーでたたくことにし、気合を入れて挑戦したのだが、なんだか結局はルースニングをしていた。このポイントでも結果は同じようであった。そこで、再度移動を試みる。

 次のポイントでは、テレストリアルで丁寧にたたきあがることにした。先行者がいたようで足跡も見られ、思うようなアタックがなく苦戦を強いられた。帰りの飛行機の時間もせまっていたのでここであきらめることは、北海道の釣りの終了を意味するので、くじけずにフライを流れの中に。できるだけ多くのポイントを探るようにして行く。そうすると時折、レインボーが顔を出してくれ、小さいながらも私を癒してくれた。

 癒しの時間を飛行機の時間までしっかり堪能後、いつも通り1週間の釣り納め。温泉に入り体ごとリラックスした。この最後の温泉の時間が今年も無事最後まで釣りができたこと感じさせる。大物との格闘は今年は、ほんのひと時となったが、いつ出るか分からないその瞬間をいつも夢見ていたいと思う。来年もこのフィールドで思いっきりキャスティングしてロッドをいやというほど曲げてみたい。2006北海道編ひとまず終了。