1999年1月から12月放送 NHK 大河ドラマ「元禄繚乱」 

滝沢秀明:

吉良左兵衛義周(きらさひょうえよしちか)/米沢藩主・上杉綱憲の次男で、5歳の時吉良家に養子に入る。赤穂浪士討入の夜には養父吉良上野介を助け奮戦するが、重傷を負う。 

今井翼:

矢頭右衛門七教兼(やとうえもしちのりかね)/赤穂浪士勘定方だった父の遺言により盟約に加わる。討入では父の戒名を兜頭巾に納めて戦った。大石主税に次ぐ年少者17歳。

ふたりとも「ホントにタイヘンだった」というものの、その一生懸命な演技はワタシの心にとっても響きました。ついでに、ラブストーリーじゃなかったのもいい(爆)。

ズラも最初は見ている私もウケてしまいましたが、慣れてくるととっても凛々しくて良かったです。

ワタクシよこじゅんは恥ずかしながら「忠臣蔵」についてはまったく知らなかったんですが、このドラマにすっかりはまってしまいました。そういうたきつばファンは多いのでは??

 

たっきー演じる義周と翼演じる右衛門七は敵同士という設定。

たっきーはストーリーの設定上、翼より4ヶ月早い1月から収録開始(放送開始は4月)。最初の登場では小鳥を手に乗せ、いかにもおぼっちゃまという登場!!ぜいたく好きな吉良家に養子に入ったため、いつもきれいな衣装を着ているのね。ほんとに麗しいです!!でもまもなく養父上野介(石坂浩二さん)の身を案じるシーンばかりとなっていくのです。「父上」っていうセリフがいつも悲しいです。最初ちゃーんと正座ができなくてかえる座りをしていたとか、「ござる」っていうセリフを「ごじゃる」っていうんだと思いこんでいて監督さんに「ござるってちゃんと言え」ってしかられたとか(笑)。

一方、翼は5月末から収録開始(放送開始は9月)。四十七士の一人の役となっていたので出演が少なかったら寂しいなぁとよこじゅんは心配していたんですが、とってもインパクトのある役です。「父の遺言を守って討入を」、とのとても一途な役なのです。ただし、浪人なのでとても貧乏(泣)。討入準備のため大阪から上京するときも飲まず食わずでやってきたため命絶え絶え。そんな一途な姿が他の浪士の心を打つんですけどね。討入のトップである大石内蔵助役の中村勘九郎さんにご指導いただいたことがとても刺激になったようです。豪華絢爛なタッキーとは正反対に、いつもボロボロの衣装。でも本当の右衛門七も「紅顔の美少年」だったとか。

 

たきつば共演

たっきーと翼は敵同士。つまり討入までは顔を合わすことはないはずでしたが…。たきつば共演ストーリーが特別に「フィクション」でありました。

10月10日放送分から、たっきーと翼が堀内道場にそれぞれ剣の腕を磨くために通うのです。なんの気なしに手合わせをすることになる二人。お互いを傷つけ合うことになるとは全く知らず、一途に練習する姿はなんだかほほえましくも悲しい・・。やがて同じ年頃同士として友情を深めていくんですけど、特にたっきーおぼっちゃまが今まで同年代の友人がいなかった分、すっごくうれしそうなのが…ねぇ。

ところが、11月7日放送分にて、翼は今日限りで道場に来れないとたっきーに伝えます。そこでたっきー「ならばうちに来てゆっくり話をしないか??」と自宅に誘います。

翼がついていってみると、なんとそこはまさに敵の家。ただただもう気が動転しているという翼の表情がつらいです。たっきーはゼンゼン気がつかないんですけど。

そして吉良家へ行ったと勘九郎さん演じる内蔵助にうちあける翼。

「そうか。吉良家当主義周と友になったか。右衛門七、そなたに友が斬れるか?」

翼きりっと顔を上げて「斬りまする。父の遺言を守りとうござりまする。」えーん、カナシイですねぇ。もう辛すぎてウルウルしてしまうシーンです。

そして11月28日放送分。たきつば対決です…・。見たいような見たくないような…。詳しくは「たきつば IN 討入」で。

これらの放送分は「NHK大河ドラマストーリー 元禄繚乱討入」に写真が出ているんですが、もうセリフを読んだだけで涙が出てしまいます。

 

たきつばのツボ

たっきーのツボはなんと言っても烏帽子姿の時でしょう!!(8月22日放送分)。3月ごろ収録しており、TVKIDSに写真が載っていたときから、その麗しさに惚れ込んでおりましたが、実際の放送は10秒あるかないか(泣)。それはストーリー上は、たっきーはチョイ役なんで。

翼のツボは、ほおかむり姿のときでしょう!!(9月26日放送分)。この日のストーリーでは命絶え絶え江戸に着くというところしか出ないと思っていたら、他の浪士と一緒に見まわりをするというシーンで突然、ほおかむり姿の翼がぁぁ。ごめんね、翼のいじらしい姿に思わず笑ってしまいました。でもそのいじらしい一途な姿が本当に右衛門七の一途さを伝えていて、せつないです。

そうそう、翼、「遊女とのシーン」なんて、おねーさんどきどきしてしまうシーンもありましたが(笑)、いつも本当に一途に真剣な表情での演技、元禄繚乱のHPで撮影スタッフの方の日記なるコーナーでも取り上げられていました!!詳しくは電脳細見元禄繚乱へ。

それから「討入まさに今、出陣」という瞬間の翼も最高です。ポニーテールのような頭にきりりとハチマキを巻く姿がアップになって。

たっきーはお茶を点てるシーンがあったんですけど、よこじゅんも頂きたいですぅ。「結構なお手前で」って、ね。

 

 

討ち入りのあと…・12月5日放送分

翼はまず泉岳寺でのシーンが映ります。殿の墓前でみんなが「殿」って言って泣いているシーンですが、実は11月28日放送分とはちょっと映像が違いました。11月28日分は翼は泣いていなかったんですけど、今日は泣いてましたね。目をしばしばさせて。

そしてその泉岳寺に、幕府から武装解除を命じる使者が来たときのこと。内蔵助のすぐ後ろに翼、います!!ほんとにすっかり「おサムライさん」だわぁぁ。初登場のときに比べると、右衛門七として心理的にしっかりしたんでしょうね。

そのあと、四家に預けられることが決まったシーン。「神崎与五郎、矢頭右衛門七ら…」は、なんてとこでアップです。討ち入りのときのバサバサ頭に比べて、ここではすっかり整えなおしてあって、カッコいいです。水野さんちにお預けなんですねー。

そして四家に分かれるとなって、最後、内蔵助が四十五士の前であいさつ。そしてひとりひとりに内蔵助のお声がけ!!これねー、かなりよこじゅんはウルウル。

内蔵助「右衛門七、べっちょないか?」右衛門七「はっ。べっちょございませぬ」ここで内蔵助が右衛門七の右頬をかるくペシャッとたたくんです。翼アップ!!内蔵助「てぃっ」そして後ろの人のほうに歩きながらまた背中を後ろ向きのまま、2回バシバシっとたたくんですねぇ(笑)。

そういえば、翼が元禄の収録のとき上半身ハダカで歩いていたら、勘九郎さんに背中をバシッとたたかれて「たたきたくなるような体をしているなぁ」とかいわれたんでしたっけ(笑)。もうこれは愛ですね。かわいがってもらったのねぇ、翼くん。

たっきーは負傷して寝ていました。祖母が訪ねてくると、「無念、無念にござりまする」。「きをうしなわさにせねば、最後まで戦えたものを…」「この身をずたずたにきりきざまれ、見事死ねたものを…」って言うんだけど、それは右衛門七くんの愛なのよぉぉぉ。友情なのよぉぉ。「死ぬなよ、よしべえどの」って聞こえなかったのぉぉ。義周は右衛門七をうらむんだろうなぁ。おねーさん、かなしーわぁ。

 

 

ホームページに戻るでござる

「たきつば IN 討入」に進むでござる