1999年1月から12月放送 NHK 大河ドラマ「元禄繚乱」の クライマックス!!
1999年11月28日放送第47回「四十七士討ち入り」

滝沢秀明:

吉良左兵衛義周(きらさひょうえよしちか)/米沢藩主・上杉綱憲の次男で、5歳の時吉良家に養子に入る。赤穂浪士討入の夜には養父吉良上野介を助け奮戦するが、重傷を負う。 

今井翼:

矢頭右衛門七教兼(やとうえもしちのりかね)/赤穂浪士勘定方だった父の遺言により盟約に加わる。討入では父の戒名を兜頭巾に納めて戦った。大石主税に次ぐ年少者17歳。

 

 たきつば登場シーンを放送開始からのカウンタにてご案内しますぅ。画面に顔が映らなくても真剣に演技している翼くんの熱演、お楽しみくださいねー。ちょっとマニアックかな(笑)と思ったけど、やってみると映像を作ったひとの気持ちがすこーし分かったような気がしたな。

3'55

翼、表門組の一員として、表門前に到着。画面右端2列目。はちまきをして、ポニーテール状態の若者です。

4'24

翼、勘九郎さんの「かかれっ」という声がかかり、はしごを持った浪士が門まで向かうところで、画面右端2列目。このポニーテールで、見つけてください(笑)。

4'36

翼、本当は吉田栄作さん演じる岡嶋忠嗣に焦点があってる映像ですが、その前に立ってはちまきをしている頭だけが映ってます。この眉毛は翼でしょ。りりしーい。

4'58

翼、開いた表門に皆で入っていきます。勘九郎さんのうしろのほうの右端なんだけど、さすがにちょっと見づらいかしら??

5'03

翼、早足で進んでいきます。今まさに画面右下。

5'51

たっきー、物音に気づき、ふとんからがばっと起きあがる。刀を取り、父吉良上野介の部屋へ走る。

6'34

たっきー、父の部屋へ走りこんでくる。「父上、賊が…」。上野介を抱き起こし、父の刀を取って渡し、「はよう、お逃げになってくだされ」「一学、父を頼んだぞ」と言って、走って賊に立ち向かいに行こうとする。そこで父(石坂浩二さん)「義周!」と声をかけると振り向いて、一つ大きくうなづいて走り去る。うわー、男っぽい!!でもこれが父上との最後だったのね…。吉良家に養子に来たばっかりに…。

12'54

翼、右手でふすまを勢いよく開けます。わーい、翼、りりしい!!
左手には長い槍と明かりを持ってます。3歩歩きます。

12'56

翼、3名一組になって廻っているので、他の2名と中の様子を覗うしぐさが後姿のショットです。このとき早くも長槍は右手に持ちかえられています。(ちょっと早すぎ)

13'00

翼、中にいないのかどうかを確かめるため、つかつかと踏み入っていきます。横顔がたまらなく凛々しい若武者です。すでにこのときまでに誰かを斬ったのか、翼??左耳のあたりのハチマキに返り血がついてる…。

13'02

翼、つかつかと進むので、他の浪士に止められる。驚いてその浪士を見る翼。あごのあたりにも返り血が…。年長浪士は合言葉である「山」と言うと、人の気配はあるのに返事がない。そこでふすまに向かって槍をひとつき。翼、身構える。前からのショット。ふすまから吉良のけらいが出てくる。そして…。

13'11

たっきー、その陰から登場。たっきーは後ろ姿のショット。正面から翼が向かってくる。このときはまだ気づかないんだよね…。

13'13

たっきー、翼の長槍を刀ではらいのける。翼、刀を抜く。たっきー、翼の同士に斬りかかられ、少しだけよろめく。

13'15

翼の左手に持っていた明かりが投げ出され、アップ。

13'16

二人の殺陣。翼、たっきーの額を斬る。ちょっと血がでちゃったね、たっきー(泣)。しかし「こんちくしょー」と言わんばかりに相手を見ると

13'20

悲しげな音楽。翼アップ。義周だと気づいて驚く翼。

13'24

同じく右衛門七と気づくたっきー。「おぬし…」

13'25

画面右にたっきー、左に翼。びっくりした声で「右衛門七殿」。
翼は、とうとうこんなときがきてしまったかと申し訳なく思うような声で「義兵衛殿・・」。

13'30

たっきー「そうであったか」。悔しげなそして悲しい表情となって「おぬしはぁぁぁっ」向かって行きます。えーん(泣)。

13'34

二人の殺陣。ダンスみたいにキレイ。

13'40

「うわぁぁ」という声とともに翼、たっきーに斬りかかると、翼のほうが胴を切られ突っ伏してしまいます。

13'45

突っ伏して動かない翼に、戦闘体制だったたっきーの表情が、一瞬驚きというか心配そうな顔になります。

13'47

翼、がばっと起きあがり、胴がアップ。よろいを着けていたんで、斬られなかったんですね。

13'49

翼アップ「父の形見に救われ申した」そうだそうだ、父の遺言を守るために討ち入りに参加しているんだもん。お父さんの顔がうかんだのかな??

13'50

二人の殺陣。めちゃ真剣。

13'55

翼がたっきーを柄でみねうちにする。「うっ」というたっきー。このシーンが朝日新聞の番組紹介欄に載っていたんだけど、写真の角度と映像の角度は違いましたねー。

13'57

気を失って倒れるたっきー。ちゃんと麗しい顔が見えるようにあおむけ。

14'01

あわててかけよる翼。やっぱり心配そうななんとなく後悔してるような顔。たっきーのことを覗き込んで見ると、別の部屋で戦っていた年長者が駆け寄ってきて「えもしち!!」「えもしち!!」「大事無いか??」

14'06

翼「はぁっ!!」部屋を映し出していたあかりを手に取って、年長者「よしっ、進むぞ!!」ここで部屋を出ていってしまいます。

14'10

たっきー、部屋で気を失ったまま、くるしそうな顔で仰向けになっています。アップ!!口元がぴくっと動きます。
よく考えると、ここで右衛門七の仲間の浪士の誰もが右衛門七と斬りあいをしていたのが義周だということに気づいていないんですねー。もし義周だとわかっていたらどうなってたのかな??これは結局はフィクションの場面なんですけど、右衛門七にみねうちにされたからこそ義周は命は救ってもらえたわけですね。

29'32

そして赤穂浪士が炭小屋にいた吉良をとうとう発見し、合図の笛が高らかに響き渡ると、吉良を一生懸命探していた浪士たちが急いで内蔵助のいる場所へ向かいます。主税がアップになっているその2人後ろに翼が映ってます。

29'33

走っていく翼、画面左!!

29'50

内蔵助の前にぞくぞくと集合し、捕らえられた吉良をみんな凝視しています。ちっちゃいけど、翼、画面ちょうど真中で、奥田と片岡のちょうど間から覗き込んでます。

29'55

でも見えなかったのか、今度は左端から2番目(後ろ)吉田忠左衛門と不破のあいだから覗き込んでます。

30'07

内蔵助、捕らえられた人物が吉良かどうかを確認するため、岡嶋を呼び寄せます。岡嶋の右肩の後ろに翼の頭がちょっと映ってます。

30'16

岡嶋が吉良の前に進み出て、顔を確認する場面。画面右上隅。吉田のうしろに翼、います。

30'37

翼、やはり画面右上隅。「大夫、吉良上野介をしとめしは…」としゃべってる人のほうをちゃんと向いて話を聞いてます。良い子だ、つばさぁ。めちゃ

31'00

翼、勘九郎さんのちょうど右の手のほう、いちばん白く雪がつもった木の前に、刀を抜いて自分の前に立てて、神妙な顔で座ってます。

31'34

吉良「みどもを真の仇と思うてか?」と言うと、内蔵助アップ、主税ら3人のショット、堀部安兵衛らのショット、という順番で映るんですが、その堀部安兵衛と内蔵助の間の後ろのほうに翼、目を光らせて吉良を見つめています。

31'58

内蔵助「間重次郎、一番槍の…」と言うと、内蔵助の奥のほうに、翼が映ってます。よく考えると、この翼がいた位置は、内蔵助と吉良のやりとりをちょうど真横から見られる角度で、たいへんオイシイ角度だったと思います。

31'21

間重次郎が「皆に代わりて・・」っていうまでに浪士をずっと端から映して行くんですが、そろそろ翼だっ!!と思うその瞬間、堀部安兵衛の右肩うしろに顔半分映ったというとこで、勘九郎さんのショットになってしまいます(泣)

33'01

吉良を討ち、堀部弥兵衛が泣き崩れると浪士も次々に涙ぐみます。堀部安兵衛の左隣で「果たした!!」という感極まった顔をしてる翼がいます。そうだよね、翼は父の遺言を守るために一生懸命やってきたんだから。「父上、遺言守りましたでござりまする」とか思っていたのかなぁ??

34'28

邸内の明かりを始末して参れ、との内蔵助の言葉に「はぁぁっ」って言って中に入っていこうとする浪士たち。テロップ「裏門内」の「門」の字がかかってる人の前の人が翼です。

35'43

翼、廊下に灯されたろうそくの火を消す横顔です。消すと横顔は月明かりに照らされます。

35'48

翼、口をきりっと結んだりりしい表情で、その横の部屋に入っていきます。

35'51

翼、画面右、きりりとした表情で立ちます。部屋のまんなかには、まだ気を失っているたっきー。

31'53

たっきーアップ。翼の持つ明かりでたっきー照らされますが、一瞬反応するものの起きません。眉間に皺をよせてます。

31'55

画面はたっきーの顔、翼の声「死ぬなよ」

31'56

翼アップ「義兵衛殿」
どういう表情って説明のしようがないんだよねえ。すっごい悲しんでいるというわけでもなく、後悔しているわけでもなく、もちろん勝ち誇ったわけでもなく。あんまり見たことない表情だったかも??

36'02

翼、部屋を立ち去り、依然気を失ったままのたっきー。やっぱ苦しそうな顔。

36'29

浪士たち、次へ向かう前に水を飲んだりしてます。翼、渡されたひしゃくを受け取ってます。充実感みたいなのがあふれてるいい顔ですぅ。

36'57

内蔵助「おのおのがた」と呼びかけると、浪士たち内蔵助のほうを向きます。翼、画面右端の真中らへん。「ひとりもかけてはおらん」と内蔵助が言うと「おおぉ」と言って、隣のひととうなづきあってます。

37'27

吉田が「助右衛門!」というと、なんと右衛門七は彼のとなりに立っていたんですねー。おいしい位置にいたもんです(笑)。

39'45

隊列を組んで泉岳寺に向かうわけですが、辰巳琢郎さん演じる大高源五のうしろ、小倉久寛さん演じる前原伊助の前です。

40'04

大高アップ、「紫鵬さま、おみごとじゃ」って声をかけられるんですが、その後ろが翼なのよー(泣)。辰巳さん、ちょっと背が高かった。

40'59

泉岳寺について、殿のおはかの前で一同勢ぞろい。翼、一番うしろの列の後ろから見て右から2番目。うしろからカメラが追って行きますが一番はじめに真中に映ります。

42'26

内蔵助が殿に向かって話しかけ、「こたえたてまつります次第にございます」というと、あちこちから「殿」「殿」と嗚咽が聞こえます。ここで3番目のショット、三浦浩一さん演じる神崎与五郎のうしろに、(ツーショットで)翼、映ります。さすがに翼は泣かないね。殿の顔も知らないもんなぁ(でも大先輩東山さんです)。

 

 

 

たきつばのツボ

たっきーのツボはなんと言っても父上をお守りしようと勇んでいるとこかな。そしてその憎いと思っていた敵に仲良しだった右衛門七がいたなんて、憎さ100倍??

翼のツボは、全部(笑)。てゆうか、右衛門七としては、この日のことはずーっとイメージトレーニングしていたとは思うんだ。やっぱそれだから、みねうちにしたのかな??それとも本当は斬るつもりだったのにとっさにみねうちにしたのかな??でもやっぱり同士のみなさんと一生懸命やってきたから、それを無事達成した充実感はあるように感じました。「死ぬなよ」っていったときの表情はどんな感情だったんだろう??

そうそう、翼、いつも本当に一途に真剣な表情での演技、元禄繚乱のHPで撮影スタッフの方の日記なるコーナーでもまたまた取り上げられていました!!詳しくは電脳細見元禄繚乱へ。

 

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