アイ・アム・サム 主演: ショーン・ペン,ミシェル・ファイファー, ダコタ・ファニング,ダイアン・ウィースト 監督: ジェシー・ネルソン |
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久しぶりに(1年近く)2人で見た映画だ。 「見に行こうと!」と言った時間がもうお昼をかなりすぎた時間で、映画館に着いて、「何を見ようかな?」と考えている余裕もなく、つれ合いが「今いまもう始まっているけれど、この映画でいいでしょう!」と言って見たのがこの『アイ・アム・サム』だった。今回私には全くといっていいほど、予備知識もなく見た映画だ。 ところがどっこいこの映画、私的には「大ヒット」だった。映画館の暗さに気をつけながら席に着くと、ちょうど病院でサムの子ども=ルーシーが誕生する場面だった。(この場面に間に合っていて良かった。) サムは、知的障害者で、7歳の知能しかない。そのサムがお隣のアニー(何十年と引きこもりの女性)に助けてもらいながら、ルーシーの育児に奮闘する。 ところがルーシーが7歳になると、父親としての能力がないと判断され、ソーシャル・ワーカーにルーシーを取り上げられてしまう。 ここからひょんなことから彼の弁護を引き受けることとなった一流弁護士リタとサムとのそれぞれの真剣な闘いと生活が繰り広げられる。 ルーシー演じるダコタ・ファニングちゃんのかわいくも、父親サムを思い、愛する演技力には引きつけられた。弁護士リタのテキパキさにも感心したが、一流の裏にある家庭の現実を独白する場面にも考えるものがあった。 結局子育てにもっとも必要なのは、知能の高さなのではなく、子どもを愛する心と行動力だと、この映画を見てつくづく感じた。でも現実にはもっと難しい場面があるのだろうが・・。 この映画に出てくる人たちは、本当にいい人ばかり(ルーシーを引き取る里親さえも)であった。 「Diary アイ・アム・サム」へ! ワーナー・マイカル・シネマズ広島 |
ハリーポッターと賢者の石 主演: ダニエル・ラドクリフ 監督: クリス・コロンバス |
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妻が子どもを連れて先月すでに見に行ってしまったので,これは今年(2002年)最初の「一人で見た映
画!」(でも妻と子どもは同じ建物にいて遊んでいた。) 結局楽しませてもらった。ハリー役の少年も聡明そうで正義感が強く,でも何となくひょうひょうとしている感じがよかった。 また右の写真の2人(学校の友達),ハーマイオニーとロンとの絡み合いや,3人が何回もこそっと寮を抜けだしてホグワーツ魔法魔術学校に隠された秘密を探ろうとする場面などはハラハラしながらも,子どもらしい好奇心と勇気と友情を感じさせてくれる。 しかもそこには,現実にはない(だろう)魔術・魔法や(魔法にかかっているのか)奇怪な動物や「もの」がわんさかと現れ,目が離せない。 さて映画紹介のページなどには・・「両親の死後、伯父の家でコキ使われて育ったハリー・ポッターのもとに、1通の手紙が届く。その日はハリー11歳の誕生日だった。その手紙は魔法魔術学校の入学許可証で、・・」とあるが,「え!1通の手紙かよ?これが。でも1通は1通か!」という届き方だ。何がなんだか分からないと思うが,いろんな場面で工夫を凝らしてあり,一つ一つが楽しい。 魔法世界も楽しいよ,と思わせてくれる映画だった。これもイギリスの風景や風土と合っているからだろうか。(イギリスにも行ってみたくなる。) 最後に,あっと驚いた。敵が敵じゃなく・・。と,これ以上は,まだ見ていない人のために書かないことにしましょう。本を買って3巻とも読んだ妻や2巻目も半ばを読んでいる息子にならって,私も原作を読みたくなってきた。 「Diary ハリーポッターと賢者の石」へ! ワーナー・マイカル・シネマズ広島 |
猿の惑星 主演: マーク・ウォルバーグ 監督: ティム・バートン |
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お盆の時期だからなのか,名作映画が多いのか,ものすごい人が映画館に殺到していた。妻は駐車場に入る
ずっと前に,チケットを買いに行き,私は駐車場探しに。正解だった。予定通り上映時間のチケットが買えた。でも前から2列目の席で,はじめてスクリーンを見上げる格好で映画を見た。 でも退屈せずに,首も痛くならずに面白く見られた。何と言っても猿たちのメイクがとても自然で,本当にこんな猿人がいるかもと思わせられる。 さて,この映画の舞台は,2029年の宇宙。人類は惑星間の偵察に、訓練されたチンパンジーのペリクリーズたちを起用していた。ところがそのペリクリーズが偵察ポッドともども姿を消す。そこで飛行士レオ(マーク・ウォルバーグ)は,捜索のため宇宙へ飛び出した。しかし,宇宙空間の異常か何かで,レオは宇宙船に戻れず,投げ出されるように落ちた。その落ちた星が言わずと知れた「猿の惑星」だった。 猿たちが主権を持つこの星では,人間たちは猿に追われ,奴隷となる身の上だ。今の地球と全く逆の人間と動物との関係が繰り広げられる。ここで一言・・・こんな世界,本当にあるかも知れない。立場を逆転させて分かることもある。 と,深刻に考える間もないほど,人類と進化した数多くの猿たちとの死闘が繰り広げられ,最後は人間と猿が共存する平和な星になった?・・・かどうかラストシーンを見るとよけい分からなくなってしまった。 でもエンターテイメントとしてはさすがよくできた映画でした。昔の「猿の惑星」を少し思いだしつつ,懐かしさもあって,こんなに人が多いのかも知れませんね。 「Diary 猿の惑星」へ! ワーナー・マイカル・シネマズ広島 |
A.I. 主演: ハーレイ・ジョエル・オスメント 監督: スティーブン・スピルバーグ |
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ここのところ評判のいいという映画を見て,少しだけ期待はずれの部分もあったので,おそるおそる見に行った。 結果は,よかった!さすがスピルバーグというところだろうか,もうそろそろ飽きるかなと思い始めるところで,場面がかわりスピーディーではらはらする展開を見せてくれた。 さて,主人公のデイビット君はA.I.(人工知能)を搭載したロボット。といっても姿形のみならず,感情までも人間そのものである。スウィントン家では子供の入院による寂しさを紛らわすために、愛をインプットしたこの少年ロボットのデイビッド君と生活を始める。・・・が,デイビッド君は,本当の子供の退院で家を追い出され,森に置き去りにされてしまう。 母親の愛情を求めるデイビット君は,母親を捜すため,未知の危険な世界に飛び出していく。その旅の途中で出会うロボットたち,そのロボットを追い回し,壊すことに楽しみを求めている多くの人間たちの姿を見ると,本当の人間はどっちだ?ロボットの方がよっぽど真の人間性というものを持ち合わせていると感じた。 人間は,どんどんと新しいものをつくりだしていく。それはすばらしいことだと思う。だが,つくるはしから捨てていく。こんな生活と考え方を続けていたら,この映画のある場面のように,とんでもない未来が待ってるかもしれませんね。 さいごに私がえらく気に入ったのは,スーパートイのテディ・ベア。とてもいい味を出していた。我が家にもいないかな? 「Diary A.I.」へ! ワーナー・マイカル・シネマズ広島 |