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旅行福岡、佐賀旅行記2ー久留米〜吉野ヶ里遺跡(2006年8月)
吉野ヶ里遺跡

昨日の二の舞?
 昨朝の二の舞にならなければと思いつつ床につき、朝を迎えると、またまた歯が疼く。何ということだ。保険証など持ってきてないぞ。と思いつつ、持ってきていた歯科の痛み止めを飲み、一時間もすると何とか痛みは我慢できるまでになったので、7時30分に予約していた朝食をとりに一階の広間に行った。朝食はまずまずおいしくて、ご飯はセルフサービスだが、こんなことは全然OKだ。量も多くなく少なくなくでちょうど良く、コーヒーのサービスまでついていた。これはちいさんが喜んでいて、しきりに「この旅館ヒットだったねえ。」と何度も行ってくれるので私も嬉しくなる。
 すぐに出発といかないのが、我が家族の悪い癖で、テレビを見ているとサンデーモーニングのスポーツコーナーで大沢親分と張さんが「喝!」「あっぱれだ!」とやっているのでついついみんなで笑いながら途中まで見てしまった。
 テレビをあきらめて?ようやく旅館を出発。ナビによると自動車道ではなくて一般道を走るらしい。どうやらその方が結果的にも近くて、お金も使わずにすんだ。
「昨日吉野ヶ里に行けずによかったね。それにしてもいいところに旅館をとっていたものだね。」とちいさんが言っていたが、歯痛を含めて(?)何か幸運がつづいているようだ。
 久留米のビルやお店街を「すごい都会じゃん。」とか言いながら通り過ぎると、まもなく佐賀県に入り、風景は一気にお米どころといった感じになっていった。
本当に吉野ヶ里遺跡が久留米からこんなに近いとは思いもしなかった。ただただ私の勘(感?)の鋭さかな・・。

吉野ヶ里遺跡〜とっても親切
吉野ヶ里遺跡1  吉野ヶ里に着いたのだけれど、入り口に迷ってしまった。ぐるーと外周を一周してまた最初の遠そうな駐車場に入り、そこから入場しようとすると、案内の人が、 「ここからはメインの場所に遠くて、今日は暑いから大変ですよ」と親切に、別の駐車場と入り口を教えてくれた。
 払った駐車券もその別の駐車場でお金を払わずとも使えるということだ。とっても親切。
いただいたタオル〜こうくん 今入った駐車場の係りの人も親切に地図まで用意してくれて「右折を3回繰り返してください」と教えてくれる。「広島だったら、こんなことはないよね。もう一回駐車料を取るよ。」と我が県の悪口だが、これはおそらくそうなのだ。山口も親切だったけど、久留米、佐賀もとても親切で気に入ったよ。
 メイン駐車場からメインゲートに入り、ようやく遺跡(復元だけど)探訪だ。
吉野ヶ里遺跡2  暑いからこれどうぞ、と無料で編み傘を貸していただいた。またタオルもどうぞと記念スタンプを自分で押して無料でもらえるのだ。小中学生の入場料は80円だから、これはおそらく収支に合わないだろうに、これまた気がきいていていい。それにこの傘とタオル、この暑さの中、ときおり置かれている打ち水(スプリンクラー)ともども本当に役に立った。

暑〜い。はたらく人は偉い!
吉野ヶ里遺跡  中にはいると、広い!ホントこれでは全部は回れない。でも卑弥呼がどこにいたか?本当にいたかは??だけれども、これだけでかい建造物を建てた(建てさせた)権力というのは存在したでしょうね。
 暑くてたまらないので、展示資料館に結構長くいたりした。優大がカメラを持って自分の興味のあるものを撮っていた。パンフレットも買ったが、実際に復元であってもこの大きさが体感できるには、やはり実際に見ないと分からないものだと実感した。
三度笠?ちいさんも社会科で使いたいのか、「はい恒心、そこに立って。」と壺との大きさ比べに使っていた。恒心君も素直だね。
 修学旅行に来て、歩き回らせれば、疲れて夜も眠るだろうに、とこれは教師の浅はかな考えでした。

竪穴住居から ちいさんが時々、係の人をつかまえては、「暑いですね〜。大変でしょう!」と声をかけている。係の人は、「いえいえ・・・。」などと応対している。
 さらに息子たちにバイトだとすると時給◎◎で、「できる?大変でしょう!」などと言っている。これもキャリア教育なのかな?

吉野ヶ里遺跡の空  右の写真をご覧ください。見ていただきたいのはです。とても立派な入道雲でしょう。
「雲が違う!」と家族の誰もが言います。確かに瀬戸内の雲とは違います。ゆったりのんびりとしかも大きく連なってお空に浮かんでいるという感じです。見ていてとても心地よいと思いました。

早めの帰宅〜お盆です。
 案内の人が親切だったので、家族4人ともしっかりアンケートを書いて、記念ボールペンをゲットし、ドリンク券をもらって、探すのも時間ロスかと思い、公園内のレストランへ入った。
 そのレストランで(割と高かった)昼食をとって、すぐさま東背振ICから自動車道に乗って、ちいさんと交代しながらPA、SAで休み休み帰ったが、九州では私たちと逆方向がものすごく渋滞していて、これでは有料の役目を果たしていないなと感じた。が、時期が時期、この時期に旅行に来ようという私たちの方が、珍しいのかも知れませんね。
 思いの外、混んでいなくて、ナビの予測時間どうりピッタリに自宅に着いてしまった。でもときおり意地になって自動車道で私が他の車と張り合うから横で誰かさんがやいやい言っていたような気がする。
 行くか、行けるか、分からず、でも行けて親切であたかかい九州の人に出会えて、歯痛などどこ吹く風の、あの大きくぽっかりと連なって浮かんでいた入道雲のように心地よい小旅行でした。


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