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ソフトボール入門
ウインドミルで投げよう

レッスン2 体重の移動と腰の回転


アイコン  腕を振ってるだけではつまらないので、体重を移動させ、腰を回転させましょう。

 体重の移動と腰の回転は、バッティングと非常に似ています。
 まず、レッスン1と同じように、足を軽く開いて立ちます。この状態で、体が向いているのが3塁、右手が2塁、左手が本塁でした。ここでバッターの気持ちになりましょう。右手にキャッチャーが座っており、左手のほうから投手が投げ込んできます。あなたは左へ小さく1歩踏みだし、体重を左に移動させるとともに、腰を回転し、体の正面が投手の方向を向くことになります。

 では、投手の気持ちに戻りましょう。腕を右真横に上げ、下に振り下ろしながら、左足を小さく左へ1歩動かし、体重を本塁側に移動します。同時に腰を回転させ、体の正面が本塁に向くようにします。この体重移動と腰の回転は、バッティングのそれと非常に似ています。手首の返しはレッスン1と同じです。ただし、腕と腰が当たるとき、体の正面は90度近く回転して、打者のほうを向いています。

 何度かくり返してみてください。ちょっと最初のポーズのバランスが悪いと思いませんか。右腕を右に出してるので、左腕を左にのばさないと、バランスがとれません。では、投げ始めのポーズを変更しましょう。いままでは、ゆったり立って、ただ右腕を右真横に伸ばしたポーズでしたが、左腕も左に伸ばし、体が「大」の字のようになるようにします(ただし、「大」の字ほど、足を開かなくていいです)。

 次に投げ終わったときのポーズです。左に伸ばした左腕をもし伸ばしたままだと、両腕が本塁方向に向かい、とてもかっこ悪いポーズになります。野球の投手を考えてください。右腕を大きく後ろに引いたとき、左腕は前に伸ばされていますが、投球がなされるときには左腕は折られて脇についています。同じように、体重の移動とともに左腕をたたみましょう。腰を回転させていますので、腕を振り終わったあと、顔が本塁を向いています。投げ終わった右手の先がキャッチャーミットを指すような感じでフォロースルーをしてください。

(練習2) 両足を軽く広げて両手をおろした状態から、左右の腕を左右真横にあげて大の字を作ります。このとき、右足に重心をかけます。なれてきたら、大の字のときに、左足が地面から少し浮くようにしてください。大の字から体重移動と、腰の回転、左腕をたたみ、そしてもっとも重要な手首の返しをきっちりとして、腕を振り抜きます。

 まだ、腕を早く、強く回す必要はありません。体全体がバランスよく動き、手首がスムーズに返れば合格です。




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