東三河、豊川のほとりで畑作
彼は非常に研究熱心です
市 川 靖 雄
  や す    お 

カネ市農園


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 市川さんのお宅は豊川市の北、旧一宮町。市川さんのお宅のすぐ近くを豊川が流れており、土地もその恵みをえて畑作に適したところ。市川家は5代以上続いている農家で畑作中心。靖雄さんは現在35歳のバリバリ。約1.5ha弱のうち30aほどがハウス栽培でなすとトマトを、20aほどをキャベツと人参。メインはブロッコリーで1ha。

 道長では市川さんの人参を利用させていただいているのだけれど、とにかくすばらしくおいしい。人参のくさみがなく、生しぼりのジュースにしたいほど。なんといってもエネルギーが満ちあふれているといった感じ。

 市川さんの畑でおいしい野菜ができるわけは・・・。とにかく土作りには人一倍こだわりがあるからだと思う。そのため、畑の土壌成分を分析して、その不足分をどうしたら補えるのか、など非常に研究熱心。


嬬恋にて
 そんな彼の姿勢は、自家用の野菜作り用の畑でのいろいろな実験というか試みにあらわれている。家庭用の密閉生ごみバケツを利用しての生ごみ堆肥づくり。韓国自然農法から学んだ緑汁作り。自分の家のトイレの浄化槽を利用しての、ミネラル活性水作りなどなどと、とにかく『微生物が土に効く』という話を聞くとじっとしていられないという感じで、時間があればとにかくどこかへ何かを見、聴きしにゆく。そして、それをちゃんと実行して試す。

 そんな市川さんの『モットー』というと『地球にとって必要なのかどうか』ということ。わたしたち人間は自分たちの勝手で農薬や化学肥料を使うし、良いと信じていろいろな資材を畑に投入したりする。その結果環境は過度に富栄養化ししてしまい、野菜を不健康にし、さらにはまずくしてしまったり、地下水の汚染まで引き起こす。地球にとって必要なことを第一に考え、実践することで、健康でうまい野菜ができるわけだし、健康な土があれば、そこで生活するわたしたちも元気にくらしてゆけるということ。

 科学や理屈は非常にみごとに自然界の出来事を解説してくれる。しかし、それらがみごとな自然を作り出したためしがない。それはたぶん理論と実践がうまく連結されていないからだと思う。それを農業という現場で実行しようとする市川さんの姿勢はすばらしいと思う。



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連絡先
カネ市農園 市川靖雄
〒441−1222
愛知県豊川市豊津町釜ノ口84
TEL/FAX:0533−93−2883